到達目標
1. 農芸化学分野で見出された顕著な成果のいくつかについて、正しく理解・説明することができる。
2. 農芸化学分野の土台となる学問(土壌、微生物、植物生理、食品物性、生態系環境、遺伝子、等)について、基礎的な知識を有している。
3. 農芸化学を取り巻く古今の環境問題を知り、問題点について説明することができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安(不可) |
評価項目1 | 農芸化学分野の代表的な成果を挙げ、現代生活と関連付けながら説明することができる。 | 農芸化学分野の代表的な成果を挙げ、説明することができる。 | 農芸化学の代表的な成果について知識がない。 |
評価項目2 | 生命科学の基本的な知識を習得し、問題解決に応用することができる。 | 生命科学の基本的な知識を習得している。 | 生命科学の基本的な知識を習得できていない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
農芸化学分野の基礎的な分野を講義する。具体的には土壌や肥料に関する話や農薬に関する話、さらには発酵や醸造に関する講義を行う。また一部バイオテクノロジーの話題も含め工学と農学の橋かけとなるための微生物・生化学・土壌・食品加工に関する基礎知識を得ることを目標とする。
授業の進め方・方法:
授業の内容を理解できるようにしっかり復習してください。
注意点:
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
農芸化学とは |
農芸化学とはどのような学問かを理解する
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2週 |
土壌について |
土壌の機能と役割について理解する
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3週 |
環境と肥料について |
環境と肥料について理解する
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4週 |
環境について |
耕地物質収支と環境影響の現れ方を理解する
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5週 |
植物栄養 |
植物栄養に対する肥料の役割を説明できる
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6週 |
植物生理 |
植物の生理機能と分子機構を理解する
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7週 |
微生物 |
化学的分類法や微生物が有する機能について理解する
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8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
微生物遺伝子 |
微生物の遺伝子の構造とその機能特性について説明できる
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10週 |
食品 |
食品の組織・物性変化や鮮度保持技術について理解する
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11週 |
食品加工 |
食品加工と微生物の関係について理解する
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12週 |
農薬化学 |
農薬と生態系環境の相関について説明できる
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13週 |
栄養・生化学 |
健康と栄養素の関係や栄養生理機能について説明できる
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14週 |
分子生物 |
遺伝子と発現について説明できる
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15週 |
期末試験 |
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16週 |
試験答案返却・解答解説 |
間違った問題の正答を求めることができる
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 基礎生物 | 情報伝達物質とその受容体の働きを説明できる。 | 4 | 後12 |
生物工学 | 抗生物質や生理活性物質の例を挙げ、微生物を用いたそれらの生産方法について説明できる。 | 4 | 後9 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |
専門的能力 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |