到達目標
C言語の基礎を学び、基本的なプログラムが書けるようになる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
プログラムを作成して実行できる。 | 作成したプログラムにエラーがあっても自分で修正して実行できる。 | プログラムを作成してエラーがなければ実行できる。 | プログラムを作成できない。または、作成したが実行できない。 |
値を出力するプログラムを作れる。 | 任意の書式で値を出力するprintf関数を書ける。 | 基本的な書式で値を出力するprintf関数を書けない。 | printf関数を書けない。 |
データ型の種類と特徴を説明できる。 | データ型の種類と特徴をメモリ中の内部表現にもとづいて説明できる。任意の基数間の変換に加えて負数の表現ができる。 | データ型の種類と特徴を説明できる。2-8-10-16進数の間の変換ができる。 | データ型の種類を説明できない。 |
変数を用いたプログラムを作れる。 | 変数の値の変化を追跡して、より簡単なプログラムに推敲できる。 | 変数を使ったプログラムを書ける。 | 変数を使ったプログラムを書けない。 |
値を入力するプログラムを作れる。 | 任意の書式で値を入力するscanf関数を書ける。 | 基本的な書式で値を入力するscanf関数を書ける。 | scanf関数を書けない。 |
条件分岐を用いたプログラムを作れる。 | 任意の条件分岐の構造に従って、適切な入れ子構造を持つif文または条件演算子を書ける。 | 指定された条件分岐を満たすif文または条件演算子を書ける。 | if文または条件演算子を書けない。 |
学科の到達目標項目との関係
本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 3-c
説明
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教育方法等
概要:
様々なソフトウェアの開発に利用されているC言語の基礎を学び、条件分岐を含む程度のプログラムが書けるようになる。より高度な内容は、2年次の「情報処理Ⅱ」と「情報処理Ⅲ」および3年次の「情報処理Ⅳ」で学習する。
授業の進め方・方法:
PC教室で教科書の例題にそった演習形式で進める。並行してmoodleで提供する教材を使って教科書の内容を補足する。
注意点:
エラーメッセージには誤りが見つかったプログラム中の行番号が含まれているので注意深く読むこと。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
プログラムの作成と実行 |
テキストエディタでプログラムを作成できる。コンパイラで機械命令に変換して実行できる。
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2週 |
簡単な出力 |
最小構成のプログラムと命令の実行順序を説明できる。printf関数を実行できる。
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3週 |
簡単な出力 |
書式を指定してprintf関数を実行できる。
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4週 |
定数と変数と代入と演算とデータ型 |
書式を指定してscanf関数を実行できる。変数の名前とアドレスと値を区別できる。
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5週 |
定数と変数と代入と演算とデータ型 |
適切なデータ型を指定して変数宣言ができる。演算子の種類と優先順位を考慮した式が書ける。
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6週 |
定数と変数と代入と演算とデータ型 |
データ型を変換するキャスト演算子が使える。
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7週 |
条件分岐と関係演算子と複合文 |
if文を用いて条件に応じた処理ができる。等価演算子と関係演算子を使える。
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8週 |
条件分岐と関係演算子と複合文 |
条件演算子を用いて条件に応じた演算ができる。論理演算子を使える。必要に応じて複合文を使える。
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4thQ |
9週 |
総合演習 |
ここまでの学習内容に関わる質問に解答できる。
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10週 |
基数変換 |
2進数-8進数-10進数-16進数の関係を理解して相互に変換できる。
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11週 |
整数型 |
整数型のサイズと表現できる範囲を説明できる。特に整数型のひとつとして文字型を文字コードに言及しながら説明できる。
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12週 |
符号つき整数型と符号なし整数型 |
符号つき整数型と符号なし整数型の内部表現を理解して、表現できる最大値と最小値および負数の表現を説明できる。
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13週 |
浮動小数点型 |
小数部と指数部を持つ浮動小数点型の内部表現を理解して、表現できる最大値と最小値および実数との差異を説明できる。
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14週 |
総合演習 |
ここまでの学習内容に関わる質問に解答できる。
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15週 |
試験答案の返却・解説 |
試験において間違った部分を自分の課題として把握する(非評価項目)。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | 基礎的なプログラムを作成できる。 | 3 | |
計算機を用いて数学的な処理を行うことができる。 | 3 | |
基礎的なアルゴリズムについて理解し、任意のプログラミング言語を用いて記述できる。 | 3 | |
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを説明できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 課題 | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 70 | 30 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |