到達目標
(1) 中学までに学んだ電気工学に関連する内容について理解する。
(2) 有効数字を理解して直流回路の基礎計算ができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 中学までに学んだ電気工学に関連する内容について理解する。 | 中学までに学んだ電気工学に関連する内容について理解する。 | 中学までに学んだ電気工学に関連する内容について理解していない。 |
評価項目2 | 有効数字を理解して直流回路の基礎計算ができる。
| 有効数字を理解して直流回路の基礎計算ができる。 | 有効数字を理解して直流回路の基礎計算がでない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本科目は電気工学の基礎科目の一つである。これから電気工学を勉強するにあたり,電気工学の基礎となる直流回路について基本的な計算方法を学習する。本科目では,有効数字と計算の基礎を理解し,直流回路における電流と電圧の関係,直並列回路,電力について計算できるようになることを目標にしている。
授業の進め方・方法:
・到達目標(1)と(2)について定期試験と小テストで評価する。
・成績は定期試験80%,小テスト20%で評価し,50点以上(100点満点)を合格とする
・定期試験は中間試験と期末試験(各100点満点)の平均×0.8点を成績とする。
・小テスト(各100点満点)の評価は,実施回数分の平均点×0.2点を成績とする。
・成績が49点以下の者は,再評価試験を実施する。
注意点:
中学校で使用した教科書,参考書に記載されている内容は,これから学ぶ事柄の基礎となる具体例が幅広くまとめられたものであり,全て重要である。学習の導入として活用すること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
計算の基礎1 指数表現,接頭語,単位,単位の換算,ギリシャ文字
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2週 |
計算の基礎2 (小テスト1) 有効数字の考え方,各種関数,三角関数
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3週 |
計算の基礎3 (小テスト2) 有効数字の考え方,各種関数,三角関数
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4週 |
直流回路 電気回路の電流と電圧 (小テスト3) 電流と電子,オームの法則
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5週 |
直流回路 電気回路の電流と電圧 (小テスト4) 電流と電子,オームの法則
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6週 |
直流回路 電気回路の計算 (小テスト5) 簡単な直流回路の計算
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7週 |
直流回路 電気回路の計算 (小テスト6) 直列回路,並列回路
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8週 |
直流回路 電気回路の計算 (小テスト7) 分圧器,分流器,ブリッジ回路
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2ndQ |
9週 |
中間試験 第8回までの内容について試験する
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10週 |
直流回路 電気回路の計算 (小テスト8) 中間試験範囲までの内容について復習を行う
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11週 |
直流回路 抵抗の性質 (小テスト9) 導体の抵抗,いろいろな抵抗
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12週 |
直流回路 消費電力と発生熱量 (小テスト10) 電力と電力量,電流の発熱作用,熱電現象
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13週 |
直流回路の計算 (小テスト11) キルヒホッフの法則を用いた計算
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14週 |
計算演習 (小テスト12) これまでに解説した直流回路の計算,エネルギーの計算演習を行う
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15週 |
前期期末試験 これまでの内容について試験する
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16週 |
直流回路 電気回路の計算 これまでの内容について復習を行う
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 電気・電子系分野【実験・実習能力】 | 電気・電子系【実験実習】 | 電圧・電流・電力などの電気諸量の測定が実践できる。 | 1 | |
抵抗・インピーダンスの測定が実践できる。 | 1 | |
電気・電子系の実験を安全に行うための基本知識を習得する。 | 1 | |
直流回路論における諸定理について実験を通して理解する。 | 1 | |
交流回路論における諸現象について実験を通して理解する。 | 1 | |
評価割合
| 試験 | 小テスト | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 20 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |