到達目標
( 1 ) 配列・構造体などの高度な利用方法を理解している.
( 2 ) ポインタと配列・構造体などの関係性を理解している.
( 3 ) 適切なデータ構造を利用して,プログラムを作成することができる.
( 4 ) 大きなプログラム開発におけるC言語の基本手法を理解している.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 配列・構造体などの高度な利用方法を正確に理解している | 配列・構造体などの高度な利用方法を理解している | 配列・構造体などの高度な利用方法を理解していない |
評価項目2 | ポインタと配列・構造体などの関係性を正確に理解している | ポインタと配列・構造体などの関係性を理解している | ポインタと配列・構造体などの関係性を理解していない |
評価項目3 | 適切なデータ構造を利用して,適切なプログラムを作成することができる | 適切なデータ構造を利用して,プログラムを作成することができる | 適切なデータ構造を利用して,プログラムを作成することができない |
評価項目4 | 大きなプログラム開発におけるC言語の基本手法を正確に理解している | 大きなプログラム開発におけるC言語の基本手法を理解している | 大きなプログラム開発におけるC言語の基本手法を理解していない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
今までのプログラミング授業を通じて,C言語の文法を一通り学び,与えられた比較的小さな課題に対する基礎的なプログラミング技法を習得している.本科目では,プログラミング1,2で取り上げられなかった事項やその補足事項について学ぶと共に,それらを応用したプログラミング手法について学び,より実践的な技術を習得することを目指す.これらの技術をC言語のプログラミング演習を通じて体得し,将来のソフトウェア開発に応用できる基礎力を身に付ける.また,マイコンやセンサを用いて,課題に対するプログラムを班毎に作成して発表をする,グループワークを行う.
授業の進め方・方法:
到達目標 ( 1 ) ~ ( 4 )の達成度について,
定期試験 60 % (中間試験30 %,期末試験30 %)
演習課題 40 %
の割合で評価を行なう.50点以上を合格とする.
演習課題の答案は,締切日までに指定の方法で提出できるかをみる.遅れた場合は日数に応じて減点する.
原則として,再評価試験および追認試験は実施しない.
注意点:
基本情報処理技術者試験の試験対策としても十分に理解しておくこと.
演習課題は,自ら考えて取り組むこと.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
講義ガイダンス,Unix上でのプログラミング ターミナルソフトの利用方法,Unix上での開発方法・コンパイル方法,演習
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2週 |
春休み課題発表会 春休みに作成した課題の発表 |
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3週 |
配列や構造体とポインタ ポインタ配列,配列とアドレスの関係,構造体とポインタの利用,演習 |
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4週 |
ポインタと関数 関数におけるポインタの利用方法,演習 |
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5週 |
メモリの動的確保 メモリの利用,演習 |
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6週 |
main関数の引数 main関数の引数,演習 |
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7週 |
ビット演算 ビット演算,演習 |
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8週 |
Processing入門(1) Arduinoの使い方,Processingによるプログラム作成 |
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2ndQ |
9週 |
中間試験 第1回~第7回の範囲 |
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10週 |
Processing入門(2) Arduinoの使い方,Processingによるプログラム作成 |
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11週 |
作品制作(1) ArduinoとProcessingを用いた作品制作 |
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12週 |
作品制作(2) ArduinoとProcessingを用いた作品制作 |
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13週 |
作品制作(3) ArduinoとProcessingを用いた作品制作 |
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14週 |
作品制作(4) ArduinoとProcessingを用いた作品制作 |
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15週 |
期末試験 第9回~第14回の範囲
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16週 |
作品発表会とまとめ 作品発表会,期末試験の答案返却および解説 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | プログラミング | 代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。 | 3 | |
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。 | 3 | |
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。 | 3 | |
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。 | 3 | |
与えられたソースプログラムを解析し、プログラムの動作を予測することができる。 | 3 | |
主要な言語処理プロセッサの種類と特徴を説明できる。 | 2 | |
ソフトウェア開発に利用する標準的なツールの種類と機能を説明できる。 | 2 | |
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを設計できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 演習課題 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 60 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |