到達目標
哲学諸説の基本的な知識を身に付け、それらをもとに自分自身の考えを持って、他者と合理的に議論できること。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 西洋における哲学および東洋における思想の流れを理解し、現代の思想状況の中で自分の立場を定めることができる | 西洋における哲学および東洋における思想の流れを理解している | 西洋における哲学および東洋における思想の流れを理解していない |
評価項目2 | 現代哲学の対象と方法を理解し、現在の哲学的問題に当てはめることができる | 現代哲学の対象と方法を理解している | 現代哲学の対象と方法を理解していない |
評価項目3 | 存在論と知識論の基礎理論を理解し、現在の問題に対して検討することができる | 存在論と知識論の基礎理論を理解している | 存在論と知識論の基礎理論を理解していない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
【開講学期】「春学期週2時間、夏学期週2時間」
哲学とは何か、どういう学問かということを知識として身に付けると同時に、哲学を実践することにより、日々の生活の中に活かしていくことを目指す。
授業の進め方・方法:
様々な哲学説を体系的に講義する(主に西洋哲学)一方で、4回に分けてシンポジウム形式で討論会を行う。全期を通じて受講者全員が一度は必ず発表者となるが、発表者以外の受講者も全員が毎回必ず発言することが求められる。また、シンポジウムの後には全員がレポートを提出するよう求められる。
到達度試験50%、シンポジウムでの発表20%、シンポジウムでの発言10%、レポート20%として評価を行い、総合評価で60点以上を合格とする。
注意点:
日々の生活の中で、その奥にある「真」「善」「美」「聖」「財」など抽象的な事柄について自ら考え、それを積極的に発言し発表する姿勢が強く求められる。尚、自学自習の成果は宿題によって評価する。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
I.序論 1.哲学とは何か 1.1.種類 |
東洋思想と西洋哲学の流れを理解する
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2週 |
I.序論 1.哲学とは何か 1.2.定義 |
哲学の目的・対象・方法を理解する
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3週 |
I.序論 1.哲学とは何か 1.3.特徴 |
哲学と他の学問との違いから哲学独自の特徴を理解する
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4週 |
<シンポジウム1> |
哲学の有用性について、討論を通じて理解を深める
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5週 |
II.方法論 2.言語分析 2.1.人工言語 2.2自然言語(構文分析) |
自然言語の構文分析の方法を理解する
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6週 |
II.方法論 2.言語分析 2.3自然言語(意味分析) 2.4自然言語(文脈分析) |
自然言語の意味分析の方法を理解する
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7週 |
<シンポジウム2> |
確実な知識(真理)について、討論を通じて理解を深める
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8週 |
II.方法論 3.論理学 3.1.位置 3.2.種類 3.3.定義 |
論理学の哲学における位置と種類を理解する
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2ndQ |
9週 |
II.方法論 3.論理学 3.4. 方法 |
演繹論理学の公理的方法とモデル論的方法の概略を理解する
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10週 |
III.本論 A.理論哲学 4.存在論 4.1.位置 4.2.定義 |
存在論の哲学における位置付け、およびその目的を理解する
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11週 |
<シンポジウム3> |
Trolley problemへの検討を通して二重結果論を理解する
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12週 |
III.本論 A.理論哲学 4.存在論 4.3.歴史的展開 4.4.現在 4.5.立場 |
古代から現代に至る存在論の流れと現代の主要な見解を理解する
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13週 |
III.本論 A.理論哲学 5.知識論 5.1.位置 5.2.定義 5.3.歴史的展開 |
知識論の哲学における位置づけ、およびその目的と現代にいたる流れを理解する
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14週 |
<シンポジウム4> |
嘘つきのパラドックスへの検討を通じて、知識の限界への理解を深める
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15週 |
到達度試験 (答案返却とまとめ) |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | レポート | 討論参加 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 20 | 20 | 10 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 20 | 20 | 10 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |