保健体育Ⅰ

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 保健体育Ⅰ
科目番号 1911014 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 一般教科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 最新高等保健体育
担当教員 橋本 真

到達目標

1 自分や周囲の心身の健康・安全について理解し、ひとりひとりが主体的に授業におけるルールを意識して実行できる。
2 保健分野の内容について正しい知識を習得し、それに基づいて自分の考えを表明できる。
3 球技では基本的な個人技能を習得する。
4 水泳ではクロールと平泳ぎの泳法を習得する。
5 ダンスではダンスコンテストを通じて、自分たちの感情を身体で表現する。
6  CLIL学習では体育やスポーツを通じて英語を活用できるようにする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1自分や周囲の心身の健康・安全、授業のルールについて、自主的に率先して理解や判断のもと適切な行動ができる。指示があった自分や周囲の心身の健康・安全、授業のルールについて理解し適切な行動ができる。指示があった自分や周囲の心身の健康・安全、授業のルールについて理解して適切な行動ができない。
評価項目2保健分野の内容について正しい知識を習得し、それに基づいて自分の考えを表明できる。保健分野の内容について正しい知識を習得している。保健分野の内容について正しい知識を習得していない。
評価項目3パス、ドリブルなどのボールを所持したときの技能だけでなく、スペースについての理解などオフザボールの動きについても習得している。パス、ドリブルなどのボールを所持したときの適切な技能を習得している。パス、ドリブルなどのボールを所持したときの適切な技能を習得していない。
評価項目4クロールと平泳ぎに必要な技能を習得しているだけでなく、その技術を周囲に対して教授することができる。クロールと平泳ぎに必要な技能を習得している。クロールと平泳ぎに必要な技能を習得していない。
評価項目5ダンスに必要な技能の習得し、自分の感情を身体で表現するだけでなく、それを周囲に対して教授することができる。ダンスに必要な技能の習得し、自分の感情を身体で表現することができる。ダンスに必要な技能の習得し、自分の感情を身体で表現することができない。
評価項目6率先してCLIL学習について、取り組むことができる。CLIL学習について、取り組むことができる。CLIL学習について、取り組むことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
(1)体育の学習を通じて、運動やスポーツをすることの楽しさを体験し、生涯にわたって豊かなスポーツライフを継続する心身を醸成する。
(2)(1)のために必要な豊かな心、生きる力および規範意識の重要性について理解しながら、主体的、計画的に自身の健康と体力向上を考えて実行できる授業を展開する。
評価については、遠隔授業と対面授業の実施数に基づいて、その評価割合は最終決定する。下記に示されている評価割合は暫定的なものであり、詳細は1月に入ってから授業で説明する。
授業の進め方・方法:
通常の授業はグラウンドや体育館などの体育施設で実技を行なう。準備運動やストレッチング、トレーニングを実施し、個人の体力や技能の向上を図るとともに、ゲーム中での技術や判断、戦術理解などの総合的な能力を体得する。天候や施設などの状況により、シラバスどおりには実施できない場合がある。
注意点:
(1) 授業時の服装は、本校指定の体操服に限る。
(2) 安全への配慮を考慮して、当然のことながら装飾品を外し、爪を切るなど自己安全管理を求める。
(3) シラバスの項目・内容を確認して、ルール等を事前に予習しておく。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション 授業内容について理解している。
2週 新体力テスト屋内種目 体力テストの意義や必要性について理解している。
体力テストの各調査項目について適切な実施方法を実行している。
体力テストの結果をもとに、自分の私生活へ反映することができる。
3週 新体力テスト屋外種目 体力テストの意義や必要性について理解している。
体力テストの各調査項目について適切な実施方法を実行している。
体力テストの結果をもとに、自分の私生活へ反映することができる。
4週 New sports インディアカの基本用語やルールについて理解している。
5週 New sports ソフトバレーではゲーム中にアタックを打って得点を決めることができる。
6週 New sports アルティメットではゲーム中に有効なスペースを見つけて利用することができる。
7週 New sports アルティメットゲーム中に有効なスペースを見つけて利用することができる。
8週 保健:救急救命講習 救急救命講習についての正しい知識を理解したうえで、必要な実技を習得している。
2ndQ
9週 ウォータースポーツ クロールについて効率的なフォームで最低25メートル泳ぐことができる。
10週 ウォータースポーツ 平泳ぎについて効率的なフォームで最低25メートル泳ぐことができる。
11週 ウォータースポーツ 平泳ぎについて効率的なフォームで最低25メートル泳ぐことができる。
12週 ウォータースポーツ 平泳ぎについて効率的なフォームで最低25メートル泳ぐことができる。
13週 ウォータースポーツ 平泳ぎについて効率的なフォームで最低25メートル泳ぐことができる。
14週 保健:妊娠と出産 妊娠や出産についての正しい知識を理解したうえで、自分の意見を表明できる。
15週 前期末試験
16週 前期末試験返却・解説
後期
3rdQ
1週 保健:喫煙と健康 喫煙についての正しい知識を理解したうえで、自分の意見を表明できる。
2週 ダンス ダンスに必要な技能を習得しようとしている。
3週 ダンス グループで協力して1つのダンスを作ることができる。
4週 ダンス グループで協力して1つのダンスを作ることができる。
5週 ダンス 自分たちの感情をダンスを通じて表現することができる。
6週 ダンス 自分たちの感情をダンスを通じて表現することができる。
7週 クラスマッチの練習
8週 クラスマッチの練習
4thQ
9週 こころの健康 こころの健康についての正しい知識を理解したうえで、自分の私生活へ実践しようとしている。
10週 フットボール(CLIL学習) サッカーの基本用語やルールについて理解している。
11週 フットボール(CLIL学習) ゲーム中に適切なプレーを選択している。
12週 フットボール(CLIL学習) サッカーではゲーム中に有効なスペースを見つけて利用することができる。
13週 フットボール(CLIL学習) サッカーではゲーム中に有効なスペースを見つけて利用することができる。
14週 フットボール(CLIL学習) フットサルの基本用語やルールについて理解している。
15週 学年末試験
16週 学年末試験返却・解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3
複数の情報を整理・構造化できる。3
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。3
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。3
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3
事実をもとに論理や考察を展開できる。3
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3
目標の実現に向けて計画ができる。3
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3
法令やルールを遵守した行動をとれる。3
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。3
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。3
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。6
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。6

評価割合

出席点(日ごろの体調管理)技能点(体育実技や関心・意欲態度)知識・理解(保健や体育理論)合計
総合評価割合305020100
評価内容305020100