到達目標
地盤に関する災害,その他の自然災害等について理解し,社会における防災・減災に寄与することができる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 土砂災害への対応を説明することができる. | 土砂災害の概要を説明することができる. | 土砂災害の概要を説明することができない. |
評価項目2 | 複雑な斜面の安定計算を行うことができる. | 単純な斜面の安定計算を行うことができる. | 単純な斜面の安定計算を行うことができない. |
評価項目3 | 複数の災害への対応策について詳しく説明することができる. | 複数の災害へのメカニズムについて詳しく説明することができる. | 複数の災害へのメカニズムについて詳しく説明することができない. |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 RB2
説明
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JABEE JB3
説明
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教育方法等
概要:
国民の生命,財産を脅かす各種災害は自然災害によるほか,人為的原因による災害も多い.特に生活,資産活動の土台にあたる地盤がもたらす災害は多岐にわたっている.これらの地盤に関する災害のうちから,主要な災害について,発生のメカニズムを学ぶことによって災害の防止に役立てるよう,その基礎知識・技術を教授する.
授業の進め方・方法:
地盤工学Ⅰおよび地盤工学Ⅱの内容を振り返りながら講義を進める.座学を中心とした講義になるが,適宜プリントを配布して理解度を深める.授業外学修のための課題(予習復習,授業内容に関する調査・考察)を課す.
注意点:
【学習・教育目標】
本科(準学士課程):RB2(◎)
環境生産システム工学プログラム:JB3(◎)
【関連科目】
地盤工学II(本科4年),地震工学(本科5年),都市防災システム(専攻科環境システム系1年)
【評価方法】
中間試験(40%),期末試験(発表)(40%),授業外学修による課題レポート等(20%)によって評価する.状況に応じて課題の追加提出および再試験等を実施することがある.
【評価基準】
学年成績60点以上.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
シラバスの説明 地盤工学Ⅰ,Ⅱとの関連 |
地盤工学Ⅰ及びⅡと当科目との関連を理解し,当科目の目標を説明できる。
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2週 |
土砂災害と対策 (概要) |
土砂災害の概要を説明できる。
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3週 |
土砂災害と対策 (メカニズム)
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土砂災害とその対策を説明できる。
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4週 |
土砂災害と対策 (安定解析と安全率) |
安定解析を説明できる。
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5週 |
土砂災害と対策 (長大斜面の安定解析) |
長大斜面の安定解析を説明できる。
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6週 |
土砂災害と対策 (フェレニウス法) |
フェレニウス法を説明できる。
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7週 |
土砂災害と対策 (地震荷重) |
地震荷重に対する安定解析を説明できる。
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8週 |
中間確認(試験) |
飽和砂の液状化メカニズムを説明できる。
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2ndQ |
9週 |
総合演習 役割分担等 |
災害の多様性を説明できる。
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10週 |
テーマ① ハザード:巨大地震・津波 (首都直下地震) |
災害事例とその対応を説明できる。(事例①)
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11週 |
テーマ② ハザード:巨大地震・津波 (南海トラフ地震) |
災害事例とその対応を説明できる。(事例②)
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12週 |
テーマ③ ハザード:火山噴火 (白山噴火) |
災害事例とその対応を説明できる。(事例③)
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13週 |
テーマ④ ハザード:スーパー台風 |
災害事例とその対応を説明できる。(事例④)
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14週 |
テーマ⑤ ハザード:原子力災害 |
災害事例とその対応を説明できる。(事例⑤)
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15週 |
これからの防災教育 これからの防災技術 |
地盤改良工法や液状化対策工法について、説明できる。
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16週 |
まとめ |
まとめ
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 地盤 | 飽和砂の液状化メカニズムを説明できる。 | 6 | 前15 |
地盤改良工法や液状化対策工法について、説明できる。 | 6 | 前15 |
評価割合
| 試験 | 発表 | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 40 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 40 | 40 | 20 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |