到達目標
遺伝子DNAの基本的な性質、働きについて下記の事項を理解することを到達目標とする。
(1)核酸の化学的性質・構造について説明できる。
(2)DNAの複製についてについて説明できる。
(3)タンパク質合成-転写・翻訳-について説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 核酸の化学的性質・構造について説明できる | 核酸の化学的性質・構造について理解できている | 核酸の化学的性質・構造について理解できていない |
評価項目2 | DNAの複製についてについて説明できる | DNAの複製についてについて理解できている | DNAの複製についてについて理解できていない |
評価項目3 | タンパク質合成-転写・翻訳-について説明できる | タンパク質合成-転写・翻訳-について理解できている | タンパク質合成-転写・翻訳-について理解できていない |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 A-4
説明
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JABEE d1
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教育方法等
概要:
生化学とは、生命現象を化学的に解析する学問分野である。本講義では、研究機関でDNAの遺伝子組換操作などを担当していた教員がその経験を活かし、遺伝子の本体であるDNAの物質としての性質と構造、DNAの情報に基づき行われるタンパク質合成について講義形式で授業を行う。
授業の進め方・方法:
教科書を中心に座学を行うが、内容が複雑な項目は適宜プリントやビデオを用い理解を深める。既に学習した生物学、微生物学の基礎知識も必要となるため、充分な復習を要する。なお、金曜の16:30~17:30をオフィスアワーとするので、質問のある学生は遠藤研究室に来室のこと。
また、本科目は学修単位であるため、以下のような自学自習を60時間以上行うこと。
・定期試験の準備をする。
・授業内容の理解を深めるため,復習を行う
注意点:
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス(授業の進め方・概要) |
1年時に学習したDNAとRNAについて思い出す
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2週 |
核酸の構造1 |
DNAの構造特性について理解する
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3週 |
核酸の構造2 |
RNAの構造特性について理解し、DNAとの比較を説明できる
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4週 |
核酸の性質1 |
DNAの化学的・物理的性質について理解する
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5週 |
核酸の性質2 |
RNAの化学的・物理的性質について理解し、DNAとの比較を説明できる
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6週 |
DNAの複製1 |
DNAの半保存的複製を説明することができる。
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7週 |
DNAの複製2 |
大腸菌の複製について、工程、必要酵素について理解する
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8週 |
後期中間試験 |
2週~7週までの内容について試験を行う
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4thQ |
9週 |
RNAの種類と働き |
タンパク質合成において、必要なRNAの種類、働きを理解する
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10週 |
転写1 |
大腸菌の転写に関わる酵素の働きを理解する
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11週 |
転写2 |
大腸菌の転写機構の違いを理解する
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12週 |
翻訳1 |
tRNAの合成、活性化方法、コドンの翻訳方法について理解する
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13週 |
翻訳2 |
大腸菌の翻訳機構を理解する
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14週 |
タンパク質の構造と機能1 |
タンパク質の加工について翻訳後修飾について理解する
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15週 |
学年末試験 |
9週~14週の内容について試験を行う
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16週 |
復習 |
試験結果を見直し復習を行う
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 生物化学 | ヌクレオチドの構造を説明できる。 | 1 | 後4 |
DNAの二重らせん構造、塩基の相補的結合を説明できる。 | 1 | 後6 |
DNAの半保存的複製を説明できる。 | 1 | 後6 |
RNAの種類と働きを列記できる。 | 1 | 後5,後9 |
コドンについて説明でき、転写と翻訳の概要を説明できる。 | 1 | 後12 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 90 | 0 | 0 | 10 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 90 | 0 | 0 | 10 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |