到達目標
実際の生産現場では生産技術者は製造工程全体での工程と製品の流れを把握しておくことが要求される。本授業では生産とは何かということを生産システムの歴史と比較しながら、現在主流の多品種少量生産のための設備形態とそれを支える様々な技術ができる。近年コンピュータ援用設計・加工技術の進歩が非常に進んでおり、開発・設計・生産の全てに渡ってどのように関わっているか説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | モノづくりが効率と品質を求めてシステム化されていった歴史的な流れと背景や特徴を説明できる | モノづくりが効率と品質を求めて システム化されていった歴史的な 流れを説明できる。 | 生産システムの歴史的流れが説明できない。 |
評価項目2 | CAD,CAE/CAMと設計から生産までの多品種少量生産を考慮したフレキシブル生産システムについて説明できる。 | フレキシブル生産システムの概略について説明できる。 | フレキシブル生産システムの構成要素と必要性について説明できない。 |
評価項目3 | ガントチャートが作成でき、ボトルネックとその対策に気づくことができる。 | 代表的なスケジューリングについて読むことができる。 | スケジューリングについて必要性など説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
工業製品の生産工程におけるコンピュータの活用例を学ぶ。情報科学、設計、工作機械を軸として講義する。
授業の進め方・方法:
実際のものの流れを想定した生産現場での工程管理表を作成することでより実際的な知識を見いだす。
教科書は英文のテキストで受講者に配布する(約50ページ)各自での和訳を予習とする.
注意点:
講義時間のなるべく多くの時間を英語を用いて行う。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
History of Production Sysytem
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生産システムの変換点と支えた技術を説明できる.
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2週 |
Automation |
生産の自動化の歴史と範囲を説明できる.
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3週 |
Numarical Control |
数値制御の工作機械の原理について説明できる.
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4週 |
Material Handling and Movement
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流れ形生産方式の形態と製品の搬送方法について説明する.
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5週 |
Industrial Robot |
産業用ロボットやマテハンについて説明できる.
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6週 |
Design for Assembly, Dissassembly, and Service
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製品の搬送,組立方法について説明できる.
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7週 |
Opimization & Trade off |
最適化の手法を知り、トレードオフの概念を説明できる.
簡単な配合問題が解ける.
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8週 |
Manufacturing System |
コンピューター統合生産システムについて説明できる.
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2ndQ |
9週 |
CAD/CAM |
CAD/CAMを用いた開発形態の現状を説明できる.
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10週 |
CAE |
製品設計・工程設計・作業設計への情報技術の利用の現状を説明できる.
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11週 |
Group technology |
グループテクノジーについて説明できる.
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12週 |
FMS |
フレキシブル生産システムの要素を説明できる. FMSの長所・短所を説明できる.
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13週 |
JIT |
トヨタ生産方式の長所・短所を説明できる.
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14週 |
Scheduring |
スケジューリングの種類を説明できる. □
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15週 |
Scheduring |
ガントチャートを書くことができる.
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16週 |
試験 |
達成度を確認する.
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 課題 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |