論理回路Ⅱ

科目基礎情報

学校 鹿児島工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 論理回路Ⅱ
科目番号 4100 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 ディジタル回路演習ノート 浅井秀樹著 コロナ社
担当教員 堂込 一秀

到達目標

コンピュータのハードウェアの基本となる論理回路のうち、特に順序回路の動作を説明できる。また簡単な順序回路を設計できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
フリップフロップの動作を説明できる。フリップフロップの内部構造に則してその動作を説明できる。ラッチとフリップフロップの違いを説明できる。ラッチとフリップフロップの違いを説明できない。
順序回路を設計できる。任意の順序回路を異なる種類のフリップフロップで設計できる。指定された順序回路を指定されたフリップフロップで設計できる。基本的な順序回路を設計できない。

学科の到達目標項目との関係

本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 3-c 説明 閉じる

教育方法等

概要:
コンピュータのハードウェアの基本となる論理回路のうち、特に順序回路の解析と設計に必要な基礎知識を獲得する。
授業の進め方・方法:
基本的に教科書にそって授業を進める。必要に応じて演習を行う。
注意点:
論理関数と回路図の対応関係に慣れておくこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 非同期式ラッチ 非同期式ラッチ回路の動作を説明できる。
2週 同期式ラッチ 同期式ラッチ回路の動作を説明できる。
3週 マスタスレーブ型フリップフロップ マスタスレーブ型フリップフロップの動作を説明できる。
4週 エッジトリガ型フリップフロップ エッジトリガ型フリップフロップの動作を説明できる。
5週 フリップフロップの種類 フリップフロップの種類と構成を説明できる。
6週 順序回路の解析 カウンタとシフトレジスタとリングカウンタとジョンソンカウンタの動作を説明できる。
7週 演習 ここまでの学習内容に関わる質問に解答できる。
8週 中間試験 試験において間違った部分を自分の課題として把握する(非評価項目)。
4thQ
9週 順序回路の設計 カウンタの設計ができる。
10週 順序回路の設計 シフトレジスタの設計ができる。
11週 順序回路の設計 リングカウンタの設計ができる。
12週 順序回路の設計 ジョンソンカウンタの設計ができる。
13週 順序回路の設計 任意の順序回路の設計ができる。
14週 演習 ここまでの学習内容に関わる質問に解答できる。
15週 試験答案の返却・解説 試験において間違った部分を自分の課題として把握する(非評価項目)。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野計算機工学基本的な論理演算を行うことができる。4
基本的な論理演算を組合わせて、論理関数を論理式として表現できる。4
論理式の簡単化の概念を説明できる。4
簡単化の手法を用いて、与えられた論理関数を簡単化することができる。4
論理ゲートを用いて論理式を組合せ論理回路として表現することができる。4
与えられた組合せ論理回路の機能を説明することができる。4
組合せ論理回路を設計することができる。4
フリップフロップなどの順序回路の基本素子について、その動作と特性を説明することができる。4
レジスタやカウンタなどの基本的な順序回路の動作について説明できる。4
与えられた順序回路の機能を説明することができる。4
順序回路を設計することができる。4
分野別の工学実験・実習能力情報系分野(実験・実習能力)情報系分野(実験・実習能力)与えられた仕様に合致した組合せ論理回路や順序回路を設計できる。4
基礎的な論理回路を構築し、指定された基本的な動作を実現できる。4
論理回路などハードウェアを制御するのに最低限必要な電気電子測定ができる。4

評価割合

試験 課題態度合計
総合評価割合60400100
専門的能力60400100