基礎実習

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 基礎実習
科目番号 0009 科目区分 一般 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 一般教科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 自主教材を使用
担当教員 朝倉 和

到達目標

本校の専門教育に使用される施設や教育内容を体験し、自分の将来の専門性についての見通しを得る。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1テーマごとに指定された作業の意味を理解するテーマごとに指定された作業が実施できるテーマごとに指定された作業がうまく実施できない
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
所属学科にとらわれず本校の実習施設を広く利用し、専門実習の導入体験を通し、高専の学習環境に馴染むことを目的にする。
授業の進め方・方法:
前期は、1年生を6班にわけ、週ごとに、「練習船実習」「ロープワーク」「酵母を用いたアルコール生成実験」「工具・測定器取扱実習」「プログラミング実習」「会計学入門」のそれぞれを体験実習する。あわせて、クラスごとに行われる情報演習の授業も受講しパソコン操作のの基礎練習をする。後期は、情報演習に特化した授業を受講する。
注意点:
教室での座学と違って、実習施設や設備の利用には、学習内容以外にも、実習態度や危険を避けるための服装等にも注意を払う必要がある。各実習テーマに沿った指示を守ることが肝要である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 練習船実習 練習船乗船中の常道や危険回避に関する知識を得る
2週 ロープワーク 船の運航と不可欠なロープの使い方を知る
3週 酵母を用いたアルコール生成実験 科学実験の器具や手続きを知る
4週 工具・測定器取扱実習 実習工具や測定機の扱い方を知る
5週 プログラミング実習 プログラミングに関する知識を得る
6週 会計学入門 簿記の体験をする
7週 情報演習 ワープロ・表計算の実際を体験する;ワープロ検定・表計算検定祖受験する
8週 情報セキュリティー講演 情報社会のセキュリティーの重要性を知る
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。3前3,前4
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。3前1,前3,前4
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。3前3,前4
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。3前3
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。3前3,前6
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。3前3,前6
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。3前3,前6
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。3前1,前3,前4
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。3前1,前3,前4
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。3前1,前3,前4
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。3前3,前4
技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。3前6,前8
現代社会の具体的な諸問題を題材に、自ら専門とする工学分野に関連させ、技術者倫理観に基づいて、取るべきふさわしい行動を説明できる。3前1,前8
技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を認識している。3前1,前8
社会における技術者の役割と責任を説明できる。3前1,前8
情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。3前7,前8
高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できる。3前7,前8
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。3前1,前8
環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。3前1,前8
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。3前1,前7,前8
過疎化、少子化など地方が抱える問題について認識し、地域社会に貢献するために科学技術が果たせる役割について説明できる。3前7,前8
知的財産の社会的意義や重要性の観点から、知的財産に関する基本的な事項を説明できる。3前6,前7,前8
知的財産の獲得などで必要な新規アイデアを生み出す技法などについて説明できる。3前6,前7,前8
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。3前7,前8
技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。3前7,前8
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。3前6,前7,前8
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。3前1,前7,前8
科学技術が社会に与えてきた影響をもとに、技術者の役割や責任を説明できる。3前2
科学者や技術者が、様々な困難を克服しながら技術の発展に寄与した姿を通し、技術者の使命・重要性について説明できる。3前2
情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。3前5,前7,前8
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。3前5
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。3前5
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。3前5,前7,前8
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。3前5,前7
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。3前5,前7
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。3前5,前7
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。3前5,前6,前7,前8
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。3前5,前6,前7,前8
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している3前5,前6,前7,前8
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。3前5,前6,前7,前8
グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3前1,前7,前8
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3前1,前7,前8
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3前1,前7,前8
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。3前1,前7,前8

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合0000000
基礎的能力0000000
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000