数学ⅠB

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 数学ⅠB
科目番号 0011 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 一般教科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 新基礎数学(大日本図書)、新基礎数学問題集(大日本図書)
担当教員 川崎 雄貴

到達目標

(1) 2次関数の意味を理解し、そのグラフが描ける。
(2) 2次関数と方程式・不等式との関係を理解できる。
(3) いろいろな関数の性質を理解し、そのグラフが描ける。
(4) 三角比の意味を理解し、三角形の辺の長さと面積の計算ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目12次関数の意味を理解し、そのグラフを様々な場面で活用できる。2次関数の意味を理解し、そのグラフを描くことができる。2次関数の意味が理解できない。または、そのグラフを描くことができない。
評価項目22次関数と方程式・不等式との関係を理解し、応用することができる。2次関数と方程式・不等式との関係が理解できる。2次関数と方程式・不等式との関係が理解できない。
評価項目3関数の性質を一般的に理解し、いろいろな関数を系統的に捉えている。いろいろな関数の性質を理解し、そのグラフが描ける。いろいろな関数のグラフが描けない。
評価項目4三角比の意味を理解し、三角形の辺の長さ、角の大きさ、面積の計算ができる。三角比を用いた基本的な計算ができる。三角比の値を求めることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
(1) 数学の科目を学び、自然現象を科学的に説明できるとともに、各学科の専門科目を理解できる能力を身につける授業を行う。
(2) 2次関数などの初等的関数の性質を理解することを目標とする。
(3) 三角比の意味と図形の計量を学ぶ。
(4) 中学校で学習した内容をさらに深め、2年次、3年次の数学、専門科目の学習に対応できるようにする。
授業の進め方・方法:
(1) 今後学ぶ数学や専門科目の基礎となる科目であるから、学習内容をしっかりと身に付ける必要がある。
(2) 学習内容の定着には、日々の予習復習が不可欠である。教科書・問題集などを活用して主体的に学習すること。
(3) 復習課題を出題するので必ず期限内に提出すること。
(4) 学習内容についてわからないことがあれば、積極的に質問すること。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 関数とグラフ 関数とそのグラフの意味が理解できる。
2週 関数とグラフ 関数とそのグラフの意味が理解できる。
3週 2次関数のグラフ 2次関数のグラフが描ける。
4週 2次関数のグラフ 2次関数のグラフが描ける。
5週 2次関数のグラフ 2次関数のグラフが描ける。
6週 2次関数のグラフ 2次関数のグラフが描ける。
7週 前期中間試験・答案返却・解説
8週 2次関数のグラフ 2次関数のグラフが描ける。
2ndQ
9週 2次関数のグラフ 2次関数のグラフが描ける。
10週 2次関数のグラフ 2次関数の最大値・最小値を求めることができる。
11週 2次関数のグラフ 2次関数の最大値・最小値を求めることができる。
12週 2次関数のグラフ 2次関数の最大値・最小値を求めることができる。
13週 2次関数のグラフ 2次関数の最大値・最小値を求めることができる。
14週 2次関数のグラフ 条件から2次関数の方程式を求めることができる。
15週 2次関数のグラフ 条件から2次関数の方程式を求めることができる。
16週 前期末試験・答案返却・解説
後期
3rdQ
1週 2次関数と2次方程式・不等式 2次関数と2次方程式の関係について理解できる。
2週 2次関数と2次方程式・不等式 2次関数のグラフとx軸との関係について調べることができる。
3週 2次関数と2次方程式・不等式 2次関数と2次不等式の関係について理解できる。
4週 2次関数と2次方程式・不等式 2次関数のグラフを用いて、2次不等式を解くことができる。
5週 べき関数 べき関数の意味が理解でき、そのグラフが描ける。
6週 偶関数と奇関数 偶関数と奇関数について理解できる。
7週 グラフの平行移動・対称移動 グラフの平行移動・対称移動について理解できる。
8週 後期中間試験・答案返却・解説
4thQ
9週 三角比 三角比の値を求めることができる。
10週 三角比 三角比の値を求めることができる。
11週 三角比 三角比を利用した問題が解ける。
12週 三角比 鈍角の三角比の値を求めることができる。
13週 三角比 正弦定理、余弦定理を理解できる。
14週 三角比 正弦定理・余弦定理の応用問題が解ける。
15週 三角比 三角形の面積を求めることができる。
16週 後期中間試験・答案返却・解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学整式の加減乗除の計算や、式の展開ができる。3
因数定理等を利用して、4次までの簡単な整式の因数分解ができる。3
分数式の加減乗除の計算ができる。3
実数・絶対値の意味を理解し、絶対値の簡単な計算ができる。3
平方根の基本的な計算ができる(分母の有理化も含む)。3
複素数の相等を理解し、その加減乗除の計算ができる。3
解の公式等を利用して、2次方程式を解くことができる。3
因数定理等を利用して、基本的な高次方程式を解くことができる。3
簡単な連立方程式を解くことができる。3
