概要:
本科目では機械技術者として必須である機械設計製図の基礎的な知識と技術の習得を目的とする.
授業は講義と製図から成り,講義では表面粗さ,はめあいおよび公差などの設計製図の基礎的事項から,ねじ,軸・軸継ぎ手などの機械要素の基礎的事項について学び,実際に製図をすることで,図面への記入方法について理解する.
後半15週間はボール盤用万力のスケッチから製図までを行い,各種部品の機能を理解するとともに,基本的な製図能力の定着を図る.
授業の進め方・方法:
講義及び練習問題:ホームルームにおいて表面粗さ,はめあい,公差,ねじ,軸・軸継ぎ手について学ぶとともに,図面の描き方について練習問題を行う.
製図:支持台,軸受ふた,軸受,フランジ型たわみ軸継ぎ手は各人が描く.ボール盤用万力については5~6人のグループごとに分かれてスケッチを行い,その後 は各人がスケッチを基に製図を行う.
注意点:
1.評価については、評価割合に従って行います。ただし、適宜再試や追加課題を課し、加点することがあります.
2.中間試験を授業時間内に実施することがあります.
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス,図面の役割 |
図面の役割と種類の適用ができる.
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2週 |
製図の規格,製図用具の使い方,文字の書き方 |
製図用具を正しく使うことができ,線の種類と用途について説明ができる.
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3週 |
線の種類と描き方,製作図の描き方,寸法記入法 |
物体の投影図を正確にかくことができ,製作図の書き方を理解し,製作図を作成することができる.
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4週 |
公差と表面性状 |
公差と表面性状の意味を理解し,図示することができる.
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5週 |
「支持台」の製図,はめあい |
JIS規格で定められた線,記号,文字を理解した上で図面の作成ができる.
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6週 |
「軸受ふた」の製図,幾何公差 |
JIS規格で定められた線,記号,文字を理解した上で図面の作成ができる.
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7週 |
ねじ |
ねじ,ボルト・ナットの種類,特徴,用途,規格を理解し,適用ができる.
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8週 |
ボルト・ナット |
ボルト・ナットの図面の作成ができる.
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2ndQ |
9週 |
ボルト・ナット |
ボルト・ナットの図面の作成ができる.
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10週 |
ボルト・ナット |
ボルト・ナットの図面の作成ができる.
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11週 |
「軸受」の製図,軸と軸継手 |
軸の種類と用途を理解し,適用ができる.
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12週 |
「軸受」の製図 |
軸受の機械要素の図面の作成ができる.
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13週 |
「軸受」の製図 |
軸受の機械要素の図面の作成ができる.
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14週 |
「フランジ型たわみ軸継ぎ手」の製図 |
軸継手の種類と用途を理解し,適用ができる.
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15週 |
「フランジ型たわみ軸継ぎ手」の製図 |
軸継手の図面の作成ができる.
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
「フランジ型たわみ軸継ぎ手」の製図 |
軸継手の図面の作成ができる.
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2週 |
「フランジ型たわみ軸継ぎ手」の製図 |
軸継手の図面の作成ができる.
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3週 |
スケッチの手法 |
部品のスケッチ図を書くことができる.
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4週 |
「手巻きウインチ」のスケッチ |
手巻きウインチを対象としてスケッチ図を描くことができる.
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5週 |
「手巻きウインチ」のスケッチ |
手巻きウインチを対象としてスケッチ図を描くことができる.
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6週 |
「手巻きウインチ」のスケッチ |
手巻きウインチを対象としてスケッチ図を描くことができる.
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7週 |
「手巻きウインチ(部品図)」の製作図作成 |
スケッチ図をもとに部品図の作成ができる.
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8週 |
「手巻きウインチ(部品図)」の製作図作成 |
スケッチ図をもとに部品図の作成ができる.
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4thQ |
9週 |
「手巻きウインチ(部品図)」の製作図作成 |
スケッチ図をもとに部品図の作成ができる.
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10週 |
「ボール盤用万力」のスケッチ |
ボール盤用万力を対象としてスケッチ図を描くことができる.
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11週 |
「ボール盤用万力」のスケッチ |
ボール盤用万力を対象としてスケッチ図を描くことができる.
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12週 |
「ボール盤用万力」のスケッチ |
ボール盤用万力を対象としてスケッチ図を描くことができる.
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13週 |
「ボール盤用万力(部品図)」の製作図作成 |
スケッチ図をもとに部品図の作成ができる.
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14週 |
「ボール盤用万力(部品図)」の製作図作成 |
スケッチ図をもとに部品図の作成ができる.
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15週 |
「ボール盤用万力(部品図)」の製作図作成 |
スケッチ図をもとに部品図の作成ができる.
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 製図 | 図面の役割と種類を適用できる。 | 4 | 前1,前2,前3,後7,後8,後9,後13,後14,後15 |
製図用具を正しく使うことができる。 | 4 | 前2,後7,後8,後9,後13,後14,後15 |
線の種類と用途を説明できる。 | 4 | 前2,前5,前6,後13 |
物体の投影図を正確にかくことができる。 | 3 | 前2,前3,後13 |
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。 | 3 | 前3,後7,後8,後9,後13,後14,後15 |
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。 | 3 | 前4,後2,後14 |
部品のスケッチ図を書くことができる。 | 3 | 後2,後3,後4,後5,後6,後10,後11,後12 |
ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できる。 | 2 | 前8,前9,前10,前12,前13,前15,後1,後2,後15 |
機械設計 | ねじ、ボルト・ナットの種類、特徴、用途、規格を理解し、適用できる。 | 2 | 前5,前7 |
軸の種類と用途を理解し、適用できる。 | 2 | 前8,前11 |
軸継手の種類と用途を理解し、適用できる。 | 2 | 前14 |