概要:
モノ(製品)作りに必要不可欠な機械製図の基礎(文法)を学ぶ.
製図道具を使った手書きによる製図とコンピュータを使った3次元CADによる製図の両方を行う.
授業の進め方・方法:
授業は教室での座学と手書き製図の学習と,ICT演習室での3次元CADを用いた製図の学習を週ごとに交互に行う.教室での授業では,JIS(日本工業規格)に基づいた製図を,手書き,スケッチおよび写図により行う.ICT演習室での授業では3次元CAD「SolidWorks」を使ったモデリング,アセンブリ,2次元図面化を行う.
評価は定期試験が50%,課題の提出20%およびCADの進歩状況30%として100点満点で算出し,最終成績が60点以上のものを合格とする.
注意点:
座学とCADは原則として週ごとに交代で行います.
CSWA認定試験とは学内で実施する3次元CADのオンライン試験です.
3年生までの合格を目指すものですが,内容は1年次の学習内容で十分合格できるものになっています.
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
寸法,公差およびはめあい |
様々な寸法線の描き方を学び,描けるようになる
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2週 |
3次元CAD演習 |
CSWAの練習問題に従い,CADの使い方を各自で学んでいく.
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3週 |
寸法,公差およびはめあい |
許容誤差の概念と公差およびはめあい交差を学び,使えるようになる
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4週 |
3次元CAD演習 |
CSWAの練習問題に従い,CADの使い方を各自で学んでいく.
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5週 |
幾何公差 |
形状の歪みの許容誤差である幾何公差を学び,使えるようになる
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6週 |
3次元CAD演習 |
CSWAの練習問題に従い,CADの使い方を各自で学んでいく.(単純な部品の練習問題の半分以上を終わらせる程度が目標)
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7週 |
公差,はめあいと幾何公差 |
サイズ公差と幾何公差を組み合わせて描けるようになる.
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8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
3次元CAD演習 |
CSWAの練習問題に従い,CADの使い方を各自で学んでいく.
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10週 |
表面性状 |
表面性状を学び,使えるようになる
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11週 |
3次元CAD演習 |
CSWAの練習問題に従い,CADの使い方を各自で学んでいく.
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12週 |
公差と表面性状 |
寸法や公差と表面性状を組み合わせて描けるようになる.
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13週 |
3次元CAD演習 |
CSWAの練習問題に従い,CADの使い方を各自で学んでいく.(単純な部品の練習問題の終わらせ,複雑な形状についても数問解ける程度が目標)
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14週 |
材料と表し方 |
JIS規格により定められた部材の種類分けについて学ぶ.
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15週 |
学年末試験 |
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16週 |
試験返却 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 製図 | 図面の役割と種類を適用できる。 | 2 | 後1,後3,後5,後7,後8,後10,後12,後15 |
製図用具を正しく使うことができる。 | 2 | 後1,後3,後5,後7,後8,後10,後12,後15 |
線の種類と用途を説明できる。 | 2 | 後1,後3,後5,後7,後8,後10,後12,後15 |
物体の投影図を正確にかくことができる。 | 2 | 後1,後3,後5,後7,後8,後10,後12,後15 |
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。 | 2 | 後1,後3,後5,後7,後8,後10,後12,後15 |
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。 | 2 | 後3,後5,後7,後8,後10,後12,後15 |
CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。 | 3 | 後2,後4,後6,後7,後9,後11,後13 |