到達目標
1. 地球の姿や国家の領域について、地図やデータを用いてそれぞれの特徴を説明できる。
2. 世界地誌(各地の様子)について、地図やデータ用いてそれぞれの特徴を説明できる。
3. 環境問題や国際協力問題について、地図やデータを用いてそれぞれの特徴を説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 地球の姿や国家の領域に関する高度な専門用語を理解し、地図やデータを用いて特徴を明快に説明することができる。 | 地球の姿や国家の領域に関する基礎的な用語を理解し、地図やデータを用いて特徴を大まかに説明することができる。 | 居眠りや内職、携帯電話を見るなど授業に集中しない。または提出物を期日までに提出しない。 |
評価項目2 | 世界地誌に関する高度な専門用語を理解し、地図やデータを用いて特徴を明快に説明することができる。 | 世界地誌に関する基礎的な用語を理解し、地図やデータを用いて特徴を大まかに説明することができる。 | 居眠りや内職、携帯電話を見るなど授業に集中しない。または提出物を期日までに提出しない。 |
評価項目3 | 国際協力問題や環境問題に関する高度な専門用語を理解し、地図やデータを用いて特徴を明快に説明することができる。 | 国際協力問題や環境問題に関する基礎的な用語を理解し、地図やデータを用いて特徴を大まかに説明することができる。 | 居眠りや内職、携帯電話を見るなど授業に集中しない。または提出物を期日までに提出しない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
地理は人文・社会学的視点から人間・社会・文化について多面的に理解するための科目である。世界の姿や国家の領域、世界地誌や環境問題、国際協力問題について、地図やデータを用いてアプローチする。そして、世界の空間的な広がりを実感し、地理的な事象を地図やデータを用いて説明できるようになろう。
授業の進め方・方法:
今日、わが国を取り巻く地理的環境が大きく変化していることを実感できているだろうか。世界で活躍する技術者には地理的な知識が必要不可欠であり、本授業内容の完全理解と自学自習への積極的な取り組みが求められる。授業前日までに予習し、授業日に復習することが望ましい。ワークノート・問題集での予習復習や市販の問題集に自ら進んで取り組むこと。
注意点:
◎本授業では教科書等の忘れ物や授業中の居眠り,携帯電話の使用等について-5点/回の減点を行うので,十分に注意すること。
◎提出遅れは翌日午前10:40~午前10:39迄:-5点、以降-5点/日。未提出は学年成績-(10点/回)。ただし、欠席と特別欠席は登校日の午前10:40まで締切を延長するので、レポートに「欠席・特欠とその理由」を明記すること。記載がないものには救済措置をとらない。
◎写しと判断したレポート等の提出物は誰がオリジナルであろうともすべて0点とするので十分に注意すること。
※本授業で扱う内容は、すべて高専卒業生として当然の知識として期待されるコアであることを留意してほしい。
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス 1.地球の姿と地球儀 |
・地理での学習内容・学習方法を理解する。 ・地球の姿と経緯度、時差を理解できる。
|
2週 |
2.地図のいろいろ |
・世界地図の種類と特徴を理解できる。
|
3週 |
3.国家の領域 |
・国家と領域の定義、国家間の結びつきを理解できる。
|
4週 |
4.国家間連合組織の今 |
・APECなどの国家間連合の分布とその特徴を理解できる。
|
5週 |
5.世界の人種・民族 |
・世界の人種・民族分布とその特徴を理解できる。
|
6週 |
6.世界の宗教・民族問題 |
・世界の宗教分布と民族問題を理解できる。
|
7週 |
7.GISと地域分析 |
・GISとは何かを理解するとともに、GISを用いて地域分析を行うことができる。
|
8週 |
8.地域学(函館学)1(教科書外) |
・身近な地域である函館の特徴を理解できる
|
2ndQ |
9週 |
9.地域学(函館学)2(教科書外)
|
・グループ討議を通じて、函館の現状から将来を見据え、問題を提起することができる。
|
10週 |
10.わが国の製造業の現状と課題 |
・製造業が急速にグローバル化する現代に、わが国の製造業がどうすべきかを理解できる。
|
11週 |
11.ASEAN諸国の産業と国際化 |
・ASEAN諸国の産業の特徴と国際化の現状を理解できる。
|
12週 |
12.インドの経済発展と産業 |
・インドの産業の特徴と経済発展の現状を理解できる。
|
13週 |
13.ヨーロッパ諸国の産業と国際化 |
・ヨーロッパ諸国の産業の特徴と国際化の現状を理解できる。
|
14週 |
14.アメリカ合衆国の産業と国際化 |
・アメリカ合衆国の産業の特徴と国際化の現状を理解できる。
|
15週 |
定期試験 |
|
16週 |
試験答案返却・解答解説 |
・間違った箇所を理解できる。
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。 | 3 | |
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 | 3 | |
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。 | 3 | |
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。 | 3 | |
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。 | 3 | |
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。 | 3 | |
現代社会の考察 | 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 | 3 | |
工学基礎 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。 | 3 | |
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。 | 3 | |
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。 | 3 | |
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。 | 3 | |
評価割合
| 定期試験 | レポート | 成果品 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 60 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 35 | 55 | 0 | 0 | 0 | 90 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 5 | 5 | 0 | 0 | 0 | 10 |