概要:
現代社会の諸問題の歴史的な背景を把握し解決することができる技術者となるために、近現代日本の歴史について理解し、それを適切に説明できるようになる。
授業の進め方・方法:
日本近現代史について、レジュメを主として授業を展開する。授業は教科書の内容に準拠しつつも、トピックごとに進めていく形式とする。
注意点:
レポートの提出によって総合的に評価する。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス 高専で学ぶ歴史 |
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2週 |
「近代」とはどういう時代か |
近代の成立について世界史的な視点から理解し、説明することができる。
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3週 |
西洋への憧れ ①開国と文明開化 |
開国と文明開化について、西洋諸国との関係から理解し、説明することができる。
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4週 |
西洋への憧れ ②学制・徴兵制 |
西洋諸国に並ぶ国となるために、人にかかわる各政策が実施されていったことを理解し、説明することができる。
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5週 |
西洋への憧れ ③地租改正・殖産興業 |
西洋諸国に並ぶ国となるために、産業にかかわる各政策が実施されていったことを理解し、説明することができる。
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6週 |
天皇中心の国づくり ①近世の天皇と国学 |
近代天皇制の前提となった近世の天皇制や国学について理解し、説明することができる。
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7週 |
天皇中心の国づくり ②明治維新 |
天皇中心の国づくりを目指して明治維新が行われたことを理解し、説明することができる。
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8週 |
天皇中心の国づくり ③憲法の発布と天皇 |
大日本帝国憲法発布までの流れを天皇制とのかかわりをふまえた上で理解し、説明することができる。
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2ndQ |
9週 |
「帝国日本」の誕生 ①国境の確定 |
日本が自国の国境を画定していく過程を他国との関係をふまえた上で説明することができる
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10週 |
「帝国日本」の誕生 ②日清戦争の開戦の詔書を読む |
日清戦争の開戦の詔書を読み、内容について考えることができる。
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11週 |
「帝国日本」の誕生 ③日清戦争と三国干渉 |
日清戦争から日露戦争までの国際社会における日本の進出について理解し、説明することが出来る。
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12週 |
「帝国日本」の誕生 ④日露戦争から韓国併合へ |
韓国併合までにおける日本の立場について理解し、説明することができる。
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13週 |
明治日本の外交と貿易 ①条約改正 |
不平等条約の改正過程について理解し、説明することができる
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14週 |
明治日本の外交と貿易 ②産業の発展 |
明治時代から大正時代の産業の発展について理解し、説明することができる
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15週 |
前期まとめ |
前期の授業を振り返り、近代日本の歩みについて考えることができる。
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
大衆の登場 ①都市化と民衆 |
大正デモクラシー期に大衆が誕生する過程について理解し、説明することができる。
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2週 |
大衆の登場 ②都市暴動 |
大衆が起こした都市暴動とその展開について理解し、説明することができる。
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3週 |
大衆の登場 ③都市化の諸問題 |
都市化が進んだことにより、どのような問題が起こったかについて、理解し、説明することができる。
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4週 |
戦争への道 ①大正期の対外関係 |
大正期に日本が諸外国とどのような関係をきずいていたかを理解し、説明することが出来る
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5週 |
戦争への道 ②軍部の台頭 |
軍部が力をもっていく過程について理解し、説明することができる。
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6週 |
戦争への道 ③満洲事変~日中戦争 |
日中戦争が開戦した経緯や日中戦争の経過について世界情勢をふまえた上で理解し、説明することができる。
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7週 |
戦争への道 ④太平洋戦争 |
太平洋戦争の開戦から終戦までの課程について理解し、説明することができる。
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8週 |
戦争と国民 ①戦時下の国民生活 |
戦時下の国民生活の基本的な事項について理解し、説明することができる。
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4thQ |
9週 |
戦争と国民 ②史料から考える |
戦争と国民の関係についての史料を読み説明することができる
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10週 |
戦争と国民 ③戦時下の社会と国民 |
前週に資料で読み取った内容をふまえて、戦時下の社会と国民について理解し、説明することができる
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11週 |
現代社会へ ①占領と改革 |
冷戦期における日本の立場について理解し、説明することができる。
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12週 |
現代社会へ ②安全保障と戦後日本 |
戦後の日本の安全保障について理解し、説明することができる。
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13週 |
現代社会へ ③冷戦の終結と日本 |
冷戦後の日本について理解し、説明することができる
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14週 |
映像の世紀をみる |
近代の日本の流れについて映像を基に、考えることができる
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15週 |
日本の近代と現代社会 |
今までの授業内容をふまえた上で、近現代史や今後の世界について考えることができる。
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。 | 3 | |
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。 | 3 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10 |
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。 | 3 | 後11,後12,後13,後14,後15 |
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。 | 3 | 前9,前10,前11,後8,後9 |
公民的分野 | 自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。 | 3 | |
現代社会の考察 | 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 | 3 | 後15 |
工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 社会における技術者の役割と責任を説明できる。 | 3 | 前1,後15 |
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。 | 3 | 前1 |
環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。 | 3 | |
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。 | 3 | 後15 |
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。 | 3 | 前1,後10,後15 |