到達目標
1. コンピュータの構成とオペレーティングシステム(OS)の役割を理解し,基本的な取り扱いができる。
2. データベースについて概要を理解し,基本的な取り扱いができる。
3. 情報セキュリティ対策の必要性を理解し,基本的な事項を説明することができる。
4. 必要とされる基本的なプログラムを作成することができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
1. コンピュータの構成とオペレーティングシステム(OS)の役割を理解し,基本的な取り扱いができる。 | 構築する情報システムについて,必要とされる機能や設定などを自分で調べて操作や設定ができる | 示された例や参考資料などをもとに,必要な操作や設定ができる | オペレーティングシステムの基本的な事項について説明することができない |
2. データベースについて概要を理解し,基本的な取り扱いができる。 | 基本的なデータベース連携システムについて,自分で調べて操作や設定ができる | 基本的なデータベースを作成,利用することができる | データベースの基本的な事項について説明することができない |
3. 情報セキュリティ対策の必要性を理解し,基本的な事項を説明することができる。 | 取り扱う情報について,攻撃・防御,インシデント発生時の対応などについて基本的な事項を説明することができる | 構築する情報システムについて,基本的な情報セキュリティ対策を説明することができる | 情報セキュリティについて,基本的な事項を説明することができない |
4. 必要とされる基本的なプログラムを作成することができる。 | 必要とされる機能を自分で調べてプログラムを作成することができる | 示された例や参考資料などをもとに,必要なプログラムを作成することができる | 基本的なプログラムを作成することができない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本科目は情報システムの構築を通して,情報セキュリティの基礎を含めて,データベース連携などを実習する。
授業の進め方・方法:
仮想マシンや実機を用いたシステム構築の実習を行う。
構築する情報システムについて,情報セキュリティの必要な場面を想定し,基本的な対策などを検討する。
外部有識者による情報セキュリティに関するイベントを入れる場合がある。
注意点:
説明資料にないことも含め,各自で書籍やインターネットなどの情報を調べたり,他者と情報交換や教えあいなどを行うこと。
課題について遅れないように提出すること。
〇自学について
(事前学習)
事前にWebClassの授業資料をよく読んでおくこと。
(事後学習)
週に関係する小テストを出題するので,次回授業までに対応すること。
教科書・授業資料の要点をノートにまとめること。
授業で説明された内容について,自分で実施し,うまくいかないときは質問し,できるようになっておくこと。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
仮想マシンによるサーバ構築 |
コンピュータの基本的な操作ができる
|
2週 |
Linuxマシンの基本操作 |
オペレーティングシステムについて基本的な操作ができる
|
3週 |
ネットワーク設定 |
必要なネットワーク設定を行うことができる
|
4週 |
Webサーバ構築 |
Webサーバを稼働させることができる
|
5週 |
データベース構築 |
データベースを稼働させることができる
|
6週 |
データベース操作 |
データベースの基本操作を行うことができる
|
7週 |
データベースのWeb連携 |
連携のためのプログラムを作成することができる
|
8週 |
システム設計と構築1 |
基本的なシステムについての概略を設計することができる
|
2ndQ |
9週 |
情報セキュリティ演習1 |
アクセス制御について基本的な事項を説明できる
|
10週 |
情報セキュリティ演習2 |
暗号技術について基本的な事項を説明できる
|
11週 |
情報セキュリティ演習3 |
主要な攻撃について基本的な事項を説明できる
|
12週 |
情報セキュリティ演習4 |
情報の取り扱いについて基本的な事項を説明できる
|
13週 |
システム設計と構築2 |
構築する情報システムについて説明することができる
|
14週 |
総合課題1 |
|
15週 |
総合課題2 |
|
16週 |
科目のまとめ |
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 計測制御 | プログラムを実行するための手順を理解し、操作できる。 | 4 | 前6,前7,前8,前13,前14,前15 |
定数と変数を説明できる。 | 4 | 前6,前7,前8,前13,前14,前15 |
整数型、実数型、文字型などのデータ型を説明できる。 | 4 | 前6,前7,前8,前13,前14,前15 |
演算子の種類と優先順位を理解し、適用できる。 | 4 | 前6,前7,前8,前13,前14,前15 |
算術演算および比較演算のプログラムを作成できる。 | 4 | 前6,前7,前8,前13,前14,前15 |
データを入力し、結果を出力するプログラムを作成できる。 | 4 | 前6,前7,前8,前13,前14,前15 |
条件判断プログラムを作成できる。 | 4 | 前6,前7,前8,前13,前14,前15 |
繰り返し処理プログラムを作成できる。 | 4 | 前6,前7,前8,前13,前14,前15 |
一次元配列を使ったプログラムを作成できる。 | 4 | 前6,前7,前8,前13,前14,前15 |
評価割合
| 課題 | 小テスト | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 40 | 100 |
基礎的能力 | 30 | 30 | 60 |
専門的能力 | 20 | 10 | 30 |
分野横断的能力 | 10 | 0 | 10 |