概要:
この講義は本校の教育目標のうち「基礎力」を養う科目である。具体的には,コンピュータに関するソフトウェア技術を習得するため,コンピュータの操作方法と基本的なプログラミング技法を中心に学び,情報処理に関する基礎知識を身につける。身に付けた情報処理の知識・技術を活用して、諸問題を解決できる能力を身につける。なお、本科目は2年生および3年生においても習得する。
授業の進め方・方法:
(1) プログラミング演習を中心に、必要に応じて小テストおよび課題(レポート)を実施する。講義中に課す課題は、講義で学んだ内容に関して理解を確認し、演習する機会であるため、必ず問題を解き、提出すること。
(2) 試験は、後期中間、学年末の2回実施する。積極的に授業に参加することが肝要である。
(3) 本科目の内容は、3年生の情報システムプログラミングII、4年生のアルゴリズムとデータ構造、その他情報分野の基礎科目となっているため、単位の修得だけにとらわれることなく授業内容の理解を深めてもらいたい。
(4) 講義の内容に関して質問等がある場合は、徳光のところまで質問に来ること。疑問点はすぐに解消するように努める。
(5) プログラミングを身につけるには、実際に手を動かす(コンピュータを使う)ことが重要である。プログラムをただに眺めるのではなく、実際にプログラムを入力し、動かし、考えようにすること。
(6) 本科目に関する諸連絡、課題、補足資料等についてTeams・WebClassに掲載するので、必要に応じて参照すること。
(7) 授業では教科書、ノートを持参すること。
注意点:
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | プログラミング | 代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。 | 3 | 後7,後8,後15,後16 |
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。 | 3 | |
変数の概念を説明できる。 | 3 | 後7,後8,後12,後13,後14,後15,後16 |
データ型の概念を説明できる。 | 3 | 後7,後8,後12,後13,後14,後15,後16 |
制御構造の概念を理解し、条件分岐を記述できる。 | 3 | 後5,後6,後7,後8,後15,後16 |
制御構造の概念を理解し、反復処理を記述できる。 | 3 | 後8,後9,後10,後11,後15,後16 |
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。 | 2 | 後7,後8,後16 |
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。 | 2 | |
与えられたソースプログラムを解析し、プログラムの動作を予測することができる。 | 2 | |
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを設計することができる。 | 3 | 後4,後7,後8,後13,後15,後16 |
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを実装することができる。 | 3 | 後4,後7,後8 |
ソフトウェア | アルゴリズムの概念を説明できる。 | 2 | 後1,後2,後3,後7,後8,後15,後16 |
与えられたアルゴリズムが問題を解決していく過程を説明できる。 | 2 | 後2,後3,後7,後8,後15,後16 |
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを説明できる。 | 2 | 後2,後3,後7,後8,後15,後16 |
整列、探索など、基本的なアルゴリズムについて説明できる。 | 3 | |
時間計算量によってアルゴリズムを比較・評価できることを説明できる。 | 1 | |
領域計算量などによってアルゴリズムを比較・評価できることを説明できる。 | 1 | |