到達目標
環境問題を物質工学の立場からとらえて、環境汚染物質(毒物)の定義や人間に与える影響について学ぶ。また、我々が日常生活していく中でどのような経路で体内に入ってくるかを「水」「食物」「大気」などの観点から学んでいく。このことを通じて環境問題に対する意識の向上と基礎的な知識を得ることを目的とする(B-2)。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | ADIとTDIの違いを急性毒性と慢性毒性の違いをもとに説明できる | 急性毒性と慢性毒性の違いが説明できる | 急性毒性と慢性毒性の違いが説明できない |
評価項目2 | 水の汚染原因及び食品添加物の種類と毒性について安全性とリンクして説明できる | 水や食品の安全性について説明できる | 水や食品の安全性について説明できない |
評価項目3 | 農薬の種類による毒性の発現メカニズムを説明できる | 農薬の種類と毒性について説明できる | 農薬の種類と毒性について説明できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
環境問題を人類共通の課題としてとらえ、物質工学の立場より地球の環境資源管理および再利用システムなど環境問題に対する基礎的な知識を通じて環境問題に対する意識の向上と基礎的な知識を得ることを目的とする
授業の進め方・方法:
試験には特に授業中に口頭で説明した事項に関して問う記述式で行うので教科書のみならず、授業中の説明内容に関しても十分理解すること。
注意点:
予習・復習を必ず行い、授業で習った事柄や内容に関して自分の言葉で説明できるようにすること。
「物質環境工学専攻」学習・教育到達目標の評価:中間試験(B-2)(40%)、期末テスト(B-2)(40%)、レポート(B-2)(20%)
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス |
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2週 |
1章 環境科学の基礎 (1)毒の定義について |
法律と化学における毒の定義の違いを説明できる
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3週 |
(2)急性毒性と慢性毒性の違い |
急性毒性と慢性毒性の違を詳細に説明できる
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4週 |
(3)ADIとTDIの違い |
地下水の汚染状況と汚ADIとTDIの違いと意味を明確に説明できる
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5週 |
2章 水と生活 (1)地下水の汚染について |
染物質について詳細に説明できる
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6週 |
(2)浄水場のしくみ |
浄水場の仕組みと河川水の保護の重要性を説明できる
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7週 |
(3)生活排水について |
生活排水の定義と浄化対策について説明できる
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8週 |
中間試験 |
中間試験
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4thQ |
9週 |
3章 食の安全 (1)食品添加物について |
食品添加物の役割・種類を説明できる合物の種類と毒性について説明できる
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10週 |
(2)食品添加物の毒性 |
人工着色料・保存料などに使用されている化合物の種類と抗菌性及び毒性について説明できる
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11週 |
(3)穀物・肉類・魚介類に残留している農 薬について(ポストハーベスト農薬) |
農薬の役割とその残留性及びポストハーベスト農薬について説明できる
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12週 |
4章 農薬と環境 (1)有機りん系農薬 |
機りん系農薬の毒性発現メカニズムを説明できる
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13週 |
(2)有機塩素系農薬(コア) |
塩素系農薬の毒性発現メカニズムを説明できる。また生物濃縮による影響についても説明でしる。
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14週 |
(3)カルバメート系農薬 |
カルバメート系農薬の特徴とメカニズムを説明できる
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15週 |
(4)農薬による大気汚染 |
農薬における大気汚染の現状について説明できる
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16週 |
期末試験 |
期末試験
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |