概要:
エンジニアリングデザインⅠ(EDⅠ)に引き続くこの科目では、Ⅰで提案した地域課題に対する解決方法の実現を通して、国際的にも通用する開発思想をもち、倫理観を持った技術者の養成をを目的とする。複数コースの学生によるチームで、本校教員また外部講師の指導の下、地域課題に対する解決方法の実現を目指すものである。
授業の進め方・方法:
前期後半から後期前半にかけて、複数コースの学生によるチーム編成により、担当テーマの解決を行う。本校教員または外部講師の指導の下、議論を進めながら、期間内での解決を目指す。また、校外での研修により、課題のより深い理解を得る。最終回では、成果をまとめる力とプレゼン能力の養成を目的として成果報告会を開催する。
評価方法は、日頃の取組状況(40%)、成果報告会での発表(40%)、成果報告書(20%)とし、60点以上を合格点とする。
注意点:
1週あたりの時間数は6時間である。(6時間 × 15週 = 90時間)
学外研修(海外長期)との選択になる。
自ら考え、不足している知識や技術を直ぐに習得するように努める。チーム内での自分の役割・ポジションを把握し、積極的に関わる事。外部講師による講義は不定期なため連絡を見逃さないこと。また、社会人のマナーを心掛けること。前年度から引き続いてのテーマもあるため、前年の担当者に状況を聞いておくと理解が深まる。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 4 | 後1 |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 4 | 後1 |
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 4 | 後1 |
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。 | 4 | 後14 |
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。 | 4 | 後14 |
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。 | 4 | 後14 |
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 4 | 後7 |
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。 | 4 | 後8 |
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。 | 4 | 後9 |
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。 | 4 | 後10 |
事実をもとに論理や考察を展開できる。 | 4 | 後11 |
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。 | 4 | 後11 |
態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。 | 4 | 後2 |
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。 | 4 | 後2 |
目標の実現に向けて計画ができる。 | 4 | 後7 |
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。 | 4 | 後7 |
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。 | 4 | 後7 |
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。 | 4 | 後7 |
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。 | 4 | 後7 |
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。 | 4 | 後7 |
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。 | 4 | 後7 |
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。 | 4 | 後7 |
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。 | 4 | 後2 |
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。 | 4 | 後2 |
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。 | 4 | 後2 |
企業には社会的責任があることを認識している。 | 4 | 後2 |
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。 | 4 | 後2 |
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。 | 4 | 後1 |
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。 | 4 | 後1 |
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。 | 4 | 後2 |
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。 | 4 | 後2 |
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。 | 4 | 後2 |
総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。 | 4 | 後7 |
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。 | 4 | 後7 |
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。 | 4 | 後7 |