無理方程式・分数方程式を解くことができる。3
1次不等式や2次不等式を解くことができる。3
恒等式と方程式の違いを区別できる。3
2次関数の性質を理解し、グラフをかくことができ、最大値・最小値を求めることができる。3
分数関数や無理関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。3
簡単な場合について、関数の逆関数を求め、そのグラフをかくことができる。3
累乗根の意味を理解し、指数法則を拡張し、計算に利用することができる。3
指数関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。3
指数関数を含む簡単な方程式を解くことができる。3
対数の意味を理解し、対数を利用した計算ができる。3
対数関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。3
対数関数を含む簡単な方程式を解くことができる。3
角を弧度法で表現することができる。3
三角関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。3
加法定理および加法定理から導出される公式等を使うことができる。3
三角関数を含む簡単な方程式を解くことができる。3
2点間の距離を求めることができる。3
内分点の座標を求めることができる。3
2つの直線の平行・垂直条件を利用して、直線の方程式を求めることができる。3
簡単な場合について、円の方程式を求めることができる。3
積の法則と和の法則を利用して、簡単な事象の場合の数を数えることができる。3
簡単な場合について、順列と組合せの計算ができる。3
等差数列・等比数列の一般項やその和を求めることができる。3
総和記号を用いた簡単な数列の和を求めることができる。3
不定形を含むいろいろな数列の極限を求めることができる。3
無限等比級数等の簡単な級数の収束・発散を調べ、その和を求めることができる。3
ベクトルの定義を理解し、ベクトルの基本的な計算(和・差・定数倍)ができ、大きさを求めることができる。3
平面および空間ベクトルの成分表示ができ、成分表示を利用して簡単な計算ができる。3
平面および空間ベクトルの内積を求めることができる。3
問題を解くために、ベクトルの平行・垂直条件を利用することができる。3
空間内の直線・平面・球の方程式を求めることができる(必要に応じてベクトル方程式も扱う)。3
行列の定義を理解し、行列の和・差・スカラーとの積、行列の積を求めることができる。3
逆行列の定義を理解し、2次の正方行列の逆行列を求めることができる。3
行列式の定義および性質を理解し、基本的な行列式の値を求めることができる。3
線形変換の定義を理解し、線形変換を表す行列を求めることができる。3
合成変換や逆変換を表す行列を求めることができる。3
平面内の回転に対応する線形変換を表す行列を求めることができる。3
簡単な場合について、関数の極限を求めることができる。3
微分係数の意味や、導関数の定義を理解し、導関数を求めることができる。3
積・商の導関数の公式を用いて、導関数を求めることがができる。3
合成関数の導関数を求めることができる。3
三角関数・指数関数・対数関数の導関数を求めることができる。3
逆三角関数を理解し、逆三角関数の導関数を求めることができる。3
関数の増減表を書いて、極値を求め、グラフの概形をかくことができる。3
極値を利用して、関数の最大値・最小値を求めることができる。3
簡単な場合について、関数の接線の方程式を求めることができる。3
2次の導関数を利用して、グラフの凹凸を調べることができる。3
関数の媒介変数表示を理解し、媒介変数を利用して、その導関数を求めることができる。3
不定積分の定義を理解し、簡単な不定積分を求めることができる。3
置換積分および部分積分を用いて、不定積分や定積分を求めることができる。3
定積分の定義と微積分の基本定理を理解し、簡単な定積分を求めることができる。3
分数関数・無理関数・三角関数・指数関数・対数関数の不定積分・定積分を求めることができる。3
簡単な場合について、曲線で囲まれた図形の面積を定積分で求めることができる。3
簡単な場合について、曲線の長さを定積分で求めることができる。3
簡単な場合について、立体の体積を定積分で求めることができる。3
2変数関数の定義域を理解し、不等式やグラフで表すことができる。3
合成関数の偏微分法を利用して、偏導関数を求めることができる。3
簡単な関数について、2次までの偏導関数を求めることができる。3
偏導関数を用いて、基本的な2変数関数の極値を求めることができる。3
2重積分の定義を理解し、簡単な2重積分を累次積分に直して求めることができる。3
極座標に変換することによって2重積分を求めることができる。3
2重積分を用いて、簡単な立体の体積を求めることができる。3
微分方程式の意味を理解し、簡単な変数分離形の微分方程式を解くことができる。3
簡単な1階線形微分方程式を解くことができる。3
定数係数2階斉次線形微分方程式を解くことができる。3
独立試行の確率、余事象の確率、確率の加法定理、排反事象の確率を理解し、簡単な場合について、確率を求めることができる。3
条件付き確率、確率の乗法定理、独立事象の確率を理解し、簡単な場合について確率を求めることができる。3
1次元のデータを整理して、平均・分散・標準偏差を求めることができる。3

評価割合

試験小テスト課題発表ポートフォリオその他合計
総合評価割合701020000100
基礎的能力701020000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000