1. 地球環境保全に関する基本理念を説明できる。
2. 農業・工業といった地域環境に関わる環境問題や自然環境の保全を考慮した持続的発展の必要性や自然環境の悪化に関する要因と対策の考え方を学び説明できる。
3. 地球規模の環境問題とその関連事項についての現状と問題解決の考え方を学び説明できる。
概要:
我々の周囲で起きている様々な環境問題を理解するためには、地球という限られた生存環境の基礎知識を修得する必要がある。本講では技術者として必要な、具体的な地球環境と環境問題との係わりを認識することで,人類社会の持続的発展に必要な環境技術と社会的責任とを説明できるようになる。
授業の進め方・方法:
本講義では地球環境と環境問題に関わる専門用語や、理化学的な関連分野の知識を必要とする。そして、環境に関わる教養として必要な知識習得も目的のひとつである。
注意点:
・自学自習による成果を小テストやレポートにて評価する。
・授業中態度が悪い(居眠り,携帯電話の使用など)場合は減点とするので十分に注意すること。
JABEE教育到達目標評価:定期試験80%(B-3),小テスト10%(B-3),レポート10%(B-3)
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | ライフサイエンス/アースサイエンス | ライフサイエンス/アースサイエンス | 地球上の生物の多様性について説明できる。 | 2 | |
熱帯林の減少と生物多様性の喪失について説明できる。 | 3 | |
有害物質の生物濃縮について説明できる。 | 3 | |
地球温暖化の問題点、原因と対策について説明できる。 | 3 | |
工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。 | 3 | |
環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。 | 3 | |
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。 | 2 | |
過疎化、少子化など地方が抱える問題について認識し、地域社会に貢献するために科学技術が果たせる役割について説明できる。 | 2 | |
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。 | 1 | |
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。 | 1 | |
科学技術が社会に与えてきた影響をもとに、技術者の役割や責任を説明できる。 | 3 | |
科学者や技術者が、様々な困難を克服しながら技術の発展に寄与した姿を通し、技術者の使命・重要性について説明できる。 | 1 | |