世界史

科目基礎情報

学校 函館工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 世界史
科目番号 0039 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 物質環境工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 新編 世界の歴史
担当教員 中村 和之

到達目標

1. 歴史上の人物について、地図や年表を用いてそれぞれの特徴を説明できる。
2. 諸国の文化について、地図や年表用いてそれぞれの特徴を説明できる。
3. 国際関係について、地図や年表を用いてそれぞれの特徴を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1世界史の重要な用語に関して、高度な専門用語を理解し、年表・地図を用いて特徴を明快に説明することができる。世界史の重要な用語を理解し、年表・地図を用いて特徴を大まかに説明することができる。居眠りや内職、携帯電話を見るなど授業に集中しないまたは提出物を期日までに提出しない
評価項目2文化圏の成り立ちに関して、高度な専門用語を理解し、年表・地図を用いて特徴を明快に説明することができる。文化圏の成り立ちに関して、基礎的な用語を理解し、年表・地図を用いて特徴を大まかに説明することができる。居眠りや内職、携帯電話を見るなど授業に集中しないまたは提出物を期日までに提出しない。
評価項目3国際関係や国際協力問題に関して、高度な専門用語を理解し、年表・地図を用いて特徴を明快に説明することができる。国際関係や国際協力問題の基礎的な用語を理解し、年表・地図を用いて特徴を大まかに説明することができる。居眠りや内職、携帯電話を見るなど授業に集中しないまたは提出物を期日までに提出しない。

学科の到達目標項目との関係

函館高専教育目標 D 説明 閉じる

教育方法等

概要:
世界史は人文・科学的視点から人間・社会・文化について多面的に理解するための科目である。歴史上の人物や諸国の文化、国際関係などについて、地図や年表を用いてアプローチする。そして、世界の空間的な広がりを実感し、歴史的な事象を地図や年表を用いて説明できるようになろう。
授業の進め方・方法:
今日、わが国を取り巻く状況が大きく変化していることを実感できているだろうか。世界で活躍する技術者には世界史の知識が必要不可欠であり、本授業内容の完全理解と自学自習への積極的な取り組みが求められる。授業前日までに予習し、授業日に復習することが望ましい。ワークノート・問題集での予習復習や市販の問題集に進んで取り組むこと。
注意点:
◎本授業では授業中の居眠り,携帯電話の使用等について3点/回の減点を行うので,十分に注意すること。
◎写しと判断したレポート等の提出物は誰がオリジナルであろうともすべて0点とするので十分に注意すること。
※本授業で扱う内容は、すべて高専卒業生として当然の知識として期待されるコアであることを留意してほしい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
長い20世紀と短い20世紀
・世界史での学習内容・学習方法を理解する。
20世紀の歴史を概観できる。
2週 日英同盟と日露戦争 日露戦争の世界史的意義について理解できる。
3週 バルカン問題 帝国主義諸国の利害の対立と調整の過程を理解できる。
4週 第一次世界大戦 史上初の総力戦の経過と結果を理解できる。
5週 ロシア革命とソヴィエト連邦の成立 社会主義の影響力が増大した理由を理解できる。
6週 ヴェルサイユ体制 第一次世界大戦後の民族自決と、ヴェルサイユ体制が内包する問題点について理解できる。
7週 民族運動の新展開 アジアの民族運動とその問題点について理解できる。
8週 世界恐慌とファシズムの台頭 世界的な経済の行き詰まりと、ファシズムの台頭の理由について理解できる。
2ndQ
9週 第二次世界大戦 第二次世界大戦が開始された経緯とその被害について理解できる。
10週 戦後処理と冷戦の展開 国際連合の成立の背景と冷戦の推移について理解できる。
11週 第3世界の台頭 植民地の独立と、第3世界の台頭の経緯について理解できる。
12週 米ソ超大国の動揺 キューバ危機やベトナム戦争など、米ソ対立が生み出した紛争について理解できる。
13週 平和共存と南北問題 米ソの平和共存と南北問題の激化、サミットの成立などについて理解できる。
14週 冷戦の終結と社会主義の解体 冷戦の終結と社会主義諸国の解体の経緯を理解できる。
15週 前期期末試験
16週 答案返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3

評価割合

試験レポート課題合計
総合評価割合253045000100
基礎的能力10154500070
専門的能力015000015
分野横断的能力150000015