到達目標
1. 医療福祉機器の歴史と現状を理解し,支援者対象者それぞれに合わせた支援内容を考えることができる.
2. 障害者に関わる法令(障害者基本法,障害者総合支援法,障害者雇用促進法,障害者差別解消法など)について理解し,法令順守に基づく対応を説明できる.
3. 医療福祉機器開発を目指した生体情報の計測方法と解析方法を理解し,説明できる.
4. 高齢者支援において現状(フレイル,認知症,介護など)を理解し,それらに対する支援方法を考えることができる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 医療福祉機器の歴史と現状を理解し,支援者対象者それぞれに合わせた支援内容を検討し,他者に提案することができる. | 医療福祉機器の歴史と現状を理解し,支援者対象者それぞれの現状を理解できる. | 左記に達していない |
評価項目2 | 障害者に関わる法令(障害者基本法,障害者総合支援法,障害者雇用促進法,障害者差別解消法など)について理解し,法令順守に基づく対応を説明できる. | 障害者に関わる法令(障害者基本法,障害者総合支援法,障害者雇用促進法,障害者差別解消法など)の種類や対象を説明できる. | 左記に達していない |
評価項目3 | 医療福祉機器開発を目指した生体情報の計測方法と解析方法を理解し,説明できる. | 医療福祉機器開発を目指した生体情報の計測を行うことができる. | 左記に達していない |
評価項目4 | 高齢者支援において現状(フレイル,認知症,介護など)を理解し,それらに対する支援方法を考え,提案することができる. | 高齢者支援において現状(フレイル,認知症,介護など)を理解し,説明することができる. | 左記に達していない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
アシスティブテクノロジー(支援技術)に基づく障害者や高齢者の支援を対象として人間社会の歴史と現状を学習し,共生社会に向けての現状,問題点,ニーズやその解決案の提案,支援機器などの開発,研究に必要な生体情報の計測,解析手法を学習する.
各専門工学の視点のみならず,医工連携としての医療福祉,介護支援に必要な対象の立場から見た考え方や提案方法を学習する.なお,講義だけでなく人を対象とした生体情報の計測や解析の実験を含む.
共生社会を目指した医療福祉,介護支援を主題としますので,特定学科の専門性は必要ではない.実験においても応用数学や統計,表計算ソフトの知識は必要ですが,特定の専門工学分野の知識は必要ない.
なお授業内容は公知の情報のみに限定されている.
授業の進め方・方法:
テーマに沿った講義もしくは実験を行い,レポートにまとめる.試験の代わりの課題であるから,当然ながら試験と同程度の項目の理解や知識,そして発想を必要とし,自学自習時間を必要とする.
注意点:
・令和3年度から担当も内容も変更になっています.しっかり内容を確認して履修してください.
・支援技術は所属学科・コースの専門によらないあらゆる技術が使い方次第で適用できる分野である.医療福祉,介護支援に興味があり,自分の学んだ技術や知識を活かして人間や社会に貢献したいという意欲のある学生に受講してもらいたい.
・課題:100%(D:100%)で評価されるため,課題の未提出や締切りを守らない場合の評価は非常に低くなることに注意せよ.
本科目は学修単位(1単位)の授業であるため、履修時間は授業時間15時間と授業時間以外の学修(予習・復習、課題・テスト等のための学修)を併せて45時間である。
自学自習の成果は課題によって評価する。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
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2週 |
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3週 |
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4週 |
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5週 |
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6週 |
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7週 |
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8週 |
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2ndQ |
9週 |
ガイダンス 医療福祉機器の歴史 |
医療福祉機器の歴史と現状を理解し,支援者対象者それぞれに合わせた支援内容を考えることができる.
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10週 |
関連法令と法令順守 |
障害者に関わる法令(障害者基本法,障害者総合支援法,障害者雇用促進法,障害者差別解消法など)について理解し,法令順守に基づく対応を説明できる.
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11週 |
生体情報計測(実験含む) |
医療福祉機器開発を目指した生体情報の計測方法と解析方法を理解し,説明できる.
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12週 |
生体情報計測(実験含む) |
医療福祉機器開発を目指した生体情報の計測方法と解析方法を理解し,説明できる.
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13週 |
生体情報計測(実験含む) |
医療福祉機器開発を目指した生体情報の計測方法と解析方法を理解し,説明できる.
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14週 |
生体情報計測(実験含む) |
医療福祉機器開発を目指した生体情報の計測方法と解析方法を理解し,説明できる.
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15週 |
高齢者支援(フレイル,認知症を含む) |
高齢者支援において現状(フレイル,認知症,介護など)を理解し,それらに対する支援方法を考えることができる.
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16週 |
高齢者支援(フレイル,認知症を含む) |
高齢者支援において現状(フレイル,認知症,介護など)を理解し,それらに対する支援方法を考えることができる.
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 課題 | 試験 | ポートフォリオ | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 100 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |