機能創成材料(0981)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 機能創成材料(0981)
科目番号 0257 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 産業システム工学科環境都市・建築デザインコース 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 教員作成プリント
担当教員 野中 崇,新井 宏忠

到達目標

・機能性材料が、様々な産業で応用され、発展に関連していることを説明できる。
・電気電子材料のひとつである磁気材料について、電気回路、電磁気学の基礎を理解した上で、応用例であるワイヤレス電力伝送技術と磁気材料の機能との関連を説明できる。
・構造材料や機能性材料の両面で使用される金属材料について、製造方法や特性、使われ方など、説明できる。
・分子、イオン等の分離に用いられる機能性試薬や材料について、その性質や分離の原理等について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
機能性材料の基礎機能性材料が、様々な産業で応用され、発展に関連していることを複数の例を挙げて、説明できる。機能性材料が、様々な産業で応用され、発展に関連していることを一例を挙げて、説明できる。機能性材料が、様々な産業で応用され、発展に関連していることを説明できない。
ワイヤレス電力伝送技術と機能性材料電気電子材料のひとつである磁気材料について、電気回路、電磁気学の基礎を踏まえて、応用例であるワイヤレス電力伝送技術と磁気材料の機能との関連を説明できる。電気電子材料のひとつである磁気材料について、応用例であるワイヤレス電力伝送技術と磁気材料の機能との基本的な関連を説明できる。電気電子材料のひとつである磁気材料について、応用例であるワイヤレス電力伝送技術と磁気材料の機能との関連を説明できない。
構造・機能性材料としての金属材料構造材料や機能性材料の両面で使用される金属材料について、製造方法や特性、使われ方を説明できる。構造材料や機能性材料の両面で使用される金属材料について、製造方法や特性、使われ方の片方のみを説明できる。構造材料や機能性材料の両面で使用される金属材料について、製造方法や特性、使われ方など、説明できない。
分析技術における機能性試薬や材料分子、イオン等の分離に用いられる機能性試薬や材料について、その性質や分離の原理等について説明できる。分子、イオン等の分離に用いられる機能性試薬や材料について、その性質を説明できる。分子、イオン等の分離に用いられる機能性試薬や材料について、その性質や分離の原理等について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 DP4 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 DP5 説明 閉じる

教育方法等

概要:
【開講学期】春学期週2時間
近年の最先端工学技術や製品において、材料の機能がもつ付加価値によって、技術や製品の性能や品質に大きく影響し、目的に応じた材料の開発、選択が必要となっている。機能性材料は様々な産業の発展と密接に関連しており、鉄鋼業、化学、建設業、自動車産業、エネルギー産業、エレクトロニクス、医療やバイオテクノロジーなどあらゆる分野につながっている。この授業では、電気電子材料と金属材料について学習する。
授業の進め方・方法:
①電気電子材料のひとつである磁気材料の応用と応用例として、ワイヤレス電力伝送技術を取り上げる。電気回路、電磁気学の基礎を学びながら、ワイヤレス電力伝送技術と電気電子材料・磁気材料の機能との関連を学ぶ。
②「材料」の発展は最近特に著しく、化学、電気・電子工学、機械工学、土木工学等あらゆる分野に新素材を提供している。特に構造材料や機能性材料の両面で使用される金属材料について、製造方法や特性、使われ方など、概論を学ぶ。
③分析技術において、物質の分離は重要なテーマである。この講義では、分子、イオン等の分離に用いられる機能性試薬や材料について概説し、その性質や分離の原理等について学ぶ。

レポートや課題100%として評価を行い、総合評価は100点満点として、60点以上を合格とする。レポート等は採点後返却し、達成度を伝達する。
注意点:
所属する専門コースの分野とは異なる内容も多いことから、自学自習による復習を行うことが大切です。また、各テーマ、学習内容で、レポートや課題を行いますので、提出期限を厳守してください。
自学自習の成果はレポート課題によって評価します。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 機能性材料の基礎
ワイヤレス電力伝送技術の紹介
2週 ワイヤレス電力伝送技術に関連した
電気回路の基礎と電気電子材料
3週 ワイヤレス電力伝送技術に関連した
電磁気学の基礎と磁気材料
4週 ワイヤレス電力伝送技術と機能性材料
5週 構造材料や機能性材料としての金属材料
6週 構造材料や機能性材料としての金属材料
7週 分析技術における機能性試薬や材料
8週 分析技術における機能性試薬や材料
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

レポート・課題など合計
総合評価割合100100
基礎的能力00
専門的能力100100
分野横断的能力00