科目基礎情報

学校 佐世保工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 図学
科目番号 0022 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 前期:1
教科書/教材 基礎応用 第三角法図学 第2版(岩井実ほか、森北出版),電子製図(実教出版),第三角法図学演習(岩井実ほか、森北出版),基礎電気・電子製図練習ノート(実教出版)
担当教員 槇田 諭

到達目標

1.空間にある点、線、平面の位置関係が理解できること
2.三角定規、コンパスを用いて基礎的な作図ができること
3.図形の投影図が理解できること
4.第三角法と等角投影法の変換ができること
5.3次元CADの基本的な使い方ができること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1空間にある点、線、平面の位置関係が理解でき,三角定規、コンパスを用いた応用的な作図ができる.空間にある点、線、平面の位置関係がおおよそ理解でき,三角定規、コンパスを用いた基礎的な作図ができる.空間にある点、線、平面の位置関係が理解できず,三角定規、コンパスを用いた応用的な作図ができない.
評価項目2図形の投影図が十分に理解でき,第三角法と等角投影法の変換ができる.図形の投影図がおおよそ理解でき,第三角法と等角投影法の変換がほとんどできる.図形の投影図が十分に理解できず,第三角法と等角投影法の変換ができない.
評価項目33次元CADの応用的な使い方ができ,自発的に作図できる.3次元CADの基本的な使い方ができ,指定の作図ができる.3次元CADの基本的な使い方ができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
空間にある点,線,平面および立体などの間の関係を平面上の図形として表し,その位置関係や大きさを図形的に求める能力を身につける.また,後に学ぶ製図で必要な第三角図法などの投影法について,図の見方を習得する.
授業の進め方・方法:
予備知識:数学,幾何学(図形問題)の基礎
講義室:教室,ICT
授業形式:講義・演習
学生が用意するもの:製図道具一式,USBフラッシュメモリなどの保存媒体
注意点:
評価方法:演習課題 50%,期末試験 50% として評価し,60点以上を合格とする.
自己学習の指針:教科書をよく読み,内容をよく理解する.また,関連分野について積極的に調べ,知識を蓄積する.補助教材の練習を参考に,教科書の演習,章末問題を自分で解いてみる.
オフィスアワー:金 16:00-17:00

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 図学・製図の概要 図学・製図がものづくりの基本であることを理解できる.
2週 製図道具の使用方法、線の練習 製図道具・パソコンなどの基本的な使い方を理解できる.
3週 投影図、線、記号、文字 投影の考え方を理解し,かんたんな正投影図がかける.
4週 直線、角の等分割 定規とコンパスによる基本的な作図ができる.
5週 正n角形の作図 コンパスを用いて近似的に多角形の作図ができる.
6週 立体の基礎 投影の種類、正投影、第三角法の考え方を説明できる.
7週 立体の投影図(投影図) 第三角法による投影図と等角投影図を相互に変換できる.
8週 立体の投影図(3次元CAD) 3次元CADの簡単な操作法を理解できる.
2ndQ
9週 総合演習 演習により図学の基礎に関して理解する.
10週 点と直線の投影 第三角法による直線や点の投影図を作図できる.
11週 線分の実長、傾角 斜めに置かれた直線の投影図を理解できる.
12週 二直線の関係(交わり、平行) 2本の直線の空間的位置関係を理解できる.
13週 平面の投影 平面の表現の仕方を理解できる.
14週 平面と直線の交わり、距離 平面と直線の交点を求めることができる.
15週 二平面の関係 2つの平面の交点や交線および陰線が理解できる.
16週

評価割合

試験演習課題合計
総合評価割合5050100
基礎的能力000
専門的能力5050100
分野横断的能力000