1. a)種々の加工方法理解し,工作機械を用いた加工ができる。
b)形状,表面性状の測定方法を理解し,形状・表面粗さの測定ができる。
c)電流計,電圧計を扱うことができ,その電気回路を構成することができる。
d)マイコンプログラミングを理解し,無線通信プログラムを作成できる。
2. 加工,測定,電気回路,プログラミング,制御,通信の基礎技術を理解し,実施した実習内容を報告書としてまとめることができる。
3. 集団の中での役割や責任を理解し,自ら進んでものごとに取り組むことができる。
概要:
生産システム工学系技術者として必要な基礎知識を得るために,実習工場での加工・測定実習を4回,電気電子実習を4回,情報実習を4回,それぞれ実施する。それぞれの演習の概念や方法の意味を理解し,それらの知識を必要に応じて活用できることを目標とする。
授業の進め方・方法:
実習工場での加工・測定実習を4回,電気電子実習を4回,情報実習を4回,それぞれ実施する。
注意点:
各テーマにおいて,レポート60%,成果品・実技40%,で評価する。それぞれの実習テーマの評点割合は工場1/3,電気電子:1/3,情報:1/3とする。ただしレポートが1通でも提出されない場合,全レポートの評点をゼロとする。
・どのテーマにおいても,教員の指示に従って実験を行うこと。
・事前にテキスト等を確認し,その回で行う実習内容を把握しておくこと。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス |
・安全作業について説明できる。 ・実習内容について説明できる。
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2週 |
工場実習テーマについて各クラスを4班に分け、1週毎ローテーションで実施する。 1)旋盤切削加工(円筒,端面加工) |
・旋盤加工について説明できる。 ・マイクロメータ,ノギスで測定できる。
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3週 |
2)フライス加工(平面加工) |
・フライス加工について説明できる。 ・正面フライス,エンドミルなどの加工工具を説明できる。 ・表面粗さを説明でき,測定できる。
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4週 |
3)板金加工 |
・プレス作業について説明できる。 ・絞り加工,切断加工を説明できる。 ・レーザー加工について説明できる。
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5週 |
4)CAD/CAM/レーザー加工 |
・CADを用いて加工形状のデザインをできる。 ・CADデータの利用方法(データ変換)を説明できる。 ・CO2レーザー加工機を使用できる。
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6週 |
電気電子系テーマについて各クラスを4班に分け、ローテーションで実施する。 0)ガイダンス |
・実習内容について説明できる。 ・代表的な機材の基本的な使い方を説明できる。
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7週 |
1)直流回路 |
1)分流,分圧を測定しLEDを点灯させる回路を組むことができる。
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8週 |
2)交流回路 |
2)交流回路の電流および電圧を測定することができる。
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4thQ |
9週 |
3)オシロスコープの使い方 |
3)オシロスコープを用いて波形の観測をできる。
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10週 |
情報系テーマについて,順にクラス一斉実験を行う。 0)ガイダンス 1)マイコンプログラミングの基礎1 |
0)マイコンの概要を理解し、説明できる。 1)マイコン上で動作するプログラムの作成手順を理解し,簡単なプログラムを開発することができる。
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11週 |
2)マイコンプログラミングの基礎2 |
2)マイコンの機能を利用したプログラムを開発することができる。
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12週 |
3)マイコンプログラムの応用1 |
3)複雑なプログラムを開発する手順を理解し、マイコンプログラムの開発に適用することができる。
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13週 |
4)マイコンプログラムの応用2 |
4)通信を行うマイコンプログラムを作成できる。
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14週 |
補習・レポート指導 |
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15週 |
実習内容の確認,総評 |
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14 |
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14 |
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 製図 | CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。 | 3 | 後4,後5 |
工作 | 切削加工の原理、切削工具、工作機械の運動を説明できる。 | 2 | 後2 |
バイトの種類と各部の名称、旋盤の種類と構造を説明できる。 | 2 | 後2 |
フライスの種類と各部の名称、フライス盤の種類と構造を説明できる。 | 2 | 後3 |
ドリルの種類と各部の名称、ボール盤の種類と構造を説明できる。 | 2 | 後3 |
分野別の工学実験・実習能力 | 機械系分野【実験・実習能力】 | 機械系【実験実習】 | 実験・実習の目標と心構えを理解し、実践できる。 | 4 | 後1 |
災害防止と安全確保のためにすべきことを理解し、実践できる。 | 4 | 後1 |
レポートの作成の仕方を理解し、実践できる。 | 4 | 後1 |
ノギスの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。 | 4 | 後2 |
マイクロメータの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。 | 4 | 後2 |
やすりを用いて平面仕上げができる。 | 4 | 後3 |
ねじ立て工具を用いてねじを切ることができる。 | 4 | 後3 |
旋盤主要部の構造と機能を説明できる。 | 4 | 後2 |
旋盤の基本操作を習得し、外丸削り、端面削り、段付削り、ねじ切り、テ―パ削り、穴あけ、中ぐりなどの作業ができる。 | 4 | 後2 |
フライス盤主要部の構造と機能を説明できる。 | 4 | 後3 |
フライス盤の基本操作を習得し、平面削りや側面削りなどの作業ができる。 | 4 | 後3 |
ボール盤の基本操作を習得し、穴あけなどの作業ができる。 | 4 | 後3 |
電気・電子系分野【実験・実習能力】 | 電気・電子系【実験実習】 | 電圧・電流・電力などの電気諸量の測定が実践できる。 | 3 | 後7,後8 |
オシロスコープを用いて実際の波形観測が実施できる。 | 3 | 後9 |
電気・電子系の実験を安全に行うための基本知識を習得する。 | 3 | 後6 |
情報系分野【実験・実習能力】 | 情報系【実験・実習】 | 論理回路などハードウェアを制御するのに最低限必要な電気電子測定ができる。 | 4 | 後6,後7,後8,後9 |
要求仕様に従って標準的な手法によりプログラムを設計し、適切な実行結果を得ることができる。 | 2 | 後10,後11,後12,後13 |