機構学(後期:演習)

科目基礎情報

学校 佐世保工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 機構学(後期:演習)
科目番号 0101 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 後期:2
教科書/教材 機構学(森北出版)
一般物理(芸術図書出版社)
配布資料
担当教員 福田 孝之,森田 英俊

到達目標

1. 瞬間中心と節の速度の関係を理解し、計算できる。
2. 4節回転連鎖・回転-直進機構において,節の交替によってできる各機構の動きを理解し計算できる。
3. 各種歯車列の速比の求め方を理解し、計算できる。
4. 直線運動や回転運動の運動方程式をたて、解くことできる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
瞬間中心と節の速度の関係を理解できる。瞬間中心と節の速度の関係を理解し,これらを導出することができる。瞬間中心の意味がわかり,瞬間中心や節の速度の導出がほとんどできる。瞬間中心の導出ができない。
4節回転連鎖・回転-直進機構において,節の交替によってできる各機構の動きを理解できる。4節回転連鎖・回転-直進機構において,節の交換によって機構が変化することを的確に理解し,作動状況を十分に説明できる。4節回転連鎖・回転-直進機構において,節の交換によって機構が変化することを概略理解でき,作動状況も理解できる。4節回転連鎖・回転-直進機構において,節の交換によって機構がどのように変わるかを理解できない。
各種歯車列の速比の求め方を理解できる。各種歯車列の変速機構を十分に理解し,その速比を正しく計算できる。各種歯車列の変速機構を理解し、速比の求め方を説明できる。各種歯車列の変速機構が理解できず、速度比の求め方を節目できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-4 説明 閉じる
JABEE b 説明 閉じる
JABEE d 説明 閉じる
JABEE e 説明 閉じる

教育方法等

概要:
機械要素相互の運動や機械要素の特徴・形状について、理解を深めるため演習を行う。
本科目は、企業で機械や構造物の設計を担当していた教員が、その経験を活かし、様々な機械構造物の基本的な機構について講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
予備知識:数学での微分・積分,三角関数,物理での変位,速度,加速度,角速度、歯車の理論、微分方程式、線形代数の知識
講義室:4M教室
授業形式:演習
 この科目は学修単位であるので,事前学習及び事後学習による演習問題の自習を行い,学習効果を高めるものである。
注意点:
評価方法:毎回の演習により評価し,60点以上を合格とする。
自己学習の指針:予習・復習をし、講義内容を理解しておくこと。試験前には授業中の演習の解法を通して内容を理解しておくこと。
学生が用意するもの: 教科書,配布資料、電卓,作図用具
オフィスアワー:火曜および木曜16:00~17:00

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 シラバスの説明、運動と瞬間中心演習 運動と瞬間中心について理解し、問題を解くことができる。
2週 機構における速度、加速度演習 機構における速度、加速度に関する問題について解くことができる。
3週 機構における速度、加速度演習 機構における速度、加速度に関する問題について解くことができる。
4週 リンク機構に関する演習 リンク機構に関する問題について解くことができる。
5週 リンク機構に関する演習 リンク機構に関する問題について解くことができる。
6週 カム機構に関する演習 カム機構に関する問題について解くことができる。
7週 歯車列に関する演習 歯車列に関する問題について解くことができる。
8週 歯車列に関する演習 歯車列に関する問題について解くことができる。
4thQ
9週 微積分に関する演習 直線や回転運動を解析するために必要な微積分の問題について解くことができる。
10週 微積分に関する演習 直線や回転運動を解析するために必要な微積分の問題について解くことができる。
11週 直線運動に関する運動方程式の演習 直線運動に関する運動方程式(微分方程式)を解くことができる。
12週 直線運動に関する運動方程式の演習 直線運動に関する運動方程式(微分方程式)を解くことができる。
13週 回転運動に関する運動方程式の演習 回転運動に関する運動方程式(微分方程式)を解くことができる。
14週 回転運動に関する運動方程式の演習 回転運動に関する運動方程式(微分方程式)を解くことができる。
15週 往復運動を解析するための数学演習(線形代数) 線形代数の知識を用いて、多自由度系の往復運動の問題を解くことができる。
16週 往復運動を解析するための数学演習(線形代数) 線形代数の知識を用いて、多自由度系の往復運動の問題を解くことができる。

評価割合

演習合計
総合評価割合100100
基礎的能力00
専門的能力100100
分野横断的能力00