プログラミングII

科目基礎情報

学校 米子工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 プログラミングII
科目番号 0022 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 【教科書】自作テキスト(Programming Language C) 【参考書】倉薫,「プログラミング学習シリーズC言語1 はじめてのCプログラミング」,翔泳社
担当教員 浅倉 邦彦

到達目標

(1) 情報処理で扱われる、文字・文字コードに関する取り扱いができる。
(2) 配列やポインタの基礎概念を理解し、メモリ内のデータ取り扱い方を習得できる。
(3) 構造体を通して、ファイルの取り扱いやデータ構造を理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1情報処理で扱われる、文字・文字コードに関する取り扱いの応用ができる。情報処理で扱われる、文字・文字コードに関する取り扱いができる。情報処理で扱われる、文字・文字コードに関する取り扱いができない。
評価項目2配列やポインタの基礎概念を理解し、メモリ内のデータ処理の応用ができる。配列やポインタの基礎概念を理解し、メモリ内のデータを取り扱うことができる。配列やポインタの基礎概念を理解できない。
評価項目3構造体を通して、ファイルの取り扱いができ、データ構造を理解できる。構造体を通して、ファイルの取り扱いができる。構造体を通して、ファイルの取り扱いができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A 説明 閉じる

教育方法等

概要:
汎用コンピュータ言語として様々な用途に用いられているC言語のプログラミング演習を行う。演習を通じてアルゴリズムやシステム開発の基本的事項を学ぶ。
授業の進め方・方法:
座学と演習を交互に行い理解を深める。与えられた演習問題をこなして行くだけでなく、自分で問題を作ってみることが理解を深めるのに有効な手段である。
注意点:
メディアラボでプログラムを編集する前に、どれだけ考えているかで理解度や演習状況が大きく異なる。なお、質問は放課後に研究室で随時受け付ける。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業のガイダンス 授業の進め方を理解する。
2週 文字・文字列の取り扱い、文字コード 文字・文字列の取り扱い、文字コードを理解できる。
3週 文字列とその初期化および配列 文字列とその初期化および配列を理解できる。
4週 文字の数値としての取り扱い 文字の数値としての取り扱いができる。
5週 文字変数演習課題1 演習課題を自身で考え、プログラム作成できる。
6週 文字変数演習課題2 演習課題を自身で考え、プログラム作成できる。
7週 文字変数演習課題3 演習課題を自身で考え、プログラム作成できる。
8週 前期中間試験 これまでの内容を復習し,各項目の到達目標に到達する.
2ndQ
9週 ポインタの概念 ポインタの概念を理解できる。
10週 ポインタ変数の宣言 ポインタ変数を宣言し、使うことができる。
11週 文字列・一次元配列とポインタ 文字列・一次元配列とポインタの関係を理解できる。
12週 二次元配列のポインタ変数 二次元配列のポインタ変数を宣言し、使うことができる。
13週 ポインタ演習課題1 演習課題を自身で考え、プログラム作成できる。
14週 ポインタ演習課題2 演習課題を自身で考え、プログラム作成できる。
15週 ポインタ演習課題3 演習課題を自身で考え、プログラム作成できる。
16週 前期末試験 これまでの内容を復習し,各項目の到達目標に到達する.
後期
3rdQ
1週 構造体の概念 構造体の概念を理解できる。
2週 構造体の宣言と使用方法 構造体を宣言し、使うことができる。
3週 ユーザ定義型 ユーザ定義型を理解できる。
4週 構造体とポインタ 構造体とポインタの関係を理解できる。
5週 構造体演習問題1 演習課題を自身で考え、プログラム作成できる。
6週 構造体演習問題2 演習課題を自身で考え、プログラム作成できる。
7週 構造体演習問題3 演習課題を自身で考え、プログラム作成できる。
8週 後期中間試験
これまでの内容を復習し,各項目の到達目標に到達する.
4thQ
9週 値を二つ以上返す関数 値を二つ以上返す関数の概念を理解できる。
10週 一次元配列の受け渡し 一次元配列の受け渡しができる。
11週 ファイル操作 ファイル操作を理解できる。
12週 コマンドライン引数 コマンドライン引数を使うことができる。
13週 関数II演習問題1 演習課題を自身で考え、プログラム作成できる。
14週 関数II演習問題2 演習課題を自身で考え、プログラム作成できる。
15週 関数II演習問題3 演習課題を自身で考え、プログラム作成できる。
16週 学年末試験 これまでの内容を復習し,各項目の到達目標に到達する.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。2
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。2
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。2
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。2
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。2
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。2
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。2
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。2
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。2
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している2
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力70000030100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000