到達目標
機械材料学ⅠAに引き続き、機械材料としての主に金属材料を基礎から学び,性質・特性を理解し,設計条件を満足する材料の選択ができるようになること.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 機械材料としての金属材料の基礎的性質・特性を理解できる | 機械材料としての金属材料の基礎的性質・特性をある程度理解できる。 | 機械材料としての金属材料の基礎的性質・特性を理解できない。 |
評価項目2 | 設計条件を満足する最適材料の選択ができる。 | 設計条件を満足する候補材料の選択ができる。 | 材料の選択ができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
機械システムに使用する材料は,システムの寸法や形状だけでなく,機械システムの性能にも多大な影響を与える.適切な材料の選択が,高精度・高性能な機械システムを製作するためには必要不可欠である.従って,本講義は,機械工学を専攻する学生にとって重要な科目で必修得科目である.本講義は学習教育目標の『得意とする専門分野の知識と技術の修得』を目指している.具体的には,金属材料の一般的な性質,冶金的特性,機械的特性,熱処理,鉄鋼材料,非鉄材料について学び,材料の適切な選択ができることを目標とする.
授業の進め方・方法:
主として、各種熱処理が材料特性に及ぼす影響等について学ぶ.講義は週1回、全部で7.5回実施する.学期末に到達度試験を1回実施する.
注意点:
・本科目は学習単位である.授業時間の他に30時間の自学自習が必要となり、その分学習進度は早いので、その旨十分に留意しながら授業に臨むこと.機械材料学ⅠAで学習した平衡状態図の知識は必須なので十分に復習しておくこと。
・いわゆる補充試験は原則的に行わないが、到達度試験の点数が50点以上の場合に限りレポート等を課す場合がある。この場合の評価方法は、到達度試験の点数を8割、レポート等の点数を2割で換算し、合計点数が60点以上であれば合格とする。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
4thQ |
9週 |
鋼の熱処理1 |
鋼の熱処理のポイントを知っている。
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10週 |
鋼の熱処理2 |
共析鋼の連続冷却変態図の見方を深く理解できる。
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11週 |
鋼の熱処理3 |
連続冷却変態図と平衡状態図の関連性を深く理解できる。
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12週 |
鋼の熱処理4 |
焼き鈍し及び焼きならの目的と具体的操作等について十分に説明出来る。
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13週 |
鋼の熱処理5 |
焼入れの目的と具体的操作方法等について十分に説明出来る。
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14週 |
鋼の熱処理6 |
焼戻しの目的と具体的操作方法等について十分に説明出来る。
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15週 |
鋼の熱処理7 |
表面硬化処理の目的と具体的操作方法等について十分に説明出来る。
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16週 |
到達度試験
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60点以上
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 材料 | 焼きなましの目的と操作を説明できる。 | 4 | |
焼きならしの目的と操作を説明できる。 | 4 | |
焼入れの目的と操作を説明できる。 | 4 | |
焼戻しの目的と操作を説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |