政治・経済

科目基礎情報

学校 鹿児島工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 政治・経済
科目番号 0056 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 【教科書】『政治・経済』(間宮陽介、田中孝彦等)東京書籍
担当教員 熊 華磊

到達目標

・講義で取り上げた政治・経済現象について理解できること
・世の中の政治・経済現象に対し、知的好奇心をもつこと
・世の中の政治・経済現象について、講義を通して学んだ知識を使って自ら分析・解釈できること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
1.資本主義を理解できる資本主義の歴史と特徴を深く理解し、身近にある資本主義経済を見つけ出し、解釈できる資本主義の歴史と特徴をおおよそ理解し、その要点について講義資料どおり説明できる資本主義の歴史と特徴を理解しておらず、説明できない
2.市場経済を理解できる市場経済の特徴を深く理解し、需給曲線を駆使し、身近な経済現象を分析できる市場経済の特徴をおおよそ理解し、講義で紹介された需給曲線を描くことができる市場経済の特徴を理解しておらず、需給曲線が描けない
3.金融のしくみについて理解できる金融のしくみを深く理解し、自らの言葉で説明できる金融のしくみをおおよそ理解し、その要点について講義どおりに説明できる金融のしくみを理解しておらず、説明できない
4.民主政治の基本原理について理解できる民主政治の基本原理を深く理解し、民主政治の意味と問題について自ら考えることができる民主政治の基本原理をおおよそ理解し、その要点について講義どおりに説明できる民主政治の基本原理を理解しておらず、説明できない
5.日本国憲法を理解できる日本国憲法を深く理解し、日本国憲法にまつわる議論について自ら考え、参加することができる日本国憲法をおおよそ理解し、その要点について講義どおりに説明できる日本国憲法を理解しておらず、説明できない
6.日本の政治機構を理解できる日本の政治機構のしくみを深く理解し、現在起きている政治的諸問題について自ら考え、意見を述べることができる日本の政治機構のしくみをおおよそ理解し、その要点について講義どおりに説明できる日本の政治機構のしくみを理解しておらず、説明できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
広い視野に立って、民主主義の本質に関する理解を深めさせ、現代における政治、経済、国際関係などについて客観的に理解させるとともに、それらに関する諸課題について主体的に考察させ、公正な判断力を養い、良識ある公民として必要な能力と態度を育てる。
授業の進め方・方法:
本科目はスライド資料、プリント資料に基づき、講義形式で進行する。
授業中の質問において、学科対決やクラス内奇数・偶数対決を導入し、活発な議論を求める。
注意点:
プリント資料に大事なポイントを穴埋めした上で、自分なりの解釈等をつける。
宿題はないが、毎回授業のはじめに10分程度前回の授業内容を復習する。
授業中にスマホ使用や、繰り返し私語、居眠りの場合、態度点から減点する(最大-10)。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 「経済」とは(1)  経済の基本要素について理解する
2週 「経済」とは(2)  「経済」と「お金」の関係について理解する
3週 「資本主義」とは(1) 資本主義以前と以降の社会の違いについて理解する
4週 「資本主義」とは(2) 資本主義の展開について理解する
5週 「市場経済」とは(1) 市場を構成する基本要素について理解する
6週 「市場経済」とは(2) 需給曲線を通して、需要と供給および価格の関係について理解する
7週 「市場経済」とは(3) 需給曲線を通して、ミクロ経済について理解する
8週 「市場経済」とは(4) 需給曲線を通して、マクロ経済について理解する
2ndQ
9週 中間試験答案の返却・解説 試験において間違えた部分を自分の課題として把握する
10週 「金融」とは(1) 現代経済における借金の意義について理解する
11週 「金融」とは(2) 銀行のしくみについて理解する
12週 「金融」とは(3) 金融危機のしくみについて理解する
13週 「金融」とは(4) 金融危機発生後の対処法、特に中央銀行について理解する
14週 「金融」とは(5) (映像)リーマンショックについて理解する
15週 期末試験答案の返却・解説 試験において間違えた部分を自分の課題として把握する。
16週
後期
3rdQ
1週 政治とは 政治とは何か?どこで発生するのか?
について理解する
2週 民主政治(1) 民主政治を支える思想について理解する
3週 民主政治(2) 法とは何か?法の支配とはどういうことなのか?について理解する
4週 民主政治(3) 人権という考え方の確立と歴史について理解する
5週 民主政治(4) イギリス、アメリカおよび中国の政治機構
について理解する
6週 日本国憲法(1) 日本国憲法の三大基本原理について理解する
7週 日本国憲法(2) 日本国憲法に保障される人権について理解する
8週 日本国憲法(3) (映像)日本国憲法の誕生について理解する
4thQ
9週 中間試験答案の返却・解説 試験において間違えた部分を自分の課題として把握する
10週 日本の政治(1) 国会と立法について理解する
11週 日本の政治(2) 内閣と行政とついて理解する
12週 日本の政治(3) 裁判所と司法について理解する
13週 日本の政治(4) 戦後日本の政治政党について理解する
14週 日本の政治(5) 選挙のしくみについて理解する
15週 期末試験答案の返却・解説 試験において間違えた部分を自分の課題として把握する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。3
公民的分野自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。2
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。2
法令やルールを遵守した行動をとれる。2
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。3
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。3
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。3
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90001000100
基礎的能力90001000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000