社会人基礎力演習Ⅰ

科目基礎情報

学校 函館工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 社会人基礎力演習Ⅰ
科目番号 0069 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 社会基盤工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 必要に応じて適宜配布する。(1年次に使用したファイルは続けて使用する。)
担当教員 奥平 理,中村 和之,鳴海 雅哉

到達目標

1.社会人基礎力を理解することができる。
2.進路志望に必要な書類の書き方を理解することができる。
3.面接の基本スタイルを理解することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1社会人基礎力を理解し、それを体得しようする。社会人基礎力を理解することができる。社会人基礎力を理解することができない。
評価項目2進路志望に必要な書類の書き方を理解し、よりよいものを提出しようとできる。進路志望に必要な書類の書き方を理解することができる。進路志望に必要な書類の書き方を理解することができない。
評価項目3面接の基本スタイルを理解し、よりよい面接ができるように練習できる。面接の基本スタイルを理解することができる。面接の基本スタイルを理解することができない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
本講義は、各学年で設定される「コミュニケーション科目」の一つで、みなさんが函館高専の学生として健全に成長することを
目標としている。特に4年次では、これまでの内容を踏まえ、実際にインターンシップに参加するみなさんにとって実践的な事
項、例えば「履歴書」などの諸書類の作成、社会人としてのマナー、面接作法などの対応支援をしていく。加えて、卒業までに
「社会人基礎力」(職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力)を養成していく。
授業の進め方・方法:
グループ討議、発表、教員による講話
注意点:
評価について、英語や数学などの一般教養科目と異なり、「知識を得た」ことを評価の対象としない。ワークショップや発表における姿勢
やそのまとめとしてのレポート、および自己実現目標の設定とその自己評価でもって評価とする。前向きに取り組む姿勢であ
ればあるほど、それに報いたいと考える(評価:その他)。
すでに述べたとおり、本講義には積極的に参加してもらいたい。従って、授業中に本講義と関係の無い取り組みをしていた
り、不要の物を操作していたりした場合は、「意欲無し」と見なし、相応の減点措置となることを覚悟されたい。加えて、そのよう
な姿勢であれば、将来に向けて必ずや失点となるであろうことを指摘しておく。
※この科目の授業は第1クォーター(前期前半)に2時間連続で実施される。
JABEE教育到達目標評価:課題100%(D-3:50%、E-2:50%)※今年はA-2とE-1の内容は実施不可能。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、1年間の自己実現目標の再設定、4年次を迎えて意識するべきこと(専攻科生あるいは5年生による講話)※実施週の変更ありうる 本講義の概要を理解し、自己実現目標を再設定できる。上級生による講話を適切な姿勢で聞き、内容を十分理解し、自らの役に立てることができる。
2週 「履歴書」「自己アピール文」演習 「履歴書」「自己アピール文」作成の方法と工夫を理解できる。
3週 「志望動機」「敬語」演習
※電子メールの書き方含む
「志望動機書」作成の方法と工夫を理解できる。適切に敬語を使うことができる。
4週 「礼状」演習、インターシップに必要な書類の確認 適切に「礼状」を書くことができる。インターンシップのために必要な書類について理解している。
5週 「面接の在り方」ワークショップ①(「面接」とはどのようなものか、どのように対応するべきものなのかを検討する) 「面接」について理解し、実践しようとすることができる。
6週 「面接の在り方」ワークショップ②(模擬面接) 「面接」について理解し、実践しようとすることができる。
7週 「面接の在り方」ワークショップ③(模擬面接)※集団面接含む 「面接」について理解し、実践しようとすることができる。
8週 ※前期中間試験は実施しない。
年金に関する講演会(学生委員会主催)
※実施週の変更ありうる。または特別指導期間に実施する。
社会人として知っておくべき事項の一つである年金について理解することができる。
2ndQ
9週 今年度の自己評価と反省、ポートフォリオファイルチェック、アンケート 範囲の適切な理解ができる。
自ら設定した自己実現目標を見直し、適切に自己の生活に対応させることができる。
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3前2,前3,前4
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9
目標の実現に向けて計画ができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3前2,前3,前4,前5,前6,前7
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3前2,前3,前4,前5,前6,前7
法令やルールを遵守した行動をとれる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9
企業には社会的責任があることを認識している。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9

評価割合

試験課題発表態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合080100100100
基礎的能力0500010060
専門的能力0000000
分野横断的能力0301000040