農芸化学

科目基礎情報

学校 函館工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 農芸化学
科目番号 0110 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質環境工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 プリントを配布
担当教員 宇月原 貴光

到達目標

1. 農芸化学分野で見出された顕著な成果のいくつかについて、正しく理解・説明することができる。
2. 農芸化学分野の土台となる学問(土壌、微生物、植物生理、食品物性、生態系環境、遺伝子、等)について、基礎的な知識を有している。
3. 農芸化学を取り巻く古今の環境問題を知り、問題点について説明することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安(不可)
評価項目1農芸化学分野の代表的な成果を挙げ、現代生活と関連付けながら説明することができる。農芸化学分野の代表的な成果を挙げ、説明することができる。農芸化学の代表的な成果について知識がない。
評価項目2生命科学の基本的な知識を習得し、問題解決に応用することができる。生命科学の基本的な知識を習得している。生命科学の基本的な知識を習得できていない。

学科の到達目標項目との関係

函館高専教育目標 B 説明 閉じる

教育方法等

概要:
農芸化学分野の基礎的な分野を講義する。具体的には土壌や肥料に関する話や農薬に関する話、さらには発酵や醸造に関する講義を行う。また一部バイオテクノロジーの話題も含め工学と農学の橋かけとなるための微生物・生化学・土壌・食品加工に関する基礎知識を得ることを目標とする。
授業の進め方・方法:
授業の内容を理解できるようにしっかり復習してください。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 農芸化学とは 農芸化学とはどのような学問かを理解する
2週 土壌について 土壌の機能と役割について理解する
3週 環境と肥料について 環境と肥料について理解する
4週 環境について 耕地物質収支と環境影響の現れ方を理解する
5週 植物栄養 植物栄養に対する肥料の役割を説明できる
6週 植物生理 植物の生理機能と分子機構を理解する
7週 微生物 化学的分類法や微生物が有する機能について理解する
8週 中間試験
4thQ
9週 微生物遺伝子 微生物の遺伝子の構造とその機能特性について説明できる
10週 食品 食品の組織・物性変化や鮮度保持技術について理解する
11週 食品加工 食品加工と微生物の関係について理解する
12週 農薬化学 農薬と生態系環境の相関について説明できる
13週 栄養・生化学 健康と栄養素の関係や栄養生理機能について説明できる
14週 分子生物 遺伝子と発現について説明できる
15週 期末試験
16週 試験答案返却・解答解説 間違った問題の正答を求めることができる

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学化学・生物系分野基礎生物情報伝達物質とその受容体の働きを説明できる。4後12
生物工学抗生物質や生理活性物質の例を挙げ、微生物を用いたそれらの生産方法について説明できる。4後9

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力500000050
専門的能力500000050
分野横断的能力0000000