概要:
国際人として、専門人として必要となる基礎的な知識の獲得を目指し、様々な文化や社会の背景(エートス:倫理)となっている哲学や宗教、科学思想を中心に学習する。
次のことができるようになるよう、真剣に受講することを望む。
・思想家たちの用いた諸概念の連関について説明できる。
・思想家たちが、どのような時代背景や文化的背景のもとで、どのような倫理思想を構築したかを理解することにより、さまざまな地域の歴史や文化を多面的に認識できる。
・過去から現代までのさまざまな思想が、現代社会の特質や現代の倫理的課題、さらに、技術をとりまく問題を捉える際に多くの示唆を与えてくれることを理解できる。
授業の進め方・方法:
教科書に沿って、17世紀の思想まで進むことを目指すが、古代の思想について学びながら同時に現代の事柄を扱うようにするため、学生は倫理社会についての全体的な知識を得ることができる。学生の理解度をはかり、思索の深化を促すために、授業中に複数回の小テストや自習プリント、感想文課題を行う。ノートの提出も義務づける。
注意点:
4回の定期試験の平均(80%)に、授業中に行う複数回の課題(感想文や小テスト、自習プリントなど)(20%)、および、ノートなどの提出物や平常の様子により加減点を行う。評価したうえで必要な場合は、小テストおよびレポートを課す。100点満点で60点以上を合格とする。提出物の提出が滞らないようにすること。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 | 3 | 前1,前2,前5,前7,前9,前13,前15,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11 |
公民的分野 | 人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。 | 3 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後14,後15 |
工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を認識している。 | 3 | 前1 |
グローバリゼーション・異文化多文化理解 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。 | 3 | 前1,前2,前3,前4,前7,前9,前13,前14,前15,後4,後5,後6,後7,後10,後11,後12,後13,後15 |
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。 | 3 | 前5,前7,前15,後1,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後14 |
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。 | 3 | 前7,前9,前11,前14,後2,後9,後14,後15 |
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。 | 3 | 前1,前9,後15 |