到達目標
1 オームの法則を説明し,電圧,電流,抵抗,コンダクタンスに関する計算ができる。
2 直列並列回路の違いを理解し,ジュール熱や電力を求めることができる。
3 コンデンサの基本的特性を理解し,電気回路の計算ができる。
4 コイルの基本的特性を理解し,電磁誘導やその応用が説明できる。
5 受動素子を用いた正弦波交流電圧と電流の関係を定量的に説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | オームの法則を説明し,電圧,電流,抵抗,コンダクタンスに関する計算ができる。 | 電圧,電流,抵抗,コンダクタンスに関する計算ができる。 | 電圧,電流,抵抗,コンダクタンスに関する計算ができない。 |
評価項目2 | 直列並列回路の違いを理解し,ジュール熱や電力を求めることができる。 | ジュール熱や電力を求めることができる。 | ジュール熱や電力を求めることができない。 |
評価項目3 | コンデンサの基本的特性を理解し,電気回路の計算ができる。 | コンデンサの基本的特性を理解し,簡単な電気回路の計算ができる。 | 簡単な電気回路の計算ができない。 |
評価項目4 | コイルの基本的特性を理解し,電磁誘導やその応用が説明できる。 | コイルの基本的特性を理解し,電磁誘導が説明できる。 | 電磁誘導やその応用が説明できない。 |
評価項目5 | 受動素子を用いた正弦波交流電圧と電流の関係を定量的に説明できる。 | 受動素子を用いた正弦波交流電圧と電流の関係を定性的に説明できる。 | 受動素子を用いた正弦波交流電圧と電流の関係を説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
この科目は,企業で回路設計を担当していた教員が,その経験をいかして,電気工学と機械工学との類似性や融合技術などについて,主に講義形式で行うものである。
ロボットや自動車などは機械工学と電気工学が融合したメカトロニクス技術によって成り立っており,機械系技術者にとっても電気工学の知識の習得が不可欠である。本科目では,機械系技術者を目指す上で最低限必要となる電気回路の基礎を理解することを目指す。
授業の進め方・方法:
【授業方法】
・スライドを用いた講義を中心に授業を進める。
・毎回授業時間内に簡単な課題を出す。
【学習方法】
・授業時間内に配付資料の空欄を埋めること。
・定期的に演習を交えるため,それまでに習った項目を予習しておくこと。
注意点:
【成績の評価方法・評価基準】
2 回の定期試験を行う。時間は 50 分とする。2 回の定期試験結果(60%)と,課題や演習の評価(40%)から,総合的に成績を評価する。到達目標に基づき,受動素子の基本的特性の理解力やこれらを用いたさまざまな電気回路の計算力を評価基準とする。
【備考】
本科目での計算においては,電卓の使用を禁止する。迅速に手計算ができる計算力を身に付けておくこと。
【教員の連絡先】
研究室 A 棟 2 階(A-202)
内線番号 8935
e-mail: y.nishi アットマーク maizuru-ct.ac.jp(アットマークは@に変えること)
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
シラバス内容の説明,電気工学の基礎 |
1
|
2週 |
オームの法則 |
1
|
3週 |
キルヒホッフの法則 |
1
|
4週 |
ジュール熱と電力 |
1,2
|
5週 |
コンデンサの基本的特性 |
1,3
|
6週 |
CR回路の計算 |
1,3
|
7週 |
演習Ⅰ |
1,2,3
|
8週 |
中間試験 |
1,2,3
|
2ndQ |
9週 |
中間試験問題の解説,コイルと変圧器 |
1,4
|
10週 |
コイルの基本的特性 |
1,4
|
11週 |
電磁誘導とその応用 |
1,4
|
12週 |
正弦波交流電圧 |
1,5
|
13週 |
インピーダンスの計算 |
1,3,4,5
|
14週 |
伝達関数とインピーダンス |
1,3,4,5
|
15週 |
演習Ⅱ |
1,2,3,4,5
|
16週 |
(15週目の後に期末試験を実施) 期末試験返却・達成度確認 |
1,2,3,4,5
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 実技等 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 0 | 0 | 0 | 40 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 60 | 0 | 0 | 0 | 40 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |