構造解析論

科目基礎情報

学校 福島工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 構造解析論
科目番号 0016 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 産業技術システム工学専攻(社会環境システム工学コース)(R4年度から) 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 プリント使用
担当教員 齊藤 充弘,山ノ内 正司,橘 一光

到達目標

①たわみ角法を用いて、不静定ばりや不静定ラーメン構造を解くことができる。
②骨組構造の最終耐荷力を計算することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業項目の内容を理解し、応用できる。各授業項目の内容を理解している。各授業項目の内容を理解していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本科で学習した変位法に基づき、定式化された解法としてのたわみ角法による不静定ばり・不静定ラーメン構造の解法を学習する。後半は構造物の振動論の基礎および骨組構造の終局荷重の計算法について学ぶ。
授業の進め方・方法:
期末試験を100分で実施する。
定期試験の成績を70%、課題等の平素の成績を30%として総合的に評価し、60点以上を合格とする。
この科目は学修単位科目のため,事前,事後の学習として,各項目ごとに課題を与え,レポートを実施する。
注意点:
第8週までの基礎となる科目は4年の構造解析学であるので、習得しておくことが望ましい。また毎回の事前学習として再学習を勧める。
自学自習の確認方法:各項目ごとに課題を与え、レポートを提出させる。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 応力法と変位法(1) 不静定次数、静定基本系、とう性、適合条件自由度、拘束構造、剛性、つりあい条件
2週 応力法と変位法(2) 課題Ⅰ
3週 たわみ角法による構造解析(1) たわみ角公式、節点方程式
4週 たわみ角法による構造解析(2) はり構造解析例、課題2
5週 たわみ角法による構造解析(3) ラーメン構造解析例1、課題3
6週 たわみ角法による構造解析(4) 支点沈下と温度変化の影響、課題4
7週 たわみ角法による構造解析(5) 角方程式、層方程式、ラーメン構造解析例2
8週 たわみ角法による構造解析(6) 課題5
2ndQ
9週 骨組構造の終局荷重(1) 塑性ヒンジ、全塑性モーメント、終局荷重
10週 骨組構造の終局荷重(2) 各種はりの終局荷重と塑性崩壊過程
11週 骨組構造の終局荷重(3) 課題6
12週 骨組構造の終局荷重(4) 課題7
13週 骨組構造の終局荷重(5) 仮想仕事の原理、上界定理
14週 骨組構造の終局荷重(6) 課題8
15週 構造解析論のまとめ 前期期末試験答案の確認、まとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力70300000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000