情報通信

科目基礎情報

学校 鶴岡工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 情報通信
科目番号 0066 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 創造工学科(電気・電子コース) 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 図解入門TCP/IP 仕組み・動作が見てわかる
担当教員 宝賀 剛

到達目標

1.コンピュータネットワークの概要を説明できる。
2.プロトコルの概念を説明できる。
3.各ネットワーク階層の機能、ネットワーク機器についての説明ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 「コンピュータネットワークの概要を説明できるか」コンピュータネットワークの仕組みを説明できる。コンピュータネットワークの概要を説明できる。コンピュータネットワークの概要を説明できない。
評価項目2 「プロトコルの概念を説明できるか」プロトコルを用いて通信の仕組みを説明できる。プロトコルの概念を説明できる。プロトコルの概念を説明できない。
評価項目3 「各ネットワーク階層の機能、ネットワーク機器についての説明ができるか」各ネットワーク階層の機能、ネットワーク機器を用いたネットワーク設計の説明ができる。各ネットワーク階層の機能、ネットワーク機器についての説明ができる。各ネットワーク階層の機能、ネットワーク機器についての説明ができない。

学科の到達目標項目との関係

(D) 専門分野の知識と情報技術を身につける。   説明 閉じる

教育方法等

概要:
・コンピュータネットワークの概要、プロトコルの概念及びネットワークモデルの構造について理解し、各ネットワーク階層の機能、ネットワーク機器の役割及びネットワーク設計に関する基礎的な知識を習得する。
授業の進め方・方法:
・講義形態は対面授業であるが、オンデマンド教材および e-lerning 教材も活用する。
・オンデマンド教材および e-lerming 教材による自学自習を求める。
・前期中間試験30 %、前期末試験40 %、課題(WebClassによる確認テスト)20 %、受講状況(出席状況)10 %で総合的に評価し、総合評価60 点以上を合格とする。定期試験においては達成目標に即した内容の問題を出題する。試験問題のレベルは、配布資料および講義で実施した内容・e-lerning教材の内容と同程度とする。
注意点:
・「不可」となったものは1回のみ再試験を実施する。ただし、課題として実施する確認テストにおいて、全実施回の4割以上の未受験がある者については、再試験は実施しない。

事前・事後学習、オフィスアワー

・本科目は学修単位科目のため、事前・事後学習として e-lerming 教材による自学自習および WebClass による確認テストを実施する。
【オフィスアワー】授業実施日の12:10~12:40、16:30~17:00とするが、曜日時間にかかわらず在室時は随時対応する。また、Teams のチャット機能あるいはメールによっても対応する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス
ネットワークの基礎1
本講義の進め方および講義内容について理解できる。
ネットワークの基礎およびプロトコルについて理解できる。
2週 ネットワークの基礎2 プロトコルで決まっていることおよびプロトコルの階層構造について理解できる。
ネットワークを構成する機器について理解できる。
3週 ネットワークの基礎3 WANやLANなどのネットワークの形式について理解できる。
4週 物理層1 有線LANのプロトコルおよびEthernetの通信方式について理解できる。
5週 物理層2 無線LANのプロトコルおよび無線LANの通信方式について理解できる。
6週 データリンク層1 MACアドレスおよびL2スイッチの機能について理解できる。
7週 データリンク層2 ARPの機能について理解できる。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 ネットワーク層1 ネットワーク層のプロトコルおよびIPv4アドレスについて理解できる。
10週 ネットワーク層2 IPv4のサブネット化およびIPv6アドレスについて理解できる。
11週 ネットワーク層3 IPルーティングおよびIPアドレスの割り当て、NATについて理解できる。
12週 トランスポート層 TCPおよびUDPの仕組み、トランスポート層で動作する機器について理解できる。
13週 アプリケーション層1 HTTP、SSL/TLSについて理解できる。
暗号化、ハッシュ化、デジタル証明書について理解できる。
14週 アプリケーション層2 DNSおよびメール送受信プロトコルについて理解できる。
15週 前期末試験
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。4
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。3
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。4
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。4
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。4
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。4

評価割合

試験課題受講状況合計
総合評価割合702010100
基礎的能力30101050
専門的能力4010050