概要:
この講義は、本校の教育目標のうち「コミュニケーション力」を養う科目である。高等学校用教科書の『言語文化』を用いて、古文、漢文にわたって幅広い言語教育を行う。
授業の進め方・方法:
・古文、漢文を並行して学び、基礎力の充実を図りつつ、幅広い言語能力が身につくように授業を進めていく。
・質問は休憩時間、放課後に随時受け付けるが、オフィスアワー(週3回)の時間を活用して欲しい。
注意点:
・図書館を利用して関連する本を読み、積極的に疑問を投げかけてほしい。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
修学ガイダンス
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高専での教科の履修や学習のしかたを知り、高専の学生としての自覚を持つ。
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2週 |
授業ガイダンス |
授業の受け方・学習の仕方や成績評価、言語文化を学ぶ意義について理解する。
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3週 |
古文 説話 今昔物語集① |
作品の文学史上の位置づけや、成立した時代の政治、文化などについて理解する。本文を正しく音読できる。歴史的仮名遣い、古文文法の基礎を理解できる。
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4週 |
古文 説話 今昔物語集② |
古語辞典の引き方を知り、本文中の古文単語の意味を調べることができる。単語の意味に注意して、本文を現代語訳することができる。
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5週 |
古文 文法① 古典文法の基礎 |
歴史的仮名遣い、五十音図、いろは歌など、古文の文章の表記と発音のきまりを理解する。文節、単語、品詞など古典文法の基礎を正しく理解する。
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6週 |
漢文 故事成語 戦国策① |
作品の文学史上の位置づけや、成立した時代の政治、文化などについて理解する。漢文訓読の基礎を理解し、本文を正しく音読できる。
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7週 |
漢文 故事成語 戦国策② |
漢和辞典の引き方を知り、本文中の語句の意味を調べることができる。語句や句法に注意して、本文を現代語訳することができる。
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8週 |
中間試験 |
1~7週までの授業内容に関する試験を行い、語句の知識、読解力の定着を図る。
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2ndQ |
9週 |
試験解説 日本文学と中国文化① |
試験内容を確認し、正しい解答とその理由を理解する。 漢字と中国文学が日本の文化や文学に与えた影響について理解する。
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10週 |
古文 和歌①万葉集 |
作品の文学史上の位置づけや、成立した時代の政治、文化などについて理解する。本文を正しく音読できる。語句や表現技法に注意して、和歌の解釈をすることができる。
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11週 |
古文 和歌②古今和歌集 |
作品の文学史上の位置づけや、成立した時代の政治、文化などについて理解する。本文を正しく音読できる。語句や表現技法に注意して、和歌の解釈をすることができる。
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12週 |
古文 和歌③新古今和歌集 |
作品の文学史上の位置づけや、成立した時代の政治、文化などについて理解する。本文を正しく音読できる。語句や表現技法に注意して、和歌の解釈をすることができる。
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13週 |
漢文 漢詩①李白 |
漢詩の決まり(詩型・押韻・対句など)を理解する。作者の文学史上の位置づけや、その生きた時代の政治、文化などについて理解する。本文を正しく音読できる。語句や句法に注意して、漢詩の解釈をすることができる。
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14週 |
漢文 漢詩②杜甫 |
作者の文学史上の位置づけや、その生きた時代の政治、文化などについて理解する。本文を正しく音読できる。語句や句法に注意して、漢詩の解釈をすることができる。
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15週 |
期末試験 |
9~14週までの授業内容に関する試験を行い、語句の知識、読解力の定着を図る。
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16週 |
試験解説 日本の古典文学と中国文化② |
試験内容を確認し、正しい解答とその理由を理解する。 中国文学、特に漢詩が日本の古代の文化や文学に与えた影響について理解する。
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後期 |
3rdQ |
1週 |
アクティブ・ラーニング 短歌プレゼンバトル① |
グループ活動の中で、他者の詠んだ短歌を鑑賞し、歌に詠まれた内容・状況や表現上の工夫について話し合うことができる。
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2週 |
アクティブ・ラーニング 短歌プレゼンバトル② |
グループ活動の中で、自分たちが良いと認める短歌一首を選び、そこに詠まれた内容・状況や表現上の工夫について班でプレゼン発表を行うことができる。自他グループの発表を評価し、それを口頭で発表したり文章に書いて報告したりすることができる。
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3週 |
古文 随筆 枕草子① |
作品の文学史上の位置づけや、成立した時代の政治、文化などについて理解する。本文を正しく音読できる。語句や文法に注意して、本文の解釈をすることができる。
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4週 |
古文 随筆 枕草子② |
作品の文学史上の位置づけや、成立した時代の政治、文化などについて理解する。本文を正しく音読できる。語句や文法に注意して、本文の解釈をすることができる。
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5週 |
古文 文法② 用言の活用 |
文語の動詞・形容詞・形容動詞の活用について体系的に理解する。用言の語形変化がどのようになされているか、古文の文章に即して説明することができる。古語と現代語の活用の違いについて理解する。
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6週 |
漢文 思想 論語① |
作品の文学史上の位置づけや、成立した時代の政治、文化などについて理解する。本文を正しく音読できる。語句や句法に注意して、本文の解釈をすることができる。
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7週 |
漢文 思想 論語② |
作品の文学史上の位置づけや、成立した時代の政治、文化などについて理解する。本文を正しく音読できる。語句や句法に注意して、本文の解釈をすることができる。
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8週 |
中間試験 |
1~7週までの授業内容に関する試験を行い、語句の知識、読解力の定着を図る。
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4thQ |
9週 |
試験解説 日本文学の流れ~和歌から俳諧へ~ |
試験内容を確認し、正しい解答とその理由を理解する。 和歌から連歌・俳諧の発生と展開について知り、それらの日本文学における位置づけを通時的に理解する。
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10週 |
古文 俳諧 奥の細道① |
作品の文学史上の位置づけや、成立した時代の政治、文化などについて理解する。本文を正しく音読できる。語句や文法に注意して、本文の解釈をすることができる。
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11週 |
古文 俳諧 奥の細道② |
作品の文学史上の位置づけや、成立した時代の政治、文化などについて理解する。本文を正しく音読できる。語句や文法に注意して、本文の解釈をすることができる。
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12週 |
アクティブ・ラーニング 句会にチャレンジ |
グループ活動の中で、他者の詠んだ俳句を鑑賞し、句に詠まれた内容・状況や表現上の工夫について話し合うことができる。また、話し合いの内容や自分の意見・感想を口頭で発表したり、文章に書いて報告することができる。
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13週 |
漢文 思想 論語③ |
作品の文学史上の位置づけや、成立した時代の政治、文化などについて理解する。本文を正しく音読できる。語句や句法に注意して、本文の解釈をすることができる。
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14週 |
漢文 思想 論語④ |
作品の文学史上の位置づけや、成立した時代の政治、文化などについて理解する。本文を正しく音読できる。語句や句法に注意して、本文の解釈をすることができる。
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15週 |
学年末試験 |
9~14週までの授業内容に関する試験を行い、語句の知識、読解力の定着を図る。
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16週 |
試験解説 日本文学と中国文化③ |
試験内容を確認し、正しい解答とその理由を理解する。 古来、日本がどのように中国文化を受け容れ自国文化を形成してきたかについて、自分の考えをまとめ、口頭で発表したり文章に書いて表現したりすることができる。
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