概要:
本科目では機械装置の設計を行う.製品のもつべき機能,それを達成するための機構などをグループワークにより具体化し,計画図(構想図)までを作成するプロセスを経て,設計上位の一連の流れを理解する.さらに構想設計までの全プロセスをまとめて討論発表会を行い,プレゼンテーション能力の向上も図る.また,グループで活動することによって,協調性や指導力などを涵養する.また,この科目は企業で商業用輪転機の設計を担当していた教員が,その経験を活かし,機械設計の具体的なプロセスについて演習形式(グループワーク)で授業を行うものである.
授業の進め方・方法:
講義およびグループワーク
※仕様書,計算書,計画図等提出物については要所要所にて仮提出をし,教員のチェックを受ける.チェック後はコメントをつけて返却するので,最終提出までに指摘事項を修正して提出する.
※グループワークが主体となるが,エンジニアリングデザインの理解度を確認するためのレポートを授業最終回までに提出する.レポートに記載する内容は,講義中に指示をする.
注意点:
1.評価については、評価割合に従って行います。ただし、適宜再試や追加課題を課し、加点することがあります。
2.中間試験を授業時間内に実施することがあります。
3.この科目は学修単位科目であり、1単位あたり15時間の対面授業を実施します。併せて1単位あたり30時間の事前学習・事後学習が必要となります。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
オリエンテーション・エンジニアリングデザイン概論 |
機械設計の大まかな流れが理解できる. 機械設計におけるエンジニアリングデザインの重要性が説明できる.
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2週 |
グループワーク(仕様の作成) |
与えられた課題に対し,グループで仕様を作成し,仕様書にまとめることができる.
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3週 |
グループワーク(仕様の作成) |
与えられた課題に対し,グループで仕様を作成し,仕様書にまとめることができる.
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4週 |
グループワーク(仕様の作成)※仕様書仮提出期限 |
与えられた課題に対し,グループで仕様を作成し,仕様書にまとめることができる.
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5週 |
グループワーク(機構の検討) |
作成した仕様書に対し,グループで議論し,複数の実現可能な機構を提案することができる.
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6週 |
グループワーク(機構の検討) |
作成した仕様書に対し,グループで議論し,複数の実現可能な機構を提案することができる.
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7週 |
グループワーク(機構の検討) |
作成した仕様書に対し,グループで議論し,複数の実現可能な機構を提案することができる.
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8週 |
グループワーク(計画図の作成・設計計算・詳細検討) |
提案した機構に対し,グループで議論し,計画図および必要な設計計算や詳細を検討できる.
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2ndQ |
9週 |
グループワーク(計画図の作成・設計計算・詳細検討) |
提案した機構に対し,グループで議論し,計画図および必要な設計計算や詳細を検討できる.
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10週 |
グループワーク(計画図の作成・設計計算・詳細検討) |
提案した機構に対し,グループで議論し,計画図および必要な設計計算や詳細を検討できる.
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11週 |
グループワーク(計画図の作成・設計計算・詳細検討) |
提案した機構に対し,グループで議論し,計画図および必要な設計計算や詳細を検討できる.
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12週 |
グループワーク(計画図の作成・設計計算・詳細検討) |
提案した機構に対し,グループで議論し,計画図および必要な設計計算や詳細を検討できる.
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13週 |
グループワーク(計画図の作成・設計計算・詳細検討)※仕様書,計算書,計画図提出期限 |
実施した全ての設計に対し,グループで役割分担をして適切な資料にまとめることができる.
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14週 |
グループワーク(仕様に対する評価・検討・発表資料作成)※発表資料提出期限 |
自らのグループで設計した内容について,客観的な視点から評価し,わかりやすく発表資料にまとめることができる.
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15週 |
発表会・講評・アンケート |
自らのグループで設計した内容について,客観的な視点から評価し,わかりやすく伝えることができる.
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 他者の意見を聞き合意形成することができる。 | 3 | |
合意形成のために会話を成立させることができる。 | 3 | |
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。 | 3 | |
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 3 | |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 3 | |
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 3 | |
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる | 3 | |
複数の情報を整理・構造化できる。 | 3 | |
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。 | 3 | |
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 3 | |
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。 | 2 | |
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。 | 3 | |
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。 | 3 | |
事実をもとに論理や考察を展開できる。 | 3 | |
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。 | 3 | |
態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。 | 3 | |
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。 | 3 | |
目標の実現に向けて計画ができる。 | 3 | |
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。 | 3 | |
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。 | 3 | |
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。 | 3 | |
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。 | 3 | |
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。 | 3 | |
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。 | 3 | |
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。 | 3 | |
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。 | 3 | |
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている | 3 | |
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。 | 2 | |
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。 | 2 | |
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。 | 2 | |
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。 | 2 | |
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。 | 2 | |
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。 | 2 | |
総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。 | 3 | |
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。 | 2 | |
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。 | 3 | |
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。 | 3 | |
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。 | 3 | |
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。 | 3 | |