到達目標
1. 無菌操作を習得する
2. リサイクルの種類とそのリサイクル過程について化学的な見地から理解できる
3. CODの測定手法および環境基準との比較が行える
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 無菌操作、グラム染色、顕微鏡の操作方法を習得している | 指定された無菌操作が行える | 指定された無菌操作ができない |
評価項目2 | ケミカルリサイクルだけでなく他のリサイクル方法についても理解している | PETボトルを用いたケミカルリサイクルを理解できる | PETボトルを用いたケミカルリサイクルを理解できない |
評価項目3 | CODの測定手法および環境基準との比較が行える | 環境水のCOD測定及び計算が行える | 環境水のCOD測定及び計算ができない |
学科の到達目標項目との関係
函館高専教育目標 A
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函館高専教育目標 B
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函館高専教育目標 E
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教育方法等
概要:
環境問題を理解・解析するための分析技術・微生物培養技術などさまざまな知識・技術の習得を目標とする。さらに、得られた実験結果を論理的な内容のレポートにまとめられる。また、この授業ではグループごとの実験もあるので実験内容をよく理解し効率的かつ自主的に実験を進められることも目標としている。
授業の進め方・方法:
本環境系の実験は生物・分析化学・有機合成化学等の知識および実験テクニックが必要とされるので、今までの物質工学実験Ⅰ、Ⅱ、Ⅲやバイオ工学実験をよく復習しておくこと。
教育到達目標評価:レポート70%,実技試験10%, その他20%
その他はノート評価、課題提出を指す。
注意点:
実験が効率よく行えるようにあらかじめ予習により実験内容や実験結果の予測等を行っておくこと。
実験結果を実験ノートに記載し、実験中の詳細な実験の様子なども記入するように心がけること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
全体ガイダンス |
各テーマの目的・実験操作の注意点などを理解する
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2週 |
皮膚常在菌の測定 |
無菌操作を行う意味を理解する
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3週 |
無菌操作の実技試験(コア) |
無菌操作を習得する
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4週 |
車の排ガス分析 |
排ガス中に含まれる環境汚染物質を理解する
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5週 |
グループ実験に関する実験ガイダンス |
グループごとに行う実験内容の理解と効率的に実験を進めるためには何が重要であるかを理解できる。
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6週 |
グループ実験に関する実験ガイダンス |
グループごとに行う実験内容の理解と効率的に実験を進めるためには何が重要であるかを理解できる。
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7週 |
グループ実験に関する実験ガイダンス |
グループごとに行う実験内容の理解と効率的に実験を進めるためには何が重要であるかを理解できる。
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8週 |
PETボトルの分解とその分子量測定 |
リサイクルの種類とそのリサイクル過程について化学的な見地から理解できる
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4thQ |
9週 |
CODの測定と環境評価 |
CODの測定手法および環境基準との比較が行える
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10週 |
凝集剤による廃水処理 |
排水処理のひとつである凝集剤の特性を知る
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11週 |
凝集剤による廃水処理 |
排水処理のひとつである凝集剤の特性を知る
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12週 |
発酵乳中の乳酸菌の測定1(コア) |
無菌操作、グラム染色、顕微鏡の操作方法の習得
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13週 |
発酵乳中の乳酸菌の測定2(コア) |
無菌操作、グラム染色、顕微鏡の操作方法の習得
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14週 |
レポート提出及び実験器具の洗浄 |
レポートの内容の再確認。必要に応じて不十分な部分を理解し、追加・修正等を行う。
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15週 |
レポート返却・レポート添削 |
レポートの内容の再確認。必要に応じて不十分な部分を理解し、追加・修正等を行う。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 化学実験 | 化学実験 | 実験の基礎知識(安全防具の使用法、薬品、火気の取り扱い、整理整頓)を持っている。 | 4 | 後1 |
レポート作成の手順を理解し、レポートを作成できる。 | 4 | 後1 |
ガラス器具の取り扱いができる。 | 4 | 後1 |
基本的な実験器具に関して、目的に応じて選択し正しく使うことができる。 | 4 | 後1 |
工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。 | 4 | 後1 |
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 4 | 後1 |
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 4 | 後1 |
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。 | 4 | 後1 |
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。 | 4 | 後1 |
評価割合
| レポート | 発表 | 相互評価 | 態度 | 実技 | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 0 | 10 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 70 | 0 | 0 | 0 | 10 | 20 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |