概要:
グローバル化が急速に進展する現代国際社会の諸課題に対する理解を深めるために、異文化や異民族、民族紛争・民主化運動・環境問題等について学び、民族や異文化に対する理解を深めるとともに現代国際社会における日本の現状を理解する。
授業の進め方・方法:
座学を中心に進めるが、授業中にレポート課題へ取り組むことが5回ほどある。
また、グループ単位での学習も行う。
年に4回、ノートとワークの提出を求める。
注意点:
授業の内容を、試験のためとしてとらえるのではなく、現代社会においてどのような問題が生じているのかを自ら発見するための素材として欲しい。新聞などに目を通す習慣を身に付ける。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
オリエンテーション 第1章 1.地球儀や地図からとらえる世界 地球儀を用いて,水陸分布,大陸間の方位,距離,位置関係,時差や季節の生じるメカニズムについて考察することで,球体としての地球の姿を把握する。 |
授業の意義や目的について理解できる。地球儀や世界地図を活用することで,球面上の世界に関する基本的枠組みを身につける。
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2週 |
2 日本の位置と領域 国家の三要素と国境の概念,日本の地理的位置と領域,日本の抱える領土問題を扱うことで,世界的な見地から日本という国を考察する。 |
領土問題発生の背景が国益の衝突にあることを踏まえ,問題を平和的に解決するための方法について考えることが出来る。
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3週 |
世界の国家群 ○第二次世界大戦後~東西冷戦期に結成された様々な国家群とその結成の背景について当時の国際情勢との関わりから考察する。 ○冷戦終結以降に結成された様々な国家群の特徴について考察することで,国家間が互いに結びつき,協力していくことの大切さを理解する。
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国家群を軸に国家間の結びつきの現状や課題について考察することができる。
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4週 |
貿易で結びつく世界 ○経済のグローバル化に伴う日本の産業構造の変化や多国籍企業の活発な事業展開について考察する。 ○貿易体制と国際分業を切り口に,ものや資本の移動を通じた現代世界の動向と課題について考察する。
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○統計を用いて貿易品目・相手国の変化と産業構造・国家間の関係の変化との関係について理解できる。 ○流線図の作成を通じて,貿易体制や国際分業を軸にした国家間の結びつきを把握できる。
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5週 |
交通・通信の発達と世界の一体化 交通・通信の発達を切り口に,人や情報の国際移動を通じて,一体化する現代世界の動向と課題について考察します。国際移動の変遷,近年の労働力や難民を中心とした国際移動を事例に,現代世界の動向と課題について考察します。 |
流線図の作成や統計の読み取りを通じて交通・通信を軸に国家間の結びつきの現状や課題について考察します。 国際移動の変遷,近年の労働力や難民を中心とした国際移動について把握します。
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6週 |
生活の舞台としての地形と気候 |
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7週 |
東アジアの生活・文化と環境 東アジアの代表的事例として中国と韓国の生活・文化を取り上げ,地域性や歴史的背景との関わりから考察します。 |
写真や主題図,統計を用いて中国と韓国の生活・文化の特徴について理解できる。中国,韓国の最新の動向,抱えている課題について様々な角度から理解できる。
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8週 |
中間試験
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2ndQ |
9週 |
中国の改革開放と市場経済化苦難を乗り越えた韓国の生活と文化 |
中国,韓国の最新の動向,抱えている課題について様々な角度から理解できる。
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10週 |
東南アジアの生活・文化と環境、ASEAN諸国の多様性について
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東南アジアの生活・文化の特徴について理解できる。 統計を用いてASEAN諸国の生活・文化の多様性について理解できる。
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11週 |
タイの産業と開発 日本と歴史的に関わりの深いタイの地域性や歴史的背景との関わりから多面的・多角的に考察します |
タイの産業と開発の動向について理解できる
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12週 |
南アジアの生活・文化と環境 南アジアの生活・文化の特徴について,自然環境と関連づけて考察します。 |
南アジアの生活・文化の特徴について理解できる。
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13週 |
インドの成長と南アジアの国々 ○南アジアの代表的事例としてインドを取り上げ,その生活・文化の特徴と変化について考察する。合せて南アジア諸国の現在の動向,抱えている課題について,多面的・多角的に考察する。
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インドの現状と抱えている課題を近隣諸国の動向を理解できる。
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14週 |
身近な地域 身近な地域の活性化に重要な知的財産について学ぶ |
日本が世界有数の知的財産立国になることを目指している実情を把握し、知財の基本的な概念を理解できる。
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
期末試験の解答と解説・まとめ 夏休み中の課題について「身近な地域の知的財産」を調べる |
前期末試験の解説 将来、知財創出人財として活躍する本校の卒業生に必要な知財に関する基本的な事項を理解できる。
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後期 |
3rdQ |
1週 |
西アジア・北アフリカの生活・文化と環境 西アジア・北アフリカの宗教・言語の代表的事例として,イスラム教とアラビア語について地域性や歴史的背景との関わりから多面的・多角的に考察する。 ○油田開発が人々の生活をどのように変えたのか具体的に考察する。
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写真や主題図を用いて西アジア・北アフリカの生活・文化の特徴について理解できる。 ○写真や主題図を用いてイスラム教とアラビア語の特徴について理解できる。 油田地帯に居住する人々の生活の変化について理解できる。
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2週 |
アフリカ中・南部の生活・文化と環境 生活・文化の特徴について自然環境や歴史的背景,民族性と関連づけて考察する。 |
アフリカ中・南部の生活・文化の特徴について理解できる。
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3週 |
ヨーロッパの生活・文化と環境 EU統合へ向けた動きについて歴史的背景とのかかわりから考察し、EU統合によってもたらされた産業面や生活面における変化,地域間格差の現状について考察する。
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地図や年表を用いてEU統合へ向けたこれまでの動きについて歴史的背景とのかかわりから理解できる。
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4週 |
ヨーロッパの伝統と新しい動き ヨーロッパの宗教分布と民族系統分布の相関関係について考察し、伝統文化の保全に関わる様々な取り組みについて理解を深める。
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○キリスト教に根ざした伝統的なヨーロッパ文化の特徴について理解できる。伝統文化を保持する地域主義,歴史的景観の保全,自然保護に向けた新たな動きについて理解できる。
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5週 |
ロシアとその周辺諸国の生活・文化と環境 ロシアとその周辺諸国の生活・文化の多様性について自然環境や民族性と関連づけて考察する。 |
ロシアとその周辺諸国の生活・文化の多様性について理解できる
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6週 |
北アメリカの生活・文化と環境 北アメリカの生活・文化の多様性について自然環境や歴史的背景,民族性と関連づけながら考察する。 |
北アメリカの生活・文化の多様性について理解できる。アメリカ合衆国とカナダにおける人々の生活と社会の特色について理解できる。
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7週 |
アメリカ合衆国の産業と国際社会 アメリカ合衆国とカナダにおける人々の生活の社会の特色について考察する。 |
写真,統計を用いてアメリカ合衆国の産業の動向について理解できる。
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8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
中部・南アメリカの生活・文化と環境 中部アメリカ諸国の生活・文化の特徴について産業構造面から考察する。 |
中部・南アメリカの生活・文化の特徴について理解できる。また産業構造の特色について把握できる。
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10週 |
オセアニアの生活・文化と環境 オセアニア,特にオーストラリアの生活・文化の近年の動向について都市人口・余暇活動の観点から考察する。 |
オーストラリアとニュージーランドの産業立地の特性について空間的に理解できる。
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11週 |
世界の資源・エネルギー問題 エネルギー利用の歴史的変遷を踏まえ,エネルギー消費の地域差とその背景について地球的視野から大観する。 |
統計を用いてエネルギー消費の南北格差の現状とその背景について認識できる。地球社会の持続可能性という観点から望ましいエネルギー政策について考えることが出来る。
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12週 |
世界の人口・食料問題 食料の供給・生産・流通における地域差を地球的視野から大観する。 先進国における飽食の問題と発展途上国における飢餓の問題について追究・考察する。
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人口ピラミッドの作成を通じて発展途上国と先進国それぞれの抱える人口問題とそれをもたらす背景について理解できる。
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13週 |
世界の環境問題 人間社会と自然環境とのかかわりや生態系破壊のメカニズムについて考える。 |
環境問題の現状を理解し,模式図を用いて生態系破壊のメカニズムを理解できる。統計より地球温暖化の現状を把握し,その背景・要因とそれがもたらす問題について理解できる。
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14週 |
地球的諸課題をめぐる国際協力 持続可能な社会実現へ向けての具体的な取り組みについて考察する。 |
地球的課題の解決へ向けての様々な国際的取り組みとその課題を理解できる。 日本の国際協力への取り組みについてODA,NGO双方の視点から理解できる。
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
期末試験の解答と解説 まとめ |
試験における到達目標について理解する。
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地歴 | 産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程または現在の地域的特性、産業などの発展が社会に及ぼした影響について理解できる。 | 1 | |