到達目標
1.一次エネルギーシステムの種類を説明できる。
2.電力システムを代表とする二次エネルギーシステムの構成および構成要素について説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 右記に加えて,一次エネルギーの供給特性を説明できる。 | 一次エネルギーシステムを分類できる。 | 一次エネルギーシステムを分類できない。 |
評価項目2 | 電力システム以外の二次エネルギーシステムの概要を説明できる。 | 電力システムの構成および構成要素を説明できる。 | 電力システムの構成および構成要素を説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本講義では,一次エネルギー,および二次エネルギーの供給システムの概要を学習する。ただし,電力システムについてはシステムの制御・運用・解析手法にまで踏み込んで学修する。当該分野の第2種電気主任技術者試験問題やエネルギー管理士試験問題(電気部門)を解くことができ,それらの知識を卒業研究等の実問題に活用できることを目指す。
授業の進め方・方法:
・一次エネルギーの供給システムならびに二次エネルギーの供給システムについて講義する。二次エネルギーシステムでは,電力システムの解析・運用・制御,ガス・石油・熱供給システムの概要,ならびに将来のエネルギーシステムに関して講義する。そのため,電気回路,電気エネルギー発生および電気エネルギー輸送に関する復習を十分にしておくこと。
・わが国のエネルギー政策,エネルギーシステム等に関する新聞報道やニュースに関心を持つことが重要である。
・演習問題を解くことによって,知識の定着を図る。必ず自分で理解して解くこと。
・電気主任技術者認定のための選択科目
注意点:
期末試験40%(B),課題40%(B),演習20%(B)
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス(1.0h) 1.送配電の復習とエネルギーの分類・利用(1.0h) |
・科目の位置づけ、必要性,学習の到達目標および留意点を理解できる。 ・各種のエネルギーを分類できる。
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2週 |
2.一次エネルギーの供給システム(2.0h) |
・石炭,石油の供給特性を説明できる。
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3週 |
一次エネルギーの供給システムのつづき(2.0h) |
・天然ガス,ウラン燃料の供給特性を説明できる。
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4週 |
3.二次エネルギーの供給システム ・電力システムの概要とモデル化(2.0h) |
・電力システムの構成要素について説明でき,それらをモデル化できる。
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5週 |
・電力潮流計算法(2.0h) |
・電力潮流方程式をたてることができる。
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6週 |
・直流法潮流計算の演習(2.0h) |
・直流法潮流計算を解くことができる
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7週 |
・直流法潮流計算の演習(2.0h) |
・直流法潮流計算を解くことができる。
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8週 |
・直流法潮流計算の演習(2.0) 課題の提出:直流法潮流計算 |
・潮流計算を解くことができ,レポートとして提出できる。
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4thQ |
9週 |
・電力システムの供給特性(制御)(2.0h) |
・電力システムの制御の概要を説明できる。
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10週 |
・電力システムの供給特性(経済運用)(2.0h) |
・電力システムの経済運用を説明できる。
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11週 |
・都市ガス供給システム(2.0h) |
・都市ガス供給システムの概要を説明できる。
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12週 |
・石油供給システム(2.0h) |
・石油供給システムの概要を説明できる。
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13週 |
・熱供給システム(2.0h) |
・熱供給システムの概要を説明できる。
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14週 |
5.社会活動とエネルギー,およびエネルギー供給システムの将来(2.0h) |
・社会活動とエネルギーについての概要と,新しいエネルギー供給システムの必要性,代表例について説明できる。
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
答案返却・解答解説(2.0h) |
・間違った箇所を理解できる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 演習 | 課題 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 20 | 40 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 40 | 20 | 40 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |