到達目標
1.技術者としての社会に対する責任を理解し,コンプライアンスの重要性を説明できる。
2.実社会の問題に対して自分の意見を持ち,企業内情報管理と個人情報管理を実践できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 技術者としての社会に対する責任を理解し,コンプライアンスの重要性を説明できる。 | 技術者としての社会に対する責任とコンプライアンスの重要性を説明できる。 | 技術者としての社会に対する責任とコンプライアンスの重要性を説明できない。 |
評価項目2 | 実社会の企業内情報管理と個人情報管理について,他者と討論することができる。 | 実社会の企業内情報管理と個人情報管理について,自分の意見をまとめることができる。 | 実社会の企業内情報管理と個人情報管理について,自分の意見をまとめることができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
技術の社会および自然に及ぼす影響・効果に関する理解力や責任など,技術者として社会に対する責任を自覚する能力を涵養し,倫理観を育む(D-2)。技術者倫理,汚染者負担の原則,拡大生産者責任,製造物責任,知的財産,情報倫理,設計者責任,注意義務,技術者資格,説明責任,内部告発,技術者倫理綱領,リスク分析,法工学,SDGsなど,コンプライアンスについて包括的に知識と思考力を身につける(D-2)。
授業の進め方・方法:
本科目は,テレビ会議方式の双方向遠隔講義として実施する。(長岡技術科学大学遠隔授業,長岡技術科学大学教授 市坪 誠先生担当)
注意点:
「全専攻」学習・教育到達目標の評価:
第1部グループ討議中間評価(D-2)50%,第2部グループ討議最終評価(D-2)50%
なお,討議毎の評価は,知識(小テスト)30%,スキル(発表による思考力評価)を20%。
必要とされる予備知識:国語総合Ⅰ(本科),国語総合Ⅱ(本科),倫理と社会(本科)
関連する科目: 現代社会(本科),倫理と社会(本科),社会人基礎力演習Ⅰ/Ⅱ(本科)
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
1.基礎 (1) オリエンテーション |
学習の意義,進め方,評価方法の周知
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2週 |
(2-1) 技術者倫理・SDGsの基礎 |
技術者としての社会的責任やSDGsを説明できる
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3週 |
(2-2) 技術者倫理の基礎 |
技術者として社会に対する責任を説明できる
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4週 |
(3-1) コンプライアンスの基礎 |
企業の社会的要請,CSRを理解し,説明できる
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5週 |
(3-2) コンプライアンスの基礎 |
企業の社会的要請,CSRを理解し,説明できる
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6週 |
2.情報管理とコンプライアンス (1-1) 企業内情報の管理 |
企業内情報管理を理解し,説明できる (グループ討議:GDあり)
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7週 |
(1-2) 企業内情報の管理 |
企業内情報管理を理解し,説明できる (グループ討議:GDあり)
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8週 |
(2-1) 個人情報の管理 |
個人情報管理を理解し,説明できる(GDあり)
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2ndQ |
9週 |
(2-2) 個人情報の管理 |
個人情報管理を理解し,説明できる(GDあり)
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10週 |
中間試験 |
(レポート方式)
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11週 |
中間レポート返却・解説 |
中間レポートを通じて知識と思考力を身につける
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12週 |
3.ケーススタディー1 (1) 違反事例の事後対応 |
違反事例のコンプライアンス上の課題を説明でき,その事後対応ができる(GDあり)
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13週 |
(2) 情報管理体制の構築 |
情報管理のコンプライアンス上の課題を説明でき,その対応・構築ができる(GDあり)
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14週 |
4.ケーススタディー2 (1) 企業倫理,CSR |
企業倫理の課題を説明でき,CSR上の対応ができる(GDあり)
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15週 |
(2) 経営者,従業員の責任 |
経営者,従業員の責任を説明でき,その対応ができる(GDあり)
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16週 |
期末試験 |
(レポート方式)
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 第1部グループ討議中間評価 | 第2部グループ討議最終評価 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 50 | 100 |
分野横断的能力 | 50 | 50 | 100 |