到達目標
(1)発酵工業の歴史と利用について説明できる。
(2)実際の微生物を用いた工学的実験方法について説明できる。
(3)有効的な微生物の工業的利用方法について説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 発酵工業の歴史と利用について説明・利用できる。 | 発酵工業の歴史と利用についてある程度説明・利用できる。 | 発酵工業の歴史と利用について説明・利用できない。 |
評価項目2 | 実際の微生物を用いた工学的実験方法について説明・利用できる。 | 実際の微生物を用いた工学的実験方法についてある程度説明・利用できる。 | 実際の微生物を用いた工学的実験方法について説明・利用できない。 |
評価項目3 | 有効的な微生物の工業的利用方法について説明・利用できる。 | 有効的な微生物の工業的利用方法についてある程度説明・利用できる。 | 有効的な微生物の工業的利用方法について説明・利用できない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 A-4
説明
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JABEE d1
説明
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教育方法等
概要:
バイオテクノロジー,バイオエンジニアリングという言葉が漠然と使われているが,本来の意味を答えられる人は少ないであろう。しかし,現代の食料事情や産業においてバイオテクノロジーは重要な方法として必要な知識となっている。本講義は微生物を用いた発酵工学と細胞工学などについて実際の作業について学び,微生物の工業的利用法について学ぶ。
授業の進め方・方法:
座学を中心に行う。
授業を進める上で,微生物学の知識だけにとどまらず,化学的な基礎も重要になってくるので関連科目の復習を行っておくこと。質問は随時受け付けるので藤井研究室までくること。
また,次のような自学自習を30時間以上行うこと
・授業内容を理解するため、配布したプリントの復習。
・課題を与えるので、レポートの作成。
・定期試験の準備を行う。
注意点:
成績は定期試験(40%)、レポート(30%)、出席カード(30%)により総合評価する。出席カード(30%)は授業に関する設問(20%)および授業に取り組む態度(10%)で評価する。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
学習内容について理解する。
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2週 |
微生物学と生物工学 |
微生物学と生物工学の関係を理解できる。
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3週 |
発酵食品の歴史(酒類) |
発酵食品の歴史について説明できる。
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4週 |
清酒の製造 |
清酒の製造について説明できる。
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5週 |
ビールの製造・ワインの製造 |
ビールの製造・ワインの製造について説明できる。
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6週 |
焼酎・ウイスキーの製造 |
焼酎・ウイスキーの製造にうちて説明できる。
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7週 |
しょう油の製造・味噌の製造 |
しょう油・味噌の製造について説明できる。
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8週 |
納豆,カツオ節の製造 |
納豆・カツオ節の製造について説明できる。
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2ndQ |
9週 |
乳製品の製造 |
乳製品の製造について説明できる。
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10週 |
食飼料微生物・発酵工業と微生物 |
食飼料微生物について説明できる。
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11週 |
アミノ酸発酵 |
アミノ酸発酵にについて説明できる。
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12週 |
酵素について |
酵素について説明できる。
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13週 |
タンパク質工学 |
タンパク質工学について説明できる。
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14週 |
バイオリアクター |
バイオリアクターの利用について説明できる。
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15週 |
環境と微生物 |
環境に関わる微生物について説明できる。
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16週 |
定期試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 生物化学 | 解糖系の概要を説明できる。 | 3 | |
クエン酸回路の概要を説明できる。 | 3 | |
嫌気呼吸(アルコール発酵・乳酸発酵)の過程を説明できる。 | 3 | |
生物工学 | 原核微生物の種類と特徴について説明できる。 | 3 | |
真核微生物(カビ、酵母)の種類と特徴について説明できる。 | 3 | |
微生物の増殖(増殖曲線)について説明できる。 | 3 | |
微生物の育種方法について説明できる。 | 3 | |
微生物の培養方法について説明でき、安全対策についても説明できる。 | 3 | |
アルコール発酵について説明でき、その醸造への利用について説明できる。 | 3 | |
食品加工と微生物の関係について説明できる。 | 3 | |
抗生物質や生理活性物質の例を挙げ、微生物を用いたそれらの生産方法について説明できる。 | 3 | |
微生物を用いた廃水処理・バイオレメディエーションについて説明できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 60 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 60 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |