加工技術応用

科目基礎情報

学校 函館工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 加工技術応用
科目番号 0008 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 機械工作入門(理工学社)田中 和明著, 機械工作入門(理工学社)小林 輝夫著,現場で役に立つプラスチック金型技術(工業調査会)青木正義著
担当教員 近藤 司

到達目標

製造業のおける生産様式および生産システムの基本的な考え方、およびモノづくりに関する必要技術、コンピュータ統合生産システムに関する基礎知識を修得する。(B-2)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1製造業のおける生産様式および生産システムの基本的な考え方の知識を有し、説明できる.製造業のおける生産様式および生産システムの基本的な考え方を理解している.製造業のおける生産様式および生産システムの基本的な考え方を理解していない.
評価項目2生産技術に関する必要技術、問題点、解決方法を理解してその知識を有し、説明できる.生産技術に関する必要技術、問題点、解決方法を理解している.生産技術に関する必要技術、問題点、解決方法を理解していない.
評価項目3コンピュータ統合生産システムに関する基礎を理解し、その知識を有し、説明できる.コンピュータ統合生産システムに関する基礎を理解している.コンピュータ統合生産システムに関する基礎を理解していない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達目標 B-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本科生産システム工学科Mコース2年および3年に行った機械工学法Ⅰ,Ⅱ,機械工作実習Ⅰ,Ⅱおよび最新の特殊加工技術の知識を基礎として、それらの技術がもの作りにどのように応用されているかを学習する。また、世の中のもの作りの大半を占めている金型技術との関連も学習する。
授業の進め方・方法:
教科書とパワーポイントと使った授業となり、必要に応じてプリントの配付、ビデオによる現状映像の放映するが、基本は板書をきちんと取ることが重要である。新しい加工技術が登場する背景には、必ず理由があり、従来の加工技術の問題点および関連を常に考えておく必要がある。
注意点:
評価は中試験40%(B-2:100%)、期末試験40%(B-2:100%)、課題20%(B-2:100%)。
授業中の携帯電話の使用,居眠りは減点とする.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス(2h) 授業の進め方,評価方法について理解する.
2週 消費者ニーズと生産システム 製造業を取り巻く環境、消費者ニーズの多様化と多品種少量生産の関係を理解する。
3週 生産形態の分類 生産方法と受注形態の関係を理解する。
4週 部品中心生産システム(POPS) 多品種少量型生産の手法として部品中心生産を理解する。またPOPSに基づく生産様式を理解する。
5週 生産加工システムの構成要素 コンピュータ支援型の生産システムの全体像を理解する。
6週 コンピュータ支援設計 CADにおける形状モデリング手法および製品設計の流れ理解する。
7週 コンピュータ支援工程設計 CAPPの基づく工程設計方法について理解する
8週 中試験
2ndQ
9週 答案返却と回答 試験問題を通じて,間違った箇所を理解する。
10週 コンピュータ支援製造① CAMにおける形状加工処理法を理解する。
11週 コンピュータ支援製造② 自動加工プログラミングにおける問題点、解決手法を理解する。
12週 コンピュータ支援製造③ 自動加工プログラミングにおける解決手法として2次元問題について理解する。
13週 コンピュータ支援製造④ 自動加工プログラミングにおける解決手法として3次元問題について理解し、単純問題を解くことが出来る。
14週 自動検査 CATにおける自動形状測定手法、手順を理解する。
15週 金型を用いた生産システム プレス、射出成形、ダイキャスト金型技術を理解する。
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題合計
総合評価割合50000050100
基礎的能力0000000
専門的能力50000050100
分野横断的能力0000000