マイクロコントローラ

科目基礎情報

学校 函館工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 マイクロコントローラ
科目番号 0384 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システム工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 テキスト配布/PICマイクロコントローラデータシート Microchip社
担当教員 圓山 由子

到達目標

1.マイクロコントローラとその周辺回路(インタフェース)の接続ができる
2.マイクロコントローラをプログラミングできる。
3.マイクロコントローラを使用してモータ等の制御ができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1独自のインタフェースが設計できる簡単なインタフェースの接続ができるインタフェースの設計ができない
評価項目2割り込み処理等、複雑なプログラムを作ることができる簡単なプログラムを作ることができるマイクロコントローラをプログラミングできない
評価項目3マイクロコントローラでモータのPWM制御や正転逆転等複雑なモータの制御ができるマイクロコントローラでモータのON/OFF等簡単なモータの制御ができるマイクロコントローラを使用してモータの制御ができない

学科の到達目標項目との関係

函館高専教育目標 B 説明 閉じる

教育方法等

概要:
組込み用途に使用されるマイクロコントローラについて、基礎的なアーキテクチャとプログラミングを学習する。マイクロコントローラとコンピュータの違いを理解した上で、マイクロコントローラを応用できることを目標とする。
授業の進め方・方法:
マイクロコントローラを使うためにはデータシートを理解しなければならない。事前にデータシートを熟読することを強く推奨する。マイクロコントローラを使うには広範な知識が必要であり、少なくとも電子回路、各種センサ、論理回路、プログラミング言語に関する知識が必須となる。

前提とする知識:電気回路、電子回路、制御工学、各種センサとその応用回路、プログラミング言語、コンピュータ工学、論理回路、各種測定器の使い方(テスタ、オシロスコープ、ロジックアナライザ)

関連する科目:
センシング演習基礎、電気回路、電子回路、論理回路、論理設計、ディジタル回路、制御工学、プログラミング、コンピュータアーキテクチャ、アルゴリズムとデータ構造、生産システム創造実験1,2
注意点:
評価方法はつぎのとおりとする。
総合評価=(中間試験+期末試験)×0.6+(課題等) ×0.4
JABEE教育到達目標評価:定期試験60%(B-3),課題40%(B-3)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
基本構成
科目の位置付、必要性、到達目標、留意点が理解できる
マイクロコントローラとコンピュータの違いが説明できる
2週 開発環境 マイクロコントローラ用プログラムを開発するために必要なものを説明できる
簡単なプログラムが記述できる
3週 開発環境 マイクロコントローラ用プログラムを開発するために必要なものを説明できる
簡単なプログラムが記述できる
4週 アーキテクチャ マイクロコントローラのアーキテクチャが説明できる
データシートを見て最大定格等が説明できる
ステート数、実行時間が計算できる
5週 アーキテクチャ マイクロコントローラのアーキテクチャが説明できる
データシートを見て最大定格等が説明できる
ステート数、実行時間が計算できる
6週 入出力 入出力ポートの設定ができる
タイミングチャートに従った信号を生成できる。
ADコンバータ、DAコンバータが説明できる
7週 入出力 入出力ポートの設定ができる
タイミングチャートに従った信号を生成できる。
ADコンバータ、DAコンバータが説明できる
8週 中間試験
2ndQ
9週 割り込み処理 割り込み処理について説明できる
各種割り込み制御が説明できる
10週 割り込み処理 割り込み処理について説明できる
各種割り込み制御が説明できる
11週 通信 機器間通信の方法が説明できる
12週 モータ制御 マイクロコントローラとパワーデバイスの接続が説明できる
PWMによるモータの速度制御ができる
Hブリッジを用いたモータの回転制御ができる
13週 モータ制御 マイクロコントローラとパワーデバイスの接続が説明できる
PWMによるモータの速度制御ができる
Hブリッジを用いたモータの回転制御ができる
14週 モータ制御 マイクロコントローラとパワーデバイスの接続が説明できる
PWMによるモータの速度制御ができる
Hブリッジを用いたモータの回転制御ができる
15週 期末試験
16週 答案返却・解答解説 答案返却・解答解説 ・間違った箇所を理解できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題合計
総合評価割合60000040100
基礎的能力5000004090
専門的能力100000010
分野横断的能力0000000