概要:
モノづくりを通じて創造性を養い、メカトロ製品の設計と製作に関する技術を習得することが目標である。基本的には、学生それぞれが自ら発想し、部品を用意し、設計と製作を行う。
授業の進め方・方法:
①最初の7週間は、モノづくりに必要な基礎的知識を基礎実験により習得させる。
②提示した競技形式のテーマ(競技部門課題)あるいは各自が自由に選んだテーマ(自由製作課題)のいずれかを選択し、設計、製作に着手する。
③アイディア発表会を通じて、プレゼンテーション能力の向上も図る。
④製作途中では適宜、報告書を提出させ、製作物の進度などを調査し、適宜指導を行う。
⑤創造製作発表会を通じて、製作物の実践的な発表を行う。
⑥最後に、パワーポイントの作成を通じて全体のまとめを行う。
注意点:
評価は、基本的に複数の教員による平均である。前期末の評価は、暫定的に、実験とアイディア発表を100点に換算したものとする。
最終評価は、基礎実験20%、アイディア発表会10%、中間検査①5%、中間検査②5%、作業報告書15%、発表会30%、最終パワーポイント15%とする。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンスおよび過去の創造製作Ⅰ発表会の説明 |
過去の創造製作I発表会を参考にし、創造製作Iの授業方針やどのような製作物を作るのかを理解することができる。
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2週 |
創造基礎実験① |
1班あたり7名程度に分かれ、創造製作に必要な最低限の知識を得ることができる。
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3週 |
創造基礎実験② |
創造製作に必要な知識を得ることができる。
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4週 |
創造基礎実験③ |
創造製作に必要な知識を得ることができる。
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5週 |
創造基礎実験④ |
創造製作に必要な知識を得ることができる。
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6週 |
創造基礎実験⑤ |
創造製作に必要な知識を得ることができる。
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7週 |
創造基礎実験⑥ |
創造製作に必要な知識を得ることができる。
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8週 |
創造基礎実験⑦ |
創造製作に必要な知識を得ることができる。
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2ndQ |
9週 |
競技部門テーマ発表 アイディア発表会のためのパワーポイント作成 |
競技部門および自由部門を選択し、どのような作品を作るのかを検討しつつ、アイディア発表会のためのP.P.を作成することができる。
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10週 |
アイディア発表会のためのパワーポイント作成(基礎実験の予備日) |
アイディア発表会のためのP.Pを作成することができる。
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11週 |
アイディア発表会のためのパワーポイント作成(基礎実験の予備日) |
アイディア発表会のためのP.P.を作成することができる。
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12週 |
アイディア発表会のためのパワーポイント作成(基礎実験の予備日) |
アイディア発表会のためのP.P.を作成することができる。
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13週 |
アイディア発表会(第1グループ) |
1人3分程度のアイディア発表を行うことができる。
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14週 |
アイディア発表会(第2グループ) |
アイディア発表を行うことができる。
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15週 |
アイディア発表会(第3グループ)報告書配布 |
アイディア発表を行うことができる。
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16週 |
製作① |
作品の製作を行う。適宜、報告書を提出し、作業状況や問題点などを報告することができる。
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後期 |
3rdQ |
1週 |
製作② |
製作を行う。
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2週 |
製作③ |
製作を行う。
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3週 |
製作④ |
製作を行う。
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4週 |
製作⑤ |
製作を行う。
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5週 |
製作⑥ |
製作を行う。
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6週 |
製作⑦ |
製作を行う。
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7週 |
中間検査① |
製作期間の途中で作品の1回目の中間検査を受ける。検査結果を踏まえて製作を行うことができる。
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8週 |
製作⑧ |
製作を行う。
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4thQ |
9週 |
製作⑨ |
製作を行う。
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10週 |
製作⑩ |
製作を行う。
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11週 |
製作⑪ |
製作を行う。
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12週 |
中間検査② |
2回目の中間検査を受ける。検査結果を踏まえて製作を行うことができる。
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13週 |
製作⑫ |
製作を行う。
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14週 |
創造製作発表会① |
製作物の発表会を行うことができる。
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15週 |
創造製作発表会② 第14週と同日開催 |
製作物の発表会を行うことができる。
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16週 |
最終P.P.作成 |
製作物の構造、特徴などについて、P.P.上で発表を行うことができる。
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | コミュニケーションスキル | コミュニケーションスキル | 他者の意見を聞き合意形成することができる。 | 2 | |
合意形成のために会話を成立させることができる。 | 2 | |
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。 | 2 | |
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 2 | |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 2 | |
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 2 | |
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。 | 2 | |
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。 | 2 | |
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。 | 2 | |
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる | 2 | |
複数の情報を整理・構造化できる。 | 2 | |
基盤的資質・能力 | 自己理解 | 自己理解 | 目標の実現に向けて計画ができる。 | 2 | |
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。 | 2 | |
創造性・デザイン能力 | 創造性 | 創造性 | 工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。 | 2 | 前9,前16 |
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。 | 2 | |
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。 | 2 | 前9 |
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。 | 2 | 前9 |
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。 | 2 | |