総合英語中級

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 総合英語中級
科目番号 0012 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 人文科学科・数理科学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書: Any Question (Perceptia Press), Winning Presentation (成美堂) / CALL 教材: Network Academy 2, R for Beginners (PDF)
担当教員 松田 節郎,宮下 眞也,ディクソン ヘザー

到達目標

(1) TOEIC中級レベルの語彙・文法・構文を習得し,基本的なプレゼンテーションができる.
(2) さまざまな英語のトピックに関して,相手の話を理解するとともに,目的に応じて適切に応答することができる.
(3) 辞書を用いれば,工学分野の報告書・仕様書・操作マニュアルなどの要点を理解することができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1TOEIC中級レベルの語彙・文法・構文を習得し,それを利用し正しく基本的なプレゼンテーションができる.TOEIC中級レベルの語彙・文法・構文を習得し,それを利用し基本的なプレゼンテーションができる.TOEIC中級レベルの語彙・文法・構文を習得し,それを利用し基本的なプレゼンテーションができない.
評価項目2さまざまな英語のトピックに関して,相手の話を理解するとともに,目的に応じて適切に応答することが正しくできる.さまざまな英語のトピックに関して,相手の話を理解するとともに,目的に応じて適切に応答することができる.さまざまな英語のトピックに関して,相手の話を理解するとともに,目的に応じて適切に応答することができない.
評価項目3辞書を用いれば,工学分野の報告書・仕様書・操作マニュアルなどを詳細に理解することができる.辞書を用いれば,工学分野の報告書・仕様書・操作マニュアルなどの要点を理解することができる.辞書を用いても,工学分野の報告書・仕様書・操作マニュアルなどの要点を理解することができない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
高専本科5年間で育てたい人材像は,以下の通りである.
「自分の専門分野に関する情報について,英語で理解し,やり取りができる,
基礎的な英語運用力を身につけたエンジニア」

本授業においては,週1回(各90分)授業の45分を日本人教員が, 45分をネイティブの教員が担当し,TOEIC中級レベルの4技能(Listening, Reading, Speaking, Writing)が修得できるよう,到達目標および評価基準を設定する.

なお,受講者には5月実施のTOEIC IP試験の受験を義務付ける.
授業の進め方・方法:
日本人教員(45分)教科書演習によって,語彙力・文法力を育成し,プレゼンテーション能力を養成します。Network Academy 2を活用して,TOEIC演習を支援します。ネイティブ教員(45分)教科書と英会話によって,英会話演習を行います.
[自主学習] 教科書予習・復習・自学TOEIC演習 20時間,定期試験の準備 10時間

技術英語を扱う週では,教科書として『R for Beginners (PDFファイル)』を使用します.本書は,インターネット上に無料で公開されており,下記のサイトから各自ダウンロードして下さい.自分のパソコンに,無料の統計解析ソフト『R』をインストールしておくと,内容をより理解しやすいでしょう.
https://cran.r-project.org/doc/contrib/Paradis-rdebuts_en.pdf

※単位取得のために2/3以上の出席を求めます.
注意点:
本授業は学修単位科目であり,1回の講義(30分)あたり30分以上の予習復習をしているものとして講義・演習を進めます.

日本人教員の授業では,「レポート課題」等が出されます.本授業の目標達成のために,シラバスの内容をよく理解した上で履修し,課題レポート,定期試験に真剣に取り組むことで実力を付けて下さい.また,授業時間以外でNetAcademy 2の自主学習も行うようにして下さい.

※再評価試験を実施します.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス、教科書Unit 1, 2、Network Academy 2、R for B. (Ch. 1&2)、英会話演習 (Any Questions Unit 1- The Dead Man in the Field)
2週 教科書Unit 3、Network Academy 2、R for B. (Ch. 3)、英会話演習 ( Any Questions Unit 2 - The Elevator Puzzle)
3週 教科書Unit 4、Network Academy 2、R for B. (Ch. 3)、英会話演習 ( Any Questions Unit 3 - John and Susan)
4週 教科書Unit 5、Network Academy 2、R for B. (Ch. 3)、英会話演習 ( Any Questions Unit 4 - The Hungry Horse)
5週 授業ガイダンス、教科書Unit 6、Network Academy 2、R for B. (Ch. 3)、 英会話演習 ( Any Questions Unit 5 - Food for Thought)
6週 教科書Unit 7、Network Academy 2、R for B. (Ch. 3)、英会話演習 ( Any Questions Unit 6 - The Friday Puzzle)
7週 教科書Unit 8、Network Academy 2、R for B. (Ch. 3)、英会話演習 ( Any Questions Unit 7 - The Curious Canine)
8週 Presentation
2ndQ
9週 中間試験返却・解説、教科書Unit 9、Network Academy 2、R for B. (Ch. 4)、英会話演習 ( Any Questions Unit 8 - Bankrupt!)
10週 教科書Unit 10、Network Academy 2、R for B. (Ch. 4)、英会話演習 ( Any Questions Unit 9 - The Taxi Driver’s Revenge)
11週 教科書Unit 11、Network Academy 2、R for B. (Ch. 4)、英会話演習 ( Any Questions Unit 10 - The Embarrassing Grandmother)
12週 教科書Unit 12、Network Academy 2、R for B. (Ch. 4)、英会話演習 ( Any Questions Unit 11 - The Noisy Burglar)
13週 教科書Unit 13、Network Academy 2、R for B. (Ch. 4)、英会話演習 ( Any Questions Unit 12 - John! Don’t Shoot!)
14週 教科書Unit 14、Network Academy 2、R for B. (Ch. 4)、英会話演習 ( Any Questions Unit 13 - The Movie Murder)
15週 期末試験
16週 Presentation

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3

評価割合

試験プレゼンテーションレポートTOEIC合計
総合評価割合50301010100
基礎的能力50301010100
専門的能力00000
分野横断的能力00000