到達目標
・二級建築士の学科試験(建築計画)で出題される計算問題に関する計算方法および専門知識を修得すること.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 到達目標に示すような,やや複雑な問題が解けること. | 到達目標に示すような,基本的な問題が解けること. | 到達目標に示すような,基本的な問題が解けないこと. |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 RB2
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JABEE JB3
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教育方法等
概要:
建築士の学科試験で必要となる建築環境工学の計算問題を中心に学ぶ.
この科目では,企業および地方公共団体で建築物の設計計画を担当していた教員が,一級建築士の経験を活かし,建築環境工学を用いた計画原論を実務設計に活用する手法を講義形式で授業を行うものである.また,建築士学科試験に対応できる専門知識が同時に修得できるものである.
授業の進め方・方法:
座学と演習問題を行う.
注意点:
授業外学修のための課題を課し,提出期限を守ること.
【学習・教育目標】
RB(◎) RD(○)
【関連科目】
環境衛生工学(本科3年),環境保全工学(本科5年),建築環境Ⅱ (本科5年),建築設備Ⅰ (本科5年),建築設備Ⅱ (本科5年)
【評価方法】
試験 100%
【評価基準】
成績評価で60%以上を合格とする.ただし、学習意欲がありながら60%に満たない学生に対しては再試験を実施することもある.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
シラバスの説明,建築士の学科試験の傾向と対策を理解する.
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2週 |
統計処理 |
平均値と標準偏差,気象データの統計手法を理解する.
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3週 |
湿度の計算 |
結露発生の仕組み,水蒸気分圧,絶対湿度,相対湿度,露点温度の計算方法を理解する.
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4週 |
音の性質 |
デシベルの合成の計算方法を理解する.
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5週 |
騒音測定技術 |
音源からの距離減衰,等価騒音レベルの計算方法を理解する.
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6週 |
日照と日射 |
太陽高度と方位角,均時差,日影曲線の計算方法を理解する.
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7週 |
人工照明と測光量 |
照度,輝度,光度,光束発散度,余弦の法則,照明計算の計算方法を理解する.
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8週 |
中間確認 |
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2ndQ |
9週 |
換気(その1) |
サイデルの式,居室の必要換気量の計算方法を理解する.
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10週 |
換気(その2) |
すきまの合成,温度差換気,風力換気の計算方法を理解する.
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11週 |
熱の伝わりやすさ |
定常熱解析,オームの法則,熱貫流率の計算方法を理解する.
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12週 |
伝熱と結露(その1) |
熱伝達率,熱伝導率,相当外気温の計算方法を理解する.
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13週 |
伝熱と結露(その2) |
複層壁における温度分布と湿度分布の計算方法を理解する.
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14週 |
伝熱と結露(その3) |
複層壁の結露判定までの計算方法を理解する.
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15週 |
まとめ |
各種計算の公式の利用方法を理解する.
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 環境 | 地球規模の環境問題を説明できる。 | 4 | 前2 |
環境と人の健康との関わりを説明できる。 | 4 | 前1,前2 |
大気汚染の現状と発生源について、説明できる。 | 4 | 前5,前9 |
騒音の発生源と現状について、説明できる。 | 4 | 前4 |
環境影響評価の目的を説明できる。 | 4 | |
環境影響評価の現状(事例など)を説明できる。 | 4 | |
環境影響指標を説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 |
専門的能力 | 100 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 |