総合英語III

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 総合英語III
科目番号 0025 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 一般教科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 数研出版「BIG DIPPER English Communication Ⅲ」
担当教員 江原 智子

到達目標

(1)単語や語句の文中での「働き」を理解する
(2)語や語句の「働き」に基づいて、文の組み立てを理解する
(3)日本語の語順と異なる英語の文型をしっかりと認識し、文章を正確に読み取る
(4)短文の作文から、複数の文を組み合わせた文章の作成を目指す

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ある程度の分量の英文を読み、その構造・構文を正しくつかんで日本語に変換できるある程度の英文を読んで概要や要点をつかむことができる。主語・目的語等の働きが理解できない
評価項目2主要4品詞の区別と文中での働きが関連付けられる。主要4品詞(動詞・名詞・形容詞・副詞)の区別ができる主要品詞の区別ができない
評価項目3文型の組み立ての違いを正確に理解し、内容を読み取ることができる。文型の違いによる分の組み立てが区別できる文の組み立てが区別できない
評価項目4複数の文を組み合わせて、自身の考えを述べる文章が作成できる例文をもとにした単独の文が作文できる例文をもとにした単独の文が作文できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
(1)文章の読み取りと同時に、その組み立て方、論理的な話題の展開にも着目し、読み取りの正確さと、文章を書くときの説得的な組み立てを理解する。
(2)より多くの語彙を覚えると同時に、文の組み立てを支える文法事項や構文、連語・熟語を見分ける。
(3)社会的な話題や時事問題について書かれている内容を読み取り、それらに対する自身の意見をまとめ、伝える。
授業の進め方・方法:
(1)予習では全体を読み取り、語彙・熟語などの確認をする。
(2)授業においては音読・スラッシュリーディングを活用し、音と意味のかたまりを意識させる。
(3)代名詞が指し示す内容、文法的な注意事項について必要に応じて説明を加え、吟味する。
(4)長文の読み取り方やヒントをつかみ、速読・速解の力をつけ、対応する問題演習を解く。
(5)その内容について自身の経験や知識と照らし合わせ、質問や意見を英語で表現する。
注意点:
(1)長い文を読むときには、いくつかの単語がまとまって一つの意味のかたまりを作ることに留意しましょう。
(2)(1)の意味のかたまりは、途中で区切らず一息で読んだり発音したりするように練習しましょう。
(3)代名詞が示す内容を確認する習慣を身につけましょう。
(4)小テストや課題、発表などへの工夫や取り組みも評価の対象です。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 本授業の到達目標と評価方法を知る
2週 Lesson 1 言い換え表現に着目する
パラグラフの組み立てを理解する
3週 Lesson 2 時間順序を表す表現に着目する
時間の流れに沿って英文の内容を理解する
4週 Lesson 3 対比の表現に着目する
文と図表や数値の関係を読み取る
5週 Lesson 4 複数の文から必要な情報を読み取る
6週 Lesson 5 因果関係の表現に着目する
7週 Lesson 1~5
Review
Lesson 1~5
総復習
8週 中間試験
2ndQ
9週 Lesson 6 追加・列挙の表現に着目する
10週 Lesson 7 説明文と折れ線グラフの関連に着目し
必要な情報を読み取る
11週 Lesson 8 譲歩の表現に着目する
経緯をつかみ、内容を理解する
12週 Lesson 9 文章の構成を理解し、概要を把握する
要点をまとめる方法を知る
13週 Lesson 10 スキャニングの方法を知る
案内文から必要な情報を読み取る
14週 Lesson 11 文章の構成を理解し、概要を把握する
新聞記事から要点を読み取る
15週 Lesson 12 科学・社会問題の論説文を読み取る
英語の早口言葉で音韻を知る
16週 Lesson 6~12
Review
Lesson 6~12
総復習
後期
3rdQ
1週 Lesson 13 旅行パンフレットを読み取る
必要な情報スキャニングする
2週 Lesson 14 文章全体の構成・各パラグラフの役割を把握する
例示を整理し、英文を読み取る
3週 Lesson 15 科学系の論説文を読み取る
4週 Lesson 16 新聞記事の構成を理解し読み取る
新聞記事特有の表現を知る
5週 Lesson 17 日本についての文を読み、異文化理解を考える
文化・国際理解に関連する語句やその用法を知る
6週 Lesson 18 環境問題・社会問題に関する文を読み取る
環境・自然に関連する語句の用法を知る
7週 Lesson 19 インターネット社会の課題に関する文を読む
コミュニケーション・情報社会に関する語句を知る
8週 Lesson 13~19
Review
Lesson 13~19
総復習
4thQ
9週 中間試験
10週 Lesson 20 人の特徴についての研究結果の文を読み取る
心理・人生に関する語句を確認する
11週 Lesson 21 文章の構成とメイン・アイディアを把握する
科学・技術に関連する語句を確認する
12週 Lesson 22 文章の構成・主題を把握し、内容を要約する
時間的順序に着目し、要約の作り方の手順を知る
13週 Lesson 23 文章全体の構成や主題を理解する
不要な内容に注意して、要約文を作る
14週 Lesson 24 文章全体の構成や主題を理解し要点をとらえる
追加・列挙、意見と事実を示す表現を判別する
15週 Lesson 25 物語文に特有な文体や表現を理解する
登場人物の気持ちや状況を理解する
16週 Lesson 20~25
Review

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後10,後11,後12,後13,後14,後15
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後10,後11,後12,後13,後14,後15
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後10,後11,後12,後13,後14,後15
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後10,後11,後12,後13,後14,後15
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前9,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後5,後6,後7,後8,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3後1,後2,後3,後5,後6,後7,後10,後11,後12,後13,後14,後15
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3前9,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後5,後6,後7,後10,後11,後12,後13,後14,後15
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後5,後6,後7,後10,後11,後12,後13,後14,後15
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3後10,後11,後12,後13,後14
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他小テストレポート・課題合計
総合評価割合60000003010100
基礎的能力60000003010100
専門的能力000000000
分野横断的能力000000000