(1)情報の収集や発想・選択・構成の方法を理解し、論理構成や口頭によるものを含む表現方法を工夫して、科学技術等に関する自らの意見や考えを効果的に伝えることができる。また、信頼性を重視して情報を分析し、図表等を適切に活用・加工してコミュニケーションに生かすことができる。
(2)他者の口頭によるものを含む表現について、客観的に評価するとともに建設的に助言し、多角的な理解力、柔軟な発想・思考力の涵養に努めるとともに、自己の表現の向上に資することができる。
(3)相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築し、合意形成にむけて口頭によるコミュニケーションをとることができる。また、自らのコミュニケーションスキルを改善する方法を習得できる。
(4)社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。
概要:
前半は(1)日本語表現演習 と称し、日本語(特に科学・技術文章)の基本ルールを再確認する。これは、その後に続く、コミュニケーション基礎力の養成を目的とする(2)スピーチ・プレゼン、(3)文章作成 をより効果的な内容にする狙いがある。(2)スピーチ・プレゼン は、原稿の書き方・話し方・聞き方・質問の仕方等を学習する。(3)文章作成 を行う際は、文章の「型」や段落構成を、特に意識する。
授業の進め方・方法:
(1)日本語表現問題演習は、プリントを使った問題演習形式である。事前に問題を解いておき、授業でその解説をする。
(2)スピーチ・プレゼンは、「おすすめの本」という題目で、一人ずつクラス全員の前で発表する(時間は3~5分)。
(3)文章作成は、課題ごとに文章を作成し、提出する。
(4)課題提出は期限厳守、フロッピーやUSBメモリで提出する場合がある。発表や提出に際して、下書き原稿を一旦提出し、添削を受ける機会もある。
注意点:
(1)課題提出は期限厳守、フロッピーやUSBメモリで提出する場合がある。発表や提出に際して、下書き原稿を一旦提出し、添削を受ける機会もある。
(2)プリントをファイルするバインダーを各自準備すること。
(3)電子辞書もしくは国語辞書を持参することが望ましい。
(7)学習内容についてわからないことがあれば、積極的に質問すること。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 国語 | 国語 | 論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。 | 3 | 前3,前4,前5,前6,前7 |
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。 | 3 | 前3,前4,前5,前6,前7 |
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。 | 3 | 前3,前4,前5,前6,前7 |
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。 | 3 | 前1,前2 |
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。 | 3 | 前1,前2 |
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。 | 3 | 前1,前2 |
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。 | 3 | 前1,前2 |
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。 | 3 | 前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。 | 3 | 前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。 | 3 | 前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。 | 3 | 前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。 | 3 | 前3,前4,前5,前6,前7 |
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。 | 3 | 前3,前4,前5,前6,前7 |
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。 | 3 | 前3,前4,前5,前6,前7 |
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。 | 3 | 前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14 |