到達目標
(1)MRまちづくりについて,Unityの操作方法,HMDの操作方法を説明できる.
(2)建設分野におけるUAVの活用事例を挙げて説明できること.
(3)空撮画像からオルソモザイク画像,数値表面モデルの生成までの流れを説明できること.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | Unityを用いて3Dモデルの作成,MR環境の開発ができる | Unityを用いて3Dモデルの作成,MR環境の開発がある程度できる | Unityを用いて3Dモデルの作成,MR環境の開発ができない |
評価項目2 | 建設分野におけるUAVの活用技術について説明できる | 建設分野におけるUAVの活用技術についてある程度説明できる | 建設分野におけるUAVの活用技術について説明できない |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
Unityはゲームだけでなく,都市計画や建築の分野でもリアルタイムレンダリングソフトとして活用されることが多くなっている.Unityを用い自分でプログラムを作成することにより基本的なMRプログラムについて学習する.
また,近年,公共工事ではi-Constructionの流れを受けてUAVを測量の道具として活用することができるようになった.新しい測量技術としてのUAVの活用,規則,求められる精度,空撮画像の活用方法について学習する.
授業の進め方・方法:
前半は,「MRまちづくり編」とし,Unityの操作方法,プログラムの作成方法,HMDの操作方法について学習する.後半は,「空撮画像の活用編」とし,UAV(無人航空機)を用いた飛行および空撮,数値表面モデルやオルソモザイク画像の生成,地理情報システムのレイヤーとしての活用について講義・演習を行う.
注意点:
【学習・教育目標】
環境生産システム工学プログラム:JB3(◎)
【関連科目】
環境都市工学設計製図Ⅱ
【評価方法】
前半の「MRまちづくり編」は,課題の内容(50%)で評価する .
後半の「空撮画像の活用編」は,期末試験(30%),報告書(20%)で評価する.
【評価基準】
学年成績60点以上を合格とする.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス Unityの基本的操作の習得 |
シラバスの説明 Unityでの簡単なゲームの開発
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2週 |
Unityの有効性,操作方法の理解 |
Unityでできることを理解する
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3週 |
Unityの操作の理解,開発 |
カラーテクスチャ,ライティングの設定
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4週 |
3Dモデル作成 |
まちなみのモデルを作成する
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5週 |
HMDの操作方法の理解 |
HMDであるホロレンズ2を用いて操作方法を確認する
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6週 |
UnityでのMR環境の開発 |
Unityを用いてMixedRealityで視認できるような開発を行う
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7週 |
MRデバイスでのまちなみの視認 |
作成した3DモデルをHMDにより視認する
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8週 |
「空撮画像の活用編」のガイダンス |
UAV(Unmanned Aerial Vehicle)の飛行禁止区域,飛行の方法について理解する
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2ndQ |
9週 |
公共測量作業規定
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UAVの公共測量への活用について理解する
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10週 |
UAVの飛行演習
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UAVの飛行と空撮の演習
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11週 |
3Dモデルの生成 |
ポイントクラウド,地上基準点,3Dモデルの生成について理解する
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12週 |
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オルソモザイク画像,数値表面モデルの生成について理解する
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13週 |
空撮画像やDSMの地理空間情報としての活用 |
地理情報システム(GIS)に使用する地理空間データについて理解する
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14週 |
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ベクトルデータやラスターデータを用いた演習
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15週 |
期末試験 |
UAVによる測量
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16週 |
試験返却 |
空撮画像活用編のまとめ
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 空撮_試験 | 空撮_レポート | 地域まちづくり_レポート | 地域まちづくり_グループワーク | 合計 |
総合評価割合 | 30 | 20 | 20 | 30 | 100 |
専門的能力 | 30 | 20 | 20 | 30 | 100 